雲上の楽園:雲の平と秘湯の高天原《W》

山行日 2008.7.25〜28
山域 北アルプス:富山県:大山町
コース 7月25日:折立(100分)三角点(60分)五光岩ベンチ(70分)太郎平(20分)薬師峠テント場
7月26日:薬師峠テント場(20分)太郎平(70分)左俣出合(50分)薬師沢小屋(110分)木道末端
      木道末端(20分)アラスカ庭園(60分)雲の平山荘(90分)高天原峠(70分)高天原山荘

7月27日:高天原山荘〜水晶池往復(90分)〜(60分)高天原峠〜大東新道(200分)〜薬師沢小屋
      薬師沢小屋(50分)左俣出合(100分)太郎平(20分)薬師峠テント場
7月28日:薬師峠テント場(20分)太郎平小屋(40分)五光岩ベンチ(50分)三角点(80分)折立
              花を捜し撮影しながらです。時間は参考程度に!!
累積標高差 1日目:+970m-50m 2日目:+690m-960m 3日目:+1000m-790m 4日目:+50m-970m
総歩行時間 1日目:約5.0h(含む休憩) 2日目:約9.0h(含む休憩) 3日目:約7.0h(含む休憩) 4日目:約4.0h
   
美味しそうな朝食
高天原山荘を後にして
夜明けの高天原湿原

夜が明け先ずお天気が気に成るので静かに小屋を抜け出し外に出て見ます。上空には薄雲が
掛かっていますが結構良さそう^^)既に出発したパーティも何組か。此方の朝食は5時からです。
朝食は玉子焼きにハムサラダ、海苔に味噌汁、自家製の漬物と朝から豪華です^^)朝食を済ませ

岩苔小谷へは左
グングン高度を上げて
水晶池分岐

5時半に小屋を出ます。空は久し振りの青空ですが、時々遠くで雷鳴が聞こえて来ます。天気が
持てば、再び雲の平に立寄りたいのですが小屋で聞いた予報によると、午後から雷雨の可能性
雷鳴轟く中での稜線歩きはゴメンダ!!^^)取り敢えず水晶池に写る逆さ水晶を見たくて岩苔乗越へ

干上がった水晶池
水晶池に写る逆さ水晶岳
岩苔小谷出合

向いましょう。その後はその時に考えましょう。岩苔乗越への分岐を左へ、オオシラビソの森の中を
最初は緩やかに続く登山道も、時には急斜面に成りながら徐々に高度を上げます。遠くで聞こえ
ていた雷鳴も頻繁に聞こえ、何となく近付いて来る様だ。分岐から40分少々も歩けば水晶池への

峠に向けて
高天原峠
見上げる薬師岳

分岐。僅かに5分も下れば水晶池だが、何と殆ど干上がっているでは^^)僅かに残る水面には
辛うじて逆さ水晶岳。再び分岐に戻りますが因り一層雷鳴が轟く。こうなれば一刻も早く太郎
兵衛平へと戻る為、最短コースの大東新道へ向かいましょう。先程迄の岩苔乗越分岐に戻り

オオシラビソの森を
時には激下り
E沢出合

高天原峠へと向かいます。辿り着いた高天原峠で小休止。大東新道へは此処を真っ直ぐ進む。
大東新道は明治の頃、今で言う処のレアメタル、モリブデン採掘の為の鉱山道。その時の宿舎跡
に高天原山荘は建てられたそう。登山道は雲の平の中腹を縫う様に続いている。最初こそ緩やか

D沢出合
雪渓残るC沢
C沢を見上げる

ですが、やがて黒部川に向けて一気に高度を下げるとE沢。この後D沢、C沢と尾根:沢:尾根と
小刻みにup:downする。各沢への登下高は急で滑り易いので要注意だ!!雪渓残るC沢は一旦
雪渓末端へと下り雪渓上を歩いて登り返します。最初の難関を突破すればB沢へと向かいます。

雪渓を
B沢を望む
B沢の案内標識

B沢は此れ迄の沢に比べ広く水流も豊富です。標識や赤ペンキマークに従い下流に向えば足下に
何やら黒く小さな生き物!?良く見ればクロサンショウウオ?写真に収めて更に下ると、黒部川本流に
出合いました。本流の水量は思った程多くなく、此れから向う最大の難関?^^)B沢〜A沢間の徒渉や

