裏剱の展望台!! 扇沢から爺ヶ岳(2670m) part1 |
山行日 | 2006.8.5-6 | |
山域 | 北アルプス.後立山連峰:長野県 | |
コース | 5日:扇沢登山口〜柏原新道〜(70分)ケルン(170分)種池山荘テント場 6日:テント場(40分)爺ヶ岳南峰(20分)爺ヶ岳中央峰(180分)扇沢登山口 |
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標高差 | 約1300m |
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総歩行時間 | 5日:約4.5h(休憩も含む) 6日:約6.0h(休憩も含む) |
立山から望む左:鹿島槍ヶ岳.右:爺ヶ岳 |
漸く夏山シーズンも本番を向え、今夏初のアルプスは"裏剱の展望台"と言われる爺ヶ岳に出掛けます。 前夜神戸を発ち深夜に登山口の扇沢に到着。初日は種池テント場迄の行程なのでユックリ休息です。 翌朝も8時頃に朝食を摂り9時頃スタートとノンビリです^0^)辺りの駐車場も既に満杯!?上手くスペースが |
在ったなと感心^o^)先ずは扇沢橋を渡り登山口で記念撮影。此処からモミジ坂と呼ばれる急登を ユックリしたペースで登ります。既に登る人は少ないのですが下山する方が多く何度も待避です。 石段状や木の階段、時にはアルミの階段、木の根道と中々の急登です。時折右手の樹間からは |
大町方面の街並が見えます。辺りはクロベ、コメツガ、オオシラビソ等の針葉樹ハンノキ、ダケカンバ ナナカマド等の落葉樹が茂り足元にはツマトリソウ、コイワカガミ、ゴゼンタチバナ等が咲いています。 特にゴゼンタチバナは麓から山頂近く迄見る事が出来ます。やがてケルンが建つ地点辺りからは |
尾根から外れ扇沢側を巻くように登り、ガレ場からは稜線上に赤屋根の種池山荘が望めます。更に 石畳の呼び名通りの石畳を登ると、暫くは緩やかな水平道となり食い込む荷物の重さで少々バテ 気味の体には助かります^o^)石ベンチを過ぎルンゼに残る小さな雪渓ではチョロチョロと流れ出る |
雪解け水に思わず一口口に含む、流石に雪解けの水と在ってその冷たさに眼が覚めました。 この先、崩壊地を素早く、かつ慎重に過ぎ扇沢最上部に残る雪渓付近からは南に日本三大雪渓で 名高い針ノ木雪渓、その左にはコマクサ咲く蓮華岳、右には歴史的に有名な針ノ木峠を持つ |
針ノ木岳が望め、足下を見れば赤い屋根の扇沢ロッジが小さく見え随分高度を上げた事を実感 します。大きな雪渓を越えると山荘への最後の急登が待ち構えています。石畳の道をジグザグに 登ると辺り一体はキバナノコマノツメ、チングルマ、ハクサンフウロウ、シナノキンバイ等が咲き乱れる |
お花畑。沢山の登山者で賑わう山荘前を抜け、名前の由来と成った種池の横を抜けると今宵の宿 種池テント場に到着です。此処まで実に4時間程とユックリの到着です。昼食の後はお花畑への 散策や爺ヶ岳中腹迄登り見事な展望を楽しんだり、立山剱に沈む夕陽を眺め明日に備えます。 PART2へ |
剱岳に沈む落日 |
種池山荘裏から:180度わいどびゅう |
爺ヶ岳で出逢った花達(クリックすると花アルバム) | ||
ゴゼンタチバナ(ミズキ科) | キバナノコマノツメ(スミレ科) | ツマトリソウ(サクラソウ科) |