ツクモグサ咲く:八ヶ岳連峰・横岳(2829m)

山行日 2009.6.13(土:曇のち晴)
山域 八ヶ岳連峰:長野県茅野市
コース 桜平登山口(30分)夏沢鉱泉(40分)オーレン小屋(25分)夏沢峠
夏沢峠(60分)硫黄岳(20分)硫黄岳小屋(60分)横岳(30分)硫黄岳小屋
硫黄岳小屋(30分)硫黄岳(15分)赤岩の頭(50分)オーレン小屋
オーレン小屋(30分)夏沢鉱泉(30分)桜平登山口
花を捜し撮影しながらです。時間は参考程度に!!
標高差 約930m
総歩行時間 約8.0h(含む撮影・休憩・食事)
   
唐沢鉱泉と桜平への分岐
桜平
桜平駐車場

梅雨の真っ最中に咲くツクモグサは白馬岳と八ヶ岳は横岳周辺にだけ自生するキンポウゲ科の花。
オキナグサの仲間でそう果には同じように長い冠毛がある。まだ他に咲く花の少ない時期で、この花
の為に登って来た人にだけ、花姿を見せる気高い高山植物。久し振りの八ヶ岳だ、今回は桜平から

車止め横から
治郎兵衛沢に下る
夏沢の小滝

夏沢峠、硫黄岳経由横岳へと向います。中央道諏訪ICから三井の森を抜け唐沢鉱泉入口から右に
鳴岩川沿いに続くダート林道をゆっくり走ります。林道沿いにはヤマツツジ、レンゲツツジがお出迎え。
河原木場沢の流れを渡り桜平に到着。車止めゲート近くの駐車場は既に満杯状態だ!!^^)何れの車も

カラ松林の車道
夏沢鉱泉
此処から登山道に

ツクモグサ狙いなのでしょう。何とか隙間を見付け駐車します。ゲート前にはズミが咲いていますね。
車止め横から治郎兵衛沢に下って流れを渡り、更にその先夏沢を渡ると右手から上槻木道と合流。
辺りはカラマツ林、林床にはお目覚め前のコミヤマカタバミが点在し、キバナノコマノツメは小群落。

シラビソ林の中を
夏沢を渡り
水力発電用の小屋

ズダヤクシュは蕾を膨らませています。やがて砂利道が終わり、夏沢を渡ると夏沢鉱泉に到着です。
今や山小屋も省エネ化。屋根には風力発電用のプロペラ、壁にはソーラーパネルが^^)暫し小屋前で
休息後先へ進みます。夏沢沿いに続く登山道は最初こそ岩屑の道ですが、シラビソ林のシットリした

オーレン小屋
オーレン強清水
シラビソ林を

歩き易い、緩やかな傾斜道。夏沢の右岸、左岸と渡り直し、再び右岸に移ると沢にはオーレン小屋の
水力発電小屋。更に登ると林床にキバナノコマノツメ、ミツバオウレン、ヒメイチゲの小群落。やがて樹林
が切れるとオーレン小屋に到着です。懐かしのオーレン小屋は増改築され随分綺麗になっています。

夏沢峠
2軒の山小屋
崩壊地脇を

随分昔テント泊中、深夜に豪雨でテント内が水浸し^^)急遽小屋に避難し、お世話になった思い出ある
山小屋です。小屋前のオーレン強清水で喉を潤し夏沢峠に向いましょう。シラビソ林の中、緩やかな道
涸れ沢の様な岩道を辿ると、強風で唸るプロペラ音が聞こえて来ました。此処が夏沢峠、峠には山彦荘

ジグザグ道
振り返れば
石畳の登山道

ヒュッテ夏沢と2軒の山小屋。未だ小屋開け前の様だ。見上げれば荒々しい火口壁を見せる硫黄岳。
山小屋の間を通り、本沢温泉分岐を左に見送り樹林帯を抜けると崩壊地。崩壊地脇を少しでハイマツ
茂る岩礫の急斜面。小さくジグザグに切って登ると、辺りは何時の間にか強風にガスが伴い視界不良^^)

火口壁横を
ケルンに導かれ
ガスる硫黄岳山頂

振り返れば峠の小屋や箕冠山はガスに煙ってる。此処で出会ったご夫婦と話を交わすと、余りの強風と
ガスで登頂を断念したとか、チョット先行き不安^^)まあ、行ける所迄行ってダメなら戻ろうかと、気を取り
直し更に登ります。やがて傾斜が緩み岩礫の石畳は火口壁の縁に沿って続くが、時折、強風に煽られ

