三度目で!?:霊峰・御嶽山〈御岳〉(3067m) |
山行日 | 2004.8.25 | |
山域 | 御嶽山塊 | |
コース | 田ノ原王滝口登山道〜王滝頂上〜剣が峰 剣が峰〜二ノ池〜三ノ池〜田ノ原王滝口登山道 |
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標高差 | 約870m |
台風17号は西へ去り、次の台風16号が本土接近する僅かの合間に、天気予報では束の間の晴れマーク^0^) 8月始めに伊吹に登って以来随分何処にも登っていない何処に登ろうかと思案?そう言えば仲間内で話題に なった御嶽山が気になった。以前に2回登ったが何れも天候に恵まれず、山頂からの眺望は無し。前回は 9合目以上が雷雨。足下からの雷鳴にビクビクしながらの登山だった^^)今回で3度目となるが、果たして |
3度目の正直と成るか?自宅を夜9時頃出発し、高速を乗継ぎ中央道中津川へ,中津川ICから国道 19号線(俗称木曽高速?)で木曽福島を目指す。噂通りの19号線^^)大型貨物が凄いスピードで 往き来する。木曽福島の手前、元橋を左折し三岳村の道の駅『三岳』で仮眠する。翌朝6時頃ぎに 目覚め三岳村から王滝村へ、村内から御岳スカイラインを走り御岳スキー場を縫うように登ると王滝口 |
登山道入口田ノ原に到着する。此処田ノ原は既に標高約2200m.大きな駐車場には既に多数の車が 止まっている。登山口には御嶽神社の鳥居。鳥居を潜り直ぐ右には王滝頂上遙拝所。登山の安全を 祈願して登り始める。暫くは緩やかな砂利道を登るが、大江権現を過ぎると岩混じりの本格的な 登山道に変わり、傾斜もきつくなる。登山道脇には終わりかけたノアザミや赤い小さな実を付けた |
コケモモ、ヤマハハコ等が咲いている。右手が崩壊しているあかっぱげを通り金剛童子像を過ぎると 八合目に到着する。振り返ると田ノ原が小さく見える。更に上には富士見石。振り返るが遠くの 富士山は勿論、手前の中央アルプスにもガスが掛り見えない。九合目迄来ると、王滝山頂小屋も 依り大きく見えるが更に傾斜が増しペースが落ちる。此処で休憩がてら遅い朝食を摂る。時折吹く |
中央アルプスの先、中央には富士山が見える |
強い風で思ったより寒さを感じ、流石にこの時期盛夏と違い秋の気配を感じる。東に目を遣ると僅かに ガスが切れ始め、中央アルプスの奥に南アルプス、良く見ると微かだが富士山も見えている^0^) 3度目の挑戦にして初めて見るパノラマに疲れも吹っ飛ぶ!!急いで写真を撮り、山頂に向け歩き出す。 一口水で一息入れ直し、最後の急登に取りかかる。やがて王滝頂上に辿り着く。山頂にある御嶽神社 奥社に参拝しお社の左手から御嶽山最高峰剣が峰に向け八丁だるみと呼ばれる鞍部に出ると |
強い硫黄の臭いがたち込める。左手を見ると所々に白く噴煙が立ち昇っている。改めて活火山だと 再確認^0^)八丁だるみは荒涼たる姿で草木一本も見当たらず其れ迄の雰囲気と一変する。ゴロゴロした 火山礫の道をユックリ登る。時折り吹く強風が、夏の終わりと秋の始まりを感じさせる。御嶽教の奇妙?な モニュメントの右手は二ノ池方面への近道山頂への最後の坂を登ると、御嶽頂上小屋、小屋の裏手に 回ると剣が峰御嶽神社への最後の石段が待ち構えているしかしこの階段が疲れた足に結構堪える^0^) |
御岳山九合目より中央・南アルプスを望む(クリックするとわいどびゅう) |
田ノ原から登り始めて3時間弱、やっと剣が峰に到着した。山頂には先客は4組10人程。山頂からの 眺望は北の乗鞍岳から北アルプス方面は雲が湧き時折望めるだけだ^0^)東の中央アルプス・南アルプス 方面も雲が湧き上がり始め見えなくなってくる。山頂では群馬から来られた4人グループの可愛い女性達と 暫し山談義。昨日雨の中を登られたそうだ^^)二ノ池山荘に泊まられ、今朝のご来光が素晴しかったと聞く。 この後当方は二ノ池・三ノ池方面へ、彼女達は下山と分かれる。二ノ池は日本最高所の高山湖、綺麗な エメラルドグリーンだ!多くのケルンが建つサイノ河原を抜け、避難小屋を過ぎると足下にはコバルトブルーに 光る三ノ池。此処でトラバース道を通り下山する。偶然にも田ノ原で彼女達と再会した。この後は お楽しみの温泉『王滝温泉:うしげの湯』でした。 |
御岳スキー場上部より中央アルプスを望む(クリックするとわいどびゅう) |
ヤマハハコ(キク科) | コケモモの実(ツツジ科) |
イワギキョウ(キキョウ科) | 元気でキュートな彼女達 |
エメラルドグリーンの二ノ池 | コバルトブルーの三ノ池 |