飛越新道から北ノ俣岳(2661m)VerT |
遅れている梅雨明けも24日に明け宣言!!しかし肝心のアルプスは未だに梅雨に入ったまま!? 恒例の夏山登山も参院選がずれ込み日程が二転三転^^)結局一日短縮して出掛ける事に!! 当初の予定では折立から雲ノ平だったが一泊では無理^^)ならば雲ノ平が間近に見える薬師か 黒部五郎に行こうと計画。車でのアプローチに通行時間の制限が有る折立より飛越側の方が |
良いと判断、黒部五郎岳に決定します。前夜神戸を発ち名神:東海北陸道と乗継ぎ清見ICへ 更に高山から国道41号線を北上、神岡を目指します。メンバーの新車には未だカーナビが無く 何処で如何間違ったのか富山県境迄来てしまった^^)慌てて引き返し道の駅"宙ドーム・神岡" 近くのコンビニで朝食を調達し飛越トンネルに向かいます。結局登山口に着いたのが6時頃^^) |
まあ、今日は北ノ俣避難小屋迄なのでユックリ出発としましょう。でも、何やかやしている内に 既に8時半も回ってしまい急いで歩き出します。先ずは登山届けのボックスに行程を記入し 左からトンネル上を巻いて遠見尾根への急登から始まりました。笹の茂る道を登り駐車場を 眼下に眺めながら高度を上げると、直ぐに遠見尾根出合に到着。此処から一旦下り登り返し |
暫くは緩やかに続く登山道。それも鉄塔巡視路と交差先からは傾斜が増します。やがて枯木に 有峰湖展望台の標識。残念ながら覗き込んでも一面のガス^^)更に急登すると"くま洞峠"に到着。 くま洞峠から道は左に大きく曲がります。此処から快適な登山道と相当泥濘んだ湿地帯の道の 繰り返し。湿地には巨大な葉に茂ったミズバショウ^^)林床にはゴゼンタチバナやギンリョウソウ |
更に急登すると仙人坂?道脇にニッコウキスゲがチラホラ。太いヒメコマツに"仙人三兄弟ノ松 (三男)"と書かれた看板。その先に神岡新道分岐点。此処からは神岡新道を歩きます。一服後 緩やかな登山道を進むと、"北ノ俣水の平"と呼ばれる草原や湿地が何度も現れる。草原には ニッコウキスゲが今を盛りと咲き、ワタスゲの白い果穂が風に揺れ、湿地にはミズバショウの葉 |
コバイケイソウの咲き残り、時折垣間見える樹間からは北ノ俣岳が見える。お花見平、鏡平と 過ぎると小さな池塘には鏡池との標識。此処が鏡池平だ。此処まで来れば寺地山は近い^^) 寺地山山頂はオオシラビソに囲まれ眺望は無いが、少し進むと正面に北ノ俣岳がドッシリ構え その左に薬師岳、右には目的の黒部五郎岳が見える。此処で少し遅めの昼食、ユックリと 景色を楽しみながら、長めに休憩しましょう^^)さあ、そろそろ午後2時を過ぎてしまいました^^) |
寺地山から北ノ俣岳を望む(クリックするとわいどびゅう) |
何と1時間以上も和んでしまったようです^^)後一頑張りで今宵の宿"北ノ俣避難小屋"。先客が居ない 事を祈りましょう^^)でも、その前には一度鞍部迄下り、再び登り返さないと辿り着けません。それでも 曇り勝ちだった空もドンドン青色に深みを帯び、見事な晴天が広がって来ました。やがて樹林が切れ 見事な草原が現れると避難小屋への分岐、右手に伸びる木道を少し下ると、赤く可愛い三角屋根の |
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避難小屋が見えて来ました。小屋前には冷たい水が滔々と流れ一口飲めば疲れも取れますネ^^) 小屋で荷物を解き少し辺りを散策しましょう。山頂へ続く木道を登れば小さな池塘が点在し足元に コバイケイソウ、イワイチョウ、シロバナタテヤマリンドウ、チングルマ等が咲いています。振り返れば 笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山、更に遠く白山が朱く夕陽に照らされ見事なシルエット^^)さあ、明日の為に 早目に夕食を済ませ眠る事にしましょう^^)明日の好天を期待してオ・ヤ・ス・ミ・ナ・サ〜〜イ^^) 翌日の北ノ俣岳へ |
北ノ俣平の夕景(クリックするとわいどびゅう) |
寺地山:北ノ俣平で出逢った花達 | |
ゴゼンタチバナ | ニッコウキスゲ |
タテヤマリンドウ | ワタスゲ(果穂) |
ミヤマリンドウ | チングルマ(果穂) |