ケルンが頼り
キバナシャクナゲ保護地
硫黄岳山荘が

体が持って行かれそうに・・^^)山頂間近では目の前の大きなケルンしか見えない程の視界不良。何とか
広〜い硫黄岳山頂に辿り着きました。勿論、このガスでは何も見えない。標識を確認し硫黄岳山荘へと
向かいます。山荘へは大ダルミと呼ばれる鞍部へ下りますが、此処でも大ケルンが目印、強風に煽られ

硫黄岳山荘
ガスの中を
横岳への稜線

耐風姿勢を取りながらで中々前に進まない^^)やがてキバナシャクナゲの群生地脇を過ぎると、山荘は
目の前。早々と山荘の風裏に回り休憩します。こんなお天気にも関わらず沢山の登山者で賑わってる
山荘前の花畑にはキバナシャクナゲが咲き始めてる。休息と栄養補給を済ませ目当てのツクモグサに

横岳は直ぐそこ
ツクモグサ
クサリ場を

逢いに行きましょう。岩礫の斜面から火山灰質の砂礫を登りますが、右手に見えるはずの大同心さえ
判らず、何時の間にか辺りは岩尾根に変わっている。ツクモグサは岩礫の信州(西)側にしか咲かない
故に風上に向かって下を覗き込みながら進むと、一段低い崖に張り付く様に咲くツクモグサを発見^^)

佐久側を巻き
夏季用鉄板
冬季用梯子

この天気じゃ花弁は開かないが、一度見付かると彼方此方に咲いている^^)この辺りで引き返そうかと
思ったが、ガスの切れ間に見えた横岳山頂は直ぐだった^^)最初は佐久側へ回り込み、再び信州側へ
戻る、再び佐久側へ回ると鉄梯子、此れは冬季用、夏季用は直ぐ先の網目鉄板だが何れも直ぐ上で

岩尾根を
もう少しで横岳山頂
横岳山頂

繋がっている。後は岩尾根を少しの登りで横岳:奥の院。既に数組の登山者が寛いでる。山頂は
稜線に比べ風も随分穏やかだ。ツクモグサの情報交換しながら暫く滞在。やがてガスが切れ始め
主峰の赤岳、その右に中岳、阿弥陀岳が見え、振り返れば大同心も姿を現す。何となくお天気の

赤岳と中岳、阿弥陀岳
大同心
大同心越しに

回復傾向の兆し?を感じ^^)此処で昼食とします。予想通り暫くすると時折陽も射し始める。ならば
帰路にツクモグサの開花を期待して戻りましょう。悪場を慎重に戻り、往路で見付けたツクモグサを
再び捜しながら山荘へと下ります。何とか半開きのツクモグサをゲット^^)これ以上の開花は難しい^^)

硫黄岳山荘へ戻る
硫黄岳への道
硫黄岳山頂

代わりに往路で見逃したミネズオウ・オヤマノエンドウ・ウラシマツツジを撮影。硫黄岳山荘へ戻れば
団体が休憩中だ。此れから横岳かな?此方はそろそろ下山の時間。硫黄岳への登り返しは意外と
大変^^)辿り着いた硫黄岳山頂は、今朝と違ってすっかりガスも取れ、南を望めば横岳、主峰の赤岳

下山には
赤岩の頭へ
赤岩の頭下分岐

中岳、阿弥陀岳がスッキリ見える。下山には赤岩の頭下からオーレン小屋へと下りましょう。山頂西の
旧雨量計小屋跡から岩ガレの道を下り、赤茶けたザレ場を下ると赤岩の頭分岐。左へは赤岳鉱泉。
オーレン小屋へは右に曲がります。ハイマツの斜面を下りダケカンバ林に入ると残雪。徐々に傾斜を

残雪の登山道
シラビソ林
キャンプ場を抜けると

増しなが続く登山道を下るとシラビソ林。傾斜が緩むとやがてオーレン小屋キャンプ場。その先夏沢を
渡ればオーレン小屋に戻りました。小屋前ではオーナーが餌付けした"ウソ"がペアで給餌中^^)暫くの
休息後、夏沢鉱泉経由桜平へ戻りました。下山後は尖石史跡公園内の尖石温泉"縄文の湯"でした。

クリックするとわいどびゅう
硫黄岳から南八ヶ岳(横岳・赤岳・阿弥陀岳)を望む(クリックするとわいどびゅう)

八ヶ岳の野鳥
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イワヒバリ ウソ(雄) ウソ(雌・雄)
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八ヶ岳:横岳に咲くツクモグサと花達


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