百花繚乱・上高地(1500m)から槍ヶ岳(3180m) 2003.8.3〜5 標高差1680m 

1日目   上高地〜明神〜徳沢〜横尾〜槍沢テント場(360分)    テント泊
2日目   槍沢〜槍ヶ岳(260分)〜大喰岳〜中岳〜南岳(180分) 南岳小屋泊
3日目   南岳〜氷河公園〜槍沢〜横尾〜徳沢〜明神〜上高地(480分)  
総歩行時間約21時間  《Ver1》 《Ver2》

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朝・河童橋から望む梓川その向こうには穂高連峰
朝・河童橋から望む梓川と穂高連峰
上高地ビジターセンター 河童橋と穂高連峰 朝日に輝く焼岳

恒例の夏山登山が槍ヶ岳から南岳への縦走に決まる.例年なら7月下旬に出掛けるのだが今年の梅雨明けが
平年より遅く、8月上旬に変更する。その所為でメンバーが減り、結局fun・ken・oh・k2の4名で出発。前夜
午後8時30分過ぎに神戸を出発。阪高・中国道から名神道・東海北陸道清見IC経由高山・平湯温泉へ
翌日朝一番のバス(4:55発)に乗り上高地に向う。5時30分頃上高地に到着。早速朝食がてら出発準備。

小梨平のキャンプ場 明神分岐 明神館の向こうに明神岳

本日の予定は槍沢のテント場迄。時間に余裕があるので上高地を散策しながら槍沢に向う。早朝の
河童橋には既に大勢の観光客と登山者。お天気も良く、焼岳は勿論岳沢から穂高連峰も朝日に
輝いている。小梨平を抜け通称上高地街道を横尾方面に、早速ヤマトリカブト、ヒメシャジン等の
高山植物のお出迎え^0^)1時間程で明神に到着。折角なので明神池にも立ち寄る。水面に明神岳が

架け替え工事中の明神橋 明神池に映る明神岳 徳沢キャンプ場

映え鴨の親子が泳いでいる。この先も相変わらず樹林の中の殆ど水平の道を行く。正面に徳沢
ロッヂが見えると左に曲がる、緑の草原が徳沢キャンプ場。一息入れて更に奥の横尾を目指す。
道脇にはセンジュガンピ・ウツボグサ・カニコウモリ、オオウバユリ・ヤマホタルブクロ、ヤマハハコ等
沢山の花が咲いている。やがて樹間から横尾沢が見え左に前穂高岳・右奥に屏風岩が見えると

氷壁の門で有名な徳沢園 涸沢と槍沢の分岐・横尾 槍見河原からは槍の穂先が

横尾に到着する。此処は穂高岳方面と槍ヶ岳方面への分岐路。数多くの登山者が行き交う。丁度時間も
良いので此処で昼食とする。食事後今日の宿泊地、槍沢キャンプ場に向けもう一頑張り、少し歩けば
槍見河原からは遥か先に槍の穂先が見える。一の股・二の股と木橋を渡り緩やかに登ればまだ新しい

二の股 槍沢ロッヂ ババ平のテント場

槍沢ロッヂに到着。此処でテント設営の申し込みをする。槍沢ロッヂから最後の登りを頑張れば
ババ平のテント場。既に先客のテントが10張程、早速空きスペースにテントを張り荷物を解いて
槍沢ロッヂで買ったビールで乾杯!!^0^)昨夜、午後8時には眠ってしまい流石に夜中に目が覚め

振り返れば常念岳から蝶槍・蝶ヶ岳・右奥には薄らと富士山と甲斐駒ヶ岳も(部分的にアップ)
河童橋から槍沢テント場迄に咲いていた花

メタカラコウ
キク科
エンレイソウ(実)
ユリ科
オオバギボウシ
ユリ科
センジュガンピ
ナデシコ科
調査中
コウゾリナ
キク科

ウド
ウコギ科

タカネグンナイフウロ

フウロソウ科

ミソガワソウ
キキョウ科
ヤマホタルブクロ
キキョウ科
ジャコウソウ
シソ科

カニコウモリ
キク科

ソバナ
キキョウ科
ニッコウキスゲ
ユリ科
キツリフネ
ツリフネソウ科

クルマユリ
ユリ科

ノハラアザミ
キク科

キバナノヤマオダマキ

キンポウゲ科

マルバダケブキ

キク科
サンカヨウ(実)
メギ科

クガイソウ
ゴマノハグサ科
ヤマトリカブト
キンポウゲ科
ツマトリソウ
サクラソウ科

オオウバユリ
ユリ科

ウツボグサ
シソ科

タケシマラン
ユリ科
2日目   槍沢〜槍ヶ岳(260分)〜大喰岳〜中岳〜南岳(180分) 南岳小屋泊
朝・お花畑から見る槍ヶ岳・キラリ光るは槍ヶ岳山荘
大曲りを過ぎると次第に道は険しく グリーンバンドから見る朝焼け 左・氷河公園(天狗池)右・槍ヶ岳

ふと外を見ると満天の星。南の空には大接近中の火星.真上を天の川が綺麗に流れている。暫し
見惚れていたが明日は早立ちもう一度眠り直し朝4時少し前に起き出す.今日は槍ヶ岳から南岳まで
3000mの稜線漫歩!!支度を済ませ4時半過ぎに出発。テント場から大曲り迄は緩やかな道だが
雪渓を歩く頃から次第に険しくなりグリーンバンドを歩く頃.稜線がモルゲンロートに染まり始める。

坊主岩分岐 槍ヶ岳山荘はもう目の前 天に聳える槍ヶ岳

此の先ひたすらガラガラした岩屑の道を登るが、至る所に色んな高山植物が咲いていて
楽しみながら登れる。やがて氷河公園(天狗原)への分岐を過ぎ、右手に槍の穂先が見え出す。
坊主岩の分岐を越える頃右上には東鎌尾根を歩く登山者が見える.後一登りで槍ヶ岳山荘に!!
見上げると槍ヶ岳には多くの登山者が取り付いている^0^)暫し休憩後、山頂に向かう.幸い少し

この鉄梯子を登れば槍ヶ岳山頂 待ったお陰で登山者が少なくなり
スイスイと登れる。梯子や鎖を使い
グングン高度を上げる。
登るに従い周りの景色が足元に.気分爽快
最後の長い鉄梯子を登れば、其処は
3180mの槍ヶ岳山頂。日本で5番の高さ。
山頂は以外と狭いが登山者は
総勢10名程。360度の大展望を楽しみ
山座同定を試みる
無事山頂に

南に此れから向かう大喰岳から中岳南岳、更にその向こうに大きく穂高連峰が立ちはだかっている西には
少し雲が掛かっているが笠ヶ岳から双六岳・鷲羽岳.水晶岳.その奥には黒部五郎岳・薬師岳と雲の平が
北には立山・剣岳が遠く白馬岳・鹿島槍も望める東には白っぽい山頂の燕岳から大天井岳・西岳の
表銀座が特徴的な三角錐の常念岳・なだらかな山容の蝶ヶ岳と手に取るように見える。遥か先には
薄らと富士山・甲斐駒北岳・塩見岳・荒川岳等の南アルプスも確認出来る。

クリックするとわいどびゅう(パノラマ写真)
槍ヶ岳(3180m)山頂から360度わいどびゅう
クリックするとわいどびゅう(パノラマ写真)
槍ヶ岳山頂から穂高連峰180度わいどびゅう
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槍ヶ岳山頂から雲の平方面180度わいどびゅう
クリックするとわいどびゅう(パノラマ写真)
槍ヶ岳山頂から表銀座180度わいどびゅう

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