鳳凰三山:地蔵岳から望む白峰三山(右から北岳:間ノ岳:農鳥岳) |
夏恒例、職場の山仲間と出掛けます。当初の計画では7月30日夜から、北ア:雲ノ平を予定して いたのですが天気が思わしくなく、1日遅れで南アルプスの北岳に行先を変更しました。中央道伊那ICを 降り高遠方面へ。高遠の町を抜け、長谷村戸台の仙流荘へ向います。戸台に着いたのが5時半頃、 どうやら今日の1番乗り^^)バスの発車時刻迄1時間余りです。各自支度を済ませ、定刻の6時30分発 北沢峠行に乗り込みました。バスは赤い戸台大橋を渡り、南アルプス林道の急斜面をグングン登ります。 |
遠くに中央アルプスを望み、更に高度を上げると、左手に鋸岳・甲斐駒ヶ岳、右手に仙丈ヶ岳が 望めます。やがて終点の北沢峠に到着。此処から北岳登山口である、広河原へ向うバスに乗り 換えます。北沢峠は北に甲斐駒ヶ岳、南に仙丈ヶ岳と日本百名山が揃う登山基地、既に多くの 登山者で賑わっています。広河原に向う登山者も多く2台目のバスに乗り込みました。市営バスで 走る事、30分程で目的地の広河原に到着です。支度を済ませ歩き出したのが8時少し過ぎた頃。 |
少し戻るように進み、アルペンプラザの前を過ぎゲートの前を通り野呂川に架かる吊り橋を渡ります。 遙か前方にガスが掛かり始めた北岳の勇姿が望め登高意欲が湧きます。吊り橋を渡ると右手に 広河原山荘、此処から登山開始。大樺沢の流れに沿って続く登山道を登ります。岩屑の道を暫く登ると 白根御池への道との分岐、此処は二俣に向け直進します。砂防ダムを越え、所々沢の様に水が流れる |
登山道を緩やかに登ります。登山道脇にはキツリフネ.ホタルブクロ.ソバナ.ヤマトリカブト、ハクサン フウロ.カワラナデシコ等々数え切れない程沢山の花々が咲き乱れ、中でもセンジュガンピの白い 花が特に目立ちます。右から流れる沢を2度程渡ると、正面右には大規模な崩壊地が現れました。 此処で右岸に渡り崩壊地を高巻き、木橋を渡り直して左岸に戻ります。久し振りの大荷物?で 予想以上に息が上がっています^^)空を見上げると何時の間にか濃いガスに覆われ、行く手の |
大樺沢上部が全く姿を消しています。まだまだ続くゴロタ石の道を登ると大樺沢の上部に残る 雪渓が大きく見えて来ます。此処まで来ると後僅かで、右俣と左俣の合流点、二俣に到着です。 辺りは相変わらずの空模様で休憩中には雨も降り出して来ます。予定では右俣を登り、肩ノ小屋の テント場迄行く筈でしたがメンバーと相談の上、今日は白根御池小屋のテント場へと向かう事に。 |
そうと決まれば雨が本降りになる前にテントを張ろうと、急いで白根御池へ向かう為右俣から直ぐの分岐を右に 曲がります。濃いガスの中樹林の中をトラバース気味に進むと、やがて賑やかな声が聞こえて来ました。 見ると大勢の学生がテント場で其々寛いでいます。此方も早速小屋にテント使用の許可を貰い、設営に 掛かりました。幸い雨もそれ程酷く降らずに何とか設営し、少し遅い昼食を摂る。予定変更した為、時間が 早く夕食迄其々がノンビリと時間を過ごし、一瞬現れた景色に喜び、明朝の早立ちに備えました。 2日目へ |
ホタルブクロ(キキョウ科) | ソバナ(キキョウ科) | |
センジュガンピ(ナデシコ科) | キツリフネ(ツリフネソウ科) | |
ミヤマハナシノブ(ハナシノブ科) | ヤマトリカブト(キンポウゲ科) | |
ウバユリ(ユリ科) | バイケイソウ(ユリ科)とミソガワソウ(シソ科) | |
カワラナデシコ(ナデシコ科) | マルバダケブキ(キク科) | |
シモツケソウ(バラ科) | ハクサンフウロ(フウロソウ科) |