秋色に染まり始めた南岳(3032m)〜槍ヶ岳(3180m):<T>

山行日 2005.9.25-26
山域 北アルプス(飛騨山脈)南部:長野県松本市:岐阜県高山市
コース 1日目:新穂高(110分)白出沢出合(70分)滝谷出合(60分)
          槍平(230分)南岳新道コース:南岳小屋

2日目:南岳小屋(10分)南岳(70分)中岳(40分)大喰岳(50分)
          槍ヶ岳(10分)飛騨乗越(120分)槍平(90分)新穂高
標高差 約2130m
総歩行時間 1日目:約9.0h 2日目:約10.0h.(休憩も含む)
 
蝶ヶ岳から望む槍穂連峰
蝶ヶ岳から望む槍穂連峰
  
満車に近い駐車場 右俣林道に向かう 林道ゲート

夏山登山から既に2ヶ月が経ち、そろそろ紅葉の便りが聞えて来る季節になりました^^)槍ヶ岳の山頂に
是非とも立ちたい!!と、山仲間に誘われ2年振りの槍ヶ岳に向かいました。東海北陸道清見ICを降り
高山方面へ,高山の街を抜け、平湯温泉から新穂高の無料駐車場へ向います。此処の無料駐車場も
何れは有料化を検討しているようです。駐車場に着いたのが4時半頃、朝7時出発の予定で暫し
車中で仮眠。6時少し過ぎ目覚め、お湯を沸かし朝食を摂ります。朝食中に予報を聞くと昼過ぎ迄

穂高平小屋 白出沢分岐 白出沢出合

曇り空の予報。今日の予定は取合えず槍平迄、その後はその時考える事にして7時頃出発です。
バスターミナルにある新穂高登山指導センターで登山届けを提出し新穂高ロープウェイ乗り場を過ぎ
蒲田川左岸の右俣林道へ歩き出します。暫くは舗装された工事用林道を緩やかに登り、車止め
ゲートを過ぎ右手に登山道近道と標識があり林の中に入って行く。昨夜来の雨の所為でしょうか?
濡れた石がとても滑り易い。徐々に高度を上げると、やがて穂高平避難小屋が見えて来ました。

漸く登山道らしくなった チビ谷出合 滝谷出合

避難小屋とありますが、シーズン中には売店も営業中です。小屋横は牧場になっていて牛達が
ノンビリと草を噛んでいます。更に林道は続きますが右手に小屋が見えて来ると、穂高岳への
分岐である白出小屋。少し先で林道は終わり白出沢出合に到着です。歩き出しから此処迄ほぼ
コースタイム通り2時間程で到着です。風渡る白出沢で暫し休憩。此の辺りで多くの下山者と

藤木レリーフ 視界が開けると ガスの中槍平小屋へ

擦れ違う様になりそれぞれ満足気な様子^^)白出沢を渡ると本格的な登山道に変わり、脇にはオヤマボクチ
ホタルブクロ、ダイモンジソウ等が咲き、栃の実やゴゼンタチバナ、オオカメノキの赤い実がたわわに実って
います。ブドウ谷、チビ谷と足取りを進め、やがて井上靖の山岳小説、『氷壁』で有名な滝谷に出合います。
晴れていれば雄滝の上部に滝谷ドームが望める筈ですがガスに覆われ、全く姿を消しています。

槍平小屋から南岳へ 南沢を渡る 木橋が幾つも架かる登山道

谷を渡れば滝谷を初登攀した藤木九三氏のレリーフが岩に埋込まれています。登山道は
次第に傾斜を増しますが、やがて明るく開けて来ると槍平の一角です。木橋を渡ると右手に
槍平小屋が見えて来ました。丁度出発から4時間少し過ぎたでしょうか、此処で待望の
昼食タイムとします。当初の予定では此処でお天気回復待ちかと思っていましたが下山者
から、稜線は良い天気だと聞かされメンバーと相談の上、稜線へと向かう事にしました。

手書きの看板 辺りは秋色に まだまだ続く階段

そうと決まればテントやシュラフをデポして荷を軽くし南岳新道を登ります。槍平小屋から右手に進み
樹林の中を少し登ると、南沢に出合います。ガレた沢を登り、右手の林の中に続く急な道は
木の階段やアルミ・鉄梯子が架けられ、只ただひたすら登り詰めます。足元の手書きの看板には
"左ルート近道です"ただしかなりの急坂"と書かれていますが、迷わず左へ^^)まだまだ続く急な道も

救急箱が 南岳西尾根のコル 此処は標高2700m

辺りの木々が色付き始め、深まる秋を感じ少しは気分も紛れます。彼是2時間も登ったでしょうか?
山腹を縫う様に続いていた道も尾根道に変わり小さなピークを越えると、登山道脇に救急箱が
置かれています。如何やら槍平小屋の好意で設置されているようです、有難い事ですが世話に
成らない様にしたいですね。如何やら此処らが南岳西尾根のコル、行く手はと見ると覆い被さる
様に道が続いています^^)残る力を振り絞り^^)登り切ると景色は一変し、今迄見えなかった稜線や

木道を歩き 梯子を下って南沢カールへ 南沢カールをジグザグに

南沢のカールが眼前に広がります。看板には標高2700m、南岳小屋迄後1時間"下りの方へ
此れから無茶苦茶急な下りの始まりです"と書かれています^^)と、言う事は此処から少しは楽に
なるのでしょうか?暫くは岩稜の稜線を歩き、ハイマツ保護の木道を渡り、梯子を下って南沢
カールへと進んで行きます。やがて大岩に書かれた標示に従いカールの斜面をジグザグに詰めて
行きます。上空を見上げると、時折青空も覗いて来ました。カールの上部は岩稜帯で右へと

岩稜帯に架かる丸木橋 漸く覗いた滝谷ドームと穂高岳 もう直ぐ南岳小屋

トラバースすると丸木橋が架かり、慎重に渡り少し登ると今迄見えなかった滝谷ドームや穂高岳が
姿を現し辛く長かった此処迄の登りの疲れも一気に吹き飛びました^^)この後はなだらかな南岳への
斜面をユックリ踏み締める様にユルユル登り詰めると、赤い屋根が青空に映える今夜の宿
南岳小屋に到着です。早速改装なった小屋に入り、宿泊手続きを済ませ約半年振りにお会いした

支配人Sさんにご挨拶.
にこやかな笑顔で迎えて頂いた。早速荷を解き
外のテラスで祝杯!!頑張りを称えあいました^0^)

2日目へどうぞ
改装なった南岳小屋
南岳直下から望む穂高連峰
南岳直下から望む穂高連峰
蒲田川右俣から南岳の花達

オヤマボクチ
ホタルブクロ
オヤマボクチ(キク科) ホタルブクロ(キキョウ科)
ダイモンジソウ
オオカメノキ(実)
ダイモンジソウ(ユキノシタ科) オオカメノキの実(スイカズラ科)
センジュガンピ
ゴゼンタチバナ(実)
センジュガンピ(ナデシコ科) ゴゼンタチバナの実(ミズキ科)

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