黒部川本流
B沢への標識
いよいよ核心部へ

岩棚の高巻きも大丈夫そうだ。先ずは行く手を遮る様な大岩を鉄梯子でクリア。次は赤茶けた岩棚を
通過。更に梯子が架けられた岩棚を登り、途中にぶら下げられたロープで岩棚の中間地点に降りる。
真下を見れば本流が足下で渦巻き高度感一杯^^)岩棚の中間地点に降りると鎖で横移動です。一度

岩棚に
梯子を登り
見下ろせば

河原に降り立ち再び梯子で岩棚へ。此処が最後の難関です。流れに向って傾斜した岩棚は滑り
易く微妙な凹凸。何とか無事に難関を突破し、A沢出合を越えた所で小休止。見上げれば何時の
間にか青空は消えてしまいました。休む間にも何組かの登山者が、高天原に向けてB沢へ向って

大東新道:A沢〜B沢間の岩棚ルート
大東新道:A沢〜B沢間の岩棚ルート
尚、大東新道は黒部川の水量や残雪具合に因ってルートが変わります。
歩かれる前には必ず、薬師沢小屋や高天原山荘で状況を訪ねて下さい!!

高天原を目指すグループ
ペンキマークを拾って
対岸に薬師沢小屋

います。此処から暫くはゴロタ石転がる河原歩きやがて草付きの道を歩く事小1時間。対岸に
赤い屋根が見えて来ました。昨日は雲の平へ登った分岐を過ぎると大岩を流れに沿ってヘツる。
鉄梯子を登れば赤い吊橋の向こうには薬師沢小屋。少し早いのですが此処で軽く昼食タイム。

分岐
鉄梯子を登り
吊橋を渡れば

でも、空は徐々に怪しげな雰囲気!?天気が崩れる前にテント場に戻りたいですね。昼食も早々に
太郎兵衛平へと向います。第三渡渉点を過ぎる頃一層雷鳴が轟き、終にポツポツと雨粒が落ちて
来ました。でも、未だ本降りでは無いのでザックカバーを付けて歩きますが、10分も経たない内に

カベッケヶ原
第三渡渉点
雨に煙る太郎平小屋

ザンザン降りに^^)急いでレインウェアを着込み第二:第一渡渉点と足早に過ぎますが、益々近くに
轟く雷鳴と豪雨。このまま稜線へと上がるのは危険と判断、歩みを遅めながら登ります。もう、1時間
早ければいち早くテン場に戻れたのに^^)でも、この雨の中で雲の平からの激下りの道を下っていた

漸く戻ったテント場
富山湾と能登半島
幻日が現れ

ならと思うと、良い判断だった!?1時間少々も鳴り響いた雷鳴も遠退き、雨脚も弱まったので急いで
稜線に上がりテント場へと逃げ込みます^^)ずぶ濡れの服を着替え、熱いコーヒーで暖を取るとホッと
一息。その後、天候は急速に回復し、何と富山湾や能登半島が見えて来ました。更に沈む夕陽の

クリックするとわいどびゅう
西の空には"幻日"が クリックするとわいどびゅう

両側には"幻日"が現れ、徐々に空は茜色に染まり始めます。反対側では黒部五郎岳もアーベント
ロートに染まり、明日の好天を期待して就寝です。が、未だ暗い午前3時過ぎから再び轟く雷鳴に
起されてしまいました。一向に止みそうにない雷雨、それでも小雨を突いて急いでテント撤収です。

茜色染まる空
アーベントロート染まる黒部五郎岳
茜色染まる空 アーベントロート染まる黒部五郎岳
川の様な登山道
三角点にて
折立登山口

こうなれば急いで下山しましょう。太郎兵衛平に向けて登り返し、後僅かで太郎平小屋だと
言う時、再び物凄い雷雨!?走って小屋横のトイレに駆け込みます^^)間一髪ずぶ濡れを免れ
この物凄い雷雨が治まる迄待機ですネ。処が1時間を過ぎても一向に衰えない。小屋には

次々登山者が駆け込み一杯の様子。結局2時間も待ち続け、小雨に成った頃、急いで下山
開始。30人程も避難していた登山者で溢れる登山道を、足早に駆け抜けての下山でした^^)
何とか12時30分発の富山行バスに乗り込み、亀谷(かめがい)温泉に浸かって帰新でした。


この前の高天原へは此方へ

高天原から薬師沢の花達
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ミズバヨウ コウゾリナ クルマユリ
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オオサクラソウ オオサクラソウ ミヤマダイモンジソウ
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