のんびり:湯ったり・立山室堂《奥大日岳編》 |
いよいよ今日は最終日。昼過ぎに室堂ターミナルへ戻る迄、6時間以上の時間がある。昨日 痛めた左膝が少々心配だが、剱岳の展望台と言われる奥大日岳へ。既に辺りも明るくなった 6時にテント場を後にします。雪解け水豊富な称名川を渡り、昨日下見した新室堂乗越へと |
向かいます。ザレ場やガレ場を登るとやがて木道が現れます。昨日は凄く暗くて辺りの様子が 判らなかったが、想像通りチングルマ、ハクサンイチゲ等一面のお花畑だ^^)雪渓脇のガレ場を 慎重に登れば傾斜も緩み、後一息で新室堂乗越。振り返れば別山の肩からの御来光。辺りは |
チングルマ:ハクサンイチゲ:コイワカガミ等の花畑 | シナノキンバイ:コイワカガミ等の花畑 |
一気に明るくなりました。新室堂乗越からは稜線下を緩やかに続くトラバース気味の登山道。 室堂乗越迄の樹林下には緑色の大きな実を付けたキヌガサソウ。良く見ると足下には小さく 可愛いウメバチソウ。やがて室堂乗越に到着です。北には前剱を従えた剱岳の鋭鋒が逆光 |
でのシルエット。西側には剱岳山頂から長大な早月尾根が、馬場島へと駆け下りている。その 早月尾根途中には赤い屋根の早月小屋も垣間見えますね。この先、小さなピークを巻きながら カガミ谷乗越へと向かいます。カガミ谷乗越手前のP2511へのガレ場を登る時、突然登山道に |
2匹の幼鳥を連れた雷鳥の親子が現れました^^)こんな天気の良い日に、登山道に出て来て 天敵に見付からなければ良いのですが。ガレ場を回り込めばP2511。前方には奥大日岳が 随分近くになりました。カガミ谷乗越には小さな雪渓が残っていて、吹き上げる風が心地良く |
カガミ谷乗越から見る剱岳 |
暫く休憩しましょう。此処から見える剱岳は見事な三角形型。昨日やっと辿り着いた一服剱は 小さな小さなピークだ^^)この先山頂へは、山腹をトラバースする様に続く登山道。時折岩場や ガレ場が現れ慎重に登ります。やがて稜線を乗り越すとカスミ谷の豊富な雪渓が現れました。 |
三角点建つ奥大日岳へは更に少し西へと進みます。雪渓脇を通ると小さな池(塘)。更に小さく 登ると岩屑の重なる奥大日岳山頂。山頂の向こうには見事な程ピラミダルな姿に屹立する剱岳 反対側を見れば、立山アルペンルートが一望でき、その向こうには山懐にカール地形を抱いた |
奥大日岳山頂直下の稜線から クリックするとわいどびゅう |
薬師岳。その横には黒部五郎岳や笠ヶ岳も望めますね。勿論立山の盟主、大汝山や雄山の 雄姿も望める大展望ですが、あれよアレヨ!?と言う間にガスが湧き、姿を隠してしまいましたよ。 此処で軽く朝食を摂り、折角なので東の最高点にも寄りましょう。先程乗り越した稜線分岐を |
そのまま東へと向かいます。僅かな登りで奥大日岳最高点(2611m)です。もう、右手の立山側は 湧き上がるガスでスッカリ隠れてしまいました。こうなればもう下山ですね^^)来た道を戻りましょう。 マダマダ続々と遣って来る登山者をかわしながら下ると、其処彼処にピンク色したチングルマが^^) |
登る時には気付かなかったが此れがタテヤマチングルマだ!!室堂乗越に戻ると、剱岳も徐々に 湧き上がるガスに撒かれて姿を消し始めました。新室堂乗越から雪渓横を下り、木道を過ぎると 剱御前への分岐。更に称名川を渡ればキャンプ場に戻りました。テント撤収がてら昼食の準備 |
時間も午後1時半。名残惜しいのですがそろそろ下山の時ですね。幾分軽くなったザック^^)を 担ぎミクリガ池への遊歩道を登ります。今日は土曜日、この時間でも続々と登山者や観光客が 遣って来ます^^)賑わう室堂を14時のバスで立山を後にしました。下山後はグリーンパーク吉峰 |
奥大日岳最高点付近から クリックするとわいどびゅう |
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