雲上の楽園:雲の平と秘湯の高天原《T》 |
今年の梅雨は早々と明け、夏山シーズン到来です^^)夏山第一弾として、昨年出掛けた室堂 から五色ヶ原、越中沢岳、薬師岳への縦走続きで、今回は折立から"雲上の楽園"と称される 雲の平、そして秘湯:高天原へと向います。そう、雲の平へは此処何年も計画倒れなのです^^) |
今年は昨年の轍を踏まず^^)早々と高速バスを予約。前日に大阪梅田から富山に向かいます。 深夜便で向かい、早朝に折立から登るには疲れてしまうので、前夜、ビジネスホテルに一泊し 翌朝、5時44分富山発の富山地鉄急行で有峰口へ。有峰口で折立行きバスに乗り込みます。 |
バスは二十数名の登山者を乗せて、細く曲りくねった有峰林道を折立に向かいます。定刻の 7時30分に折立に到着。ゾロゾロと続く登山者と共に登山口へ向かいます。此処、折立には トイレに休憩所、自販機、水場等が有ります。水場はこの先太郎平迄無いので汲みましょう。 |
水が増えたザックは軽く15kgを超え、やけに肩に食込みます^^)支度を整え歩き出したのが8時 登り始めて直ぐ左手には十三重の塔。此れは昭和38年冬、薬師岳で起った愛知大生の大量 遭難の供養塔。手を合わせてから太郎坂と呼ばれる急坂を登ります。展望の無い樹林帯の中 |
時には段差の大きな登山道。やがて大きな栂の木の広場。一休みするには最適^^)足下には 朽ち掛けた標識。標識には三角点まで後60分?何度か傾斜が緩む道脇には、大きく茂った ミズバショウの葉^^)やがて樹林が切れるとP1871mの三角点。ベンチも有り、視界が良ければ |
左手に、裾野を広げた薬師岳が見えますが、今日は少し雲が多い。此処からは一気に傾斜も 緩み樹林と草原が交互に現れる。右手に積雪量測定ポールが建つ場所では、足下に有峰湖 辺りの草原にはイワイチョウやニッコウキスゲ等が咲いている。この先整備された登山道が続き |
漸く歩くペースも上がって来ました^^)五光岩ベンチを過ぎると木道が現れ、太郎平へと畝る様に 続く道が手に取る様に見えて来ました。此処まで来ればもうゴールは目の前^^)ノンビリと花を探し ながらユックリと登りましょう。久し振りの重い荷物も、今日の曇天が返って幸い^^)それ程大汗を |
掻かずに済みそう。やがて太郎小屋への最後の木道を登り切ると、広々とした太郎兵衛平。 既に沢山の登山者が夫々思い々に寛いでいます。此方も重い荷物を下ろし、早速ビールで 乾杯^^)周りに聳える名立たる名峰は、山頂部をガスが纏って姿を隠しています。もう、1時間 |
以上も和んでしまいましたが、今宵の宿は此処から、50mばかり下った薬師峠キャンプ場。 再び重い荷物を背負って木道を北へ歩き出します。小さなピークからは木道も切れ、ザレた 登山道を下ると薬師峠キャンプ場。テント設営後、受付を済ませ辺りを散策しましょう。イワ イチョウ、ヨツバシオガマ、エゾシオガマコイワカガミ、チングルマの花穂が揺れていました。 |
左:薬師岳、正面:雲の平、右:黒部五郎岳方面:太郎兵衛平から |
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