1日目 上高地〜明神〜徳沢〜横尾〜槍沢テント場(360分) テント泊
2日目 槍沢〜槍ヶ岳(260分)〜大喰岳〜中岳〜南岳(180分) 南岳小屋泊
3日目 南岳〜氷河公園〜槍沢〜横尾〜徳沢〜明神〜上高地(480分)
総歩行時間約21時間 《Ver1》 《Ver2》
朝・河童橋から望む梓川と穂高連峰 |
恒例の夏山登山が槍ヶ岳から南岳への縦走に決まる.例年なら7月下旬に出掛けるのだが今年の梅雨明けが 平年より遅く、8月上旬に変更する。その所為でメンバーが減り、結局fun・ken・oh・k2の4名で出発。前夜 午後8時30分過ぎに神戸を出発。阪高・中国道から名神道・東海北陸道清見IC経由高山・平湯温泉へ 翌日朝一番のバス(4:55発)に乗り上高地に向う。5時30分頃上高地に到着。早速朝食がてら出発準備。 |
本日の予定は槍沢のテント場迄。時間に余裕があるので上高地を散策しながら槍沢に向う。早朝の 河童橋には既に大勢の観光客と登山者。お天気も良く、焼岳は勿論岳沢から穂高連峰も朝日に 輝いている。小梨平を抜け通称上高地街道を横尾方面に、早速ヤマトリカブト、ヒメシャジン等の 高山植物のお出迎え^0^)1時間程で明神に到着。折角なので明神池にも立ち寄る。水面に明神岳が |
映え鴨の親子が泳いでいる。この先も相変わらず樹林の中の殆ど水平の道を行く。正面に徳沢 ロッヂが見えると左に曲がる、緑の草原が徳沢キャンプ場。一息入れて更に奥の横尾を目指す。 道脇にはセンジュガンピ・ウツボグサ・カニコウモリ、オオウバユリ・ヤマホタルブクロ、ヤマハハコ等 沢山の花が咲いている。やがて樹間から横尾沢が見え左に前穂高岳・右奥に屏風岩が見えると |
横尾に到着する。此処は穂高岳方面と槍ヶ岳方面への分岐路。数多くの登山者が行き交う。丁度時間も 良いので此処で昼食とする。食事後今日の宿泊地、槍沢キャンプ場に向けもう一頑張り、少し歩けば 槍見河原からは遥か先に槍の穂先が見える。一の股・二の股と木橋を渡り緩やかに登ればまだ新しい |
槍沢ロッヂに到着。此処でテント設営の申し込みをする。槍沢ロッヂから最後の登りを頑張れば ババ平のテント場。既に先客のテントが10張程、早速空きスペースにテントを張り荷物を解いて 槍沢ロッヂで買ったビールで乾杯!!^0^)昨夜、午後8時には眠ってしまい流石に夜中に目が覚め |
振り返れば常念岳から蝶槍・蝶ヶ岳・右奥には薄らと富士山と甲斐駒ヶ岳も(部分的にアップ) |
朝・お花畑から見る槍ヶ岳・キラリ光るは槍ヶ岳山荘 |
ふと外を見ると満天の星。南の空には大接近中の火星.真上を天の川が綺麗に流れている。暫し 見惚れていたが明日は早立ちもう一度眠り直し朝4時少し前に起き出す.今日は槍ヶ岳から南岳まで 3000mの稜線漫歩!!支度を済ませ4時半過ぎに出発。テント場から大曲り迄は緩やかな道だが 雪渓を歩く頃から次第に険しくなりグリーンバンドを歩く頃.稜線がモルゲンロートに染まり始める。 |
此の先ひたすらガラガラした岩屑の道を登るが、至る所に色んな高山植物が咲いていて 楽しみながら登れる。やがて氷河公園(天狗原)への分岐を過ぎ、右手に槍の穂先が見え出す。 坊主岩の分岐を越える頃右上には東鎌尾根を歩く登山者が見える.後一登りで槍ヶ岳山荘に!! 見上げると槍ヶ岳には多くの登山者が取り付いている^0^)暫し休憩後、山頂に向かう.幸い少し |
待ったお陰で登山者が少なくなり スイスイと登れる。梯子や鎖を使い グングン高度を上げる。 登るに従い周りの景色が足元に.気分爽快 最後の長い鉄梯子を登れば、其処は 3180mの槍ヶ岳山頂。日本で5番の高さ。 山頂は以外と狭いが登山者は 総勢10名程。360度の大展望を楽しみ 山座同定を試みる |
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南に此れから向かう大喰岳から中岳南岳、更にその向こうに大きく穂高連峰が立ちはだかっている西には 少し雲が掛かっているが笠ヶ岳から双六岳・鷲羽岳.水晶岳.その奥には黒部五郎岳・薬師岳と雲の平が 北には立山・剣岳が遠く白馬岳・鹿島槍も望める東には白っぽい山頂の燕岳から大天井岳・西岳の 表銀座が特徴的な三角錐の常念岳・なだらかな山容の蝶ヶ岳と手に取るように見える。遥か先には 薄らと富士山・甲斐駒北岳・塩見岳・荒川岳等の南アルプスも確認出来る。 |
槍ヶ岳(3180m)山頂から360度わいどびゅう |
槍ヶ岳山頂から穂高連峰180度わいどびゅう |
槍ヶ岳山頂から雲の平方面180度わいどびゅう |
槍ヶ岳山頂から表銀座180度わいどびゅう |