台風一過の青空を期待して《V》:奥穂高岳(3190m)

山行日 2011.9.5-6(月:雨・火:晴)
山域 北アルプス:長野県松本市・岐阜県高山市
コース 9/5 上高地BT(50分)明神(50分)徳澤(50分)横尾(50分)本谷橋(100分)涸沢(涸沢ヒュッテ泊)
9/6 涸沢(パノラマコース70分)ザイテングラート取り付き(60分)穂高岳山荘(40分)奥穂高岳  
奥穂高岳(80分)紀美子平(重太郎新道:110分)岳沢小屋(130分)上高地BT    
花を捜し撮影しながらです。時間は参考程度に!!
標高差 −約1700m
総歩行時間 約11.0h(含む撮影・休憩・食事)
   
奥穂山頂を後にして
東側から見るジャンダルム
前穂へ続く吊尾根

奥穂山頂でゆっくり展望を楽しんだら、さあ、下山開始だ。何しろ上高地迄標高差約1700mも
下るので一寸急がないと^^)奥穂と前穂を結ぶ吊尾根は長さ約1.5km。標高は3100〜2900m
付近を東西に延び、北側は涸沢カール、南側は岳沢から上高地へと落ち込む岩稜の尾根。

遠くに紀美子平が
南稜の頭
鎖馬を

良〜く見れば前穂の南岩稜途中に紀美子平が張り付く様に小さく見え、此れから辿る登山道が
尾根の南斜面に細く長く続いてるのが見て取れる。岩礫を下り始めて直ぐに南稜の頭。やがて
岩棚に鎖、更にスラブ状の岩に長い鎖が急な角度で取り付けられてる。雨の日だったらスリップ

岳沢側に下る
振り返れば
足下に涸沢が

要注意だが今日は大丈夫。但し視線は下方の岳沢へ向くので高度感一杯だ。急降下して振り
返れば長い鎖に取り付くメンバーが小さく見える。吊尾根は基本的に岳沢側を歩くが一箇所だけ
涸沢側が望め、見下ろせば涸沢ヒュッテと涸沢小屋が豆粒の様に。最低のコル迄下り一辺倒か

最低のコルの分岐
西穂が見え始め
大岩を下り

と思いきや、小さくup:downや大岩をヘツったりと繰り返す。やがて最低のコルの分岐。以前は
此処が前穂への取り付きだったそうだが今は危険で通行止めらしい?この先暫くは歩き易い道
ですが最後の関門は鎖も無い大岩の下り。ルートを良く確認しながら下ろう。降り立てば僅かで

紀美子平へ
紀美子平
分岐標識

紀美子平。平:何て名前ですが決して平では無く広めの岩棚だ^^)コースタイム通りだったので
暫しの休憩。既に前穂から戻られた方や此れから向う方達とが交錯する。このまま下れば岳沢
小屋で暖かい昼食に有り付けるので下ろうかと相談すると、メンバーの一人が是非に前穂へと

重太郎新道取り付き
変形した梯子を
雷鳥広場

じゃあ、先に下りて小屋で待ってるよと前穂へ向う後姿を見送り残りのメンバーと重太郎新道を
下り始めます。最初から鎖付の一枚岩のスラブ、濡れていると嫌らしい下りだが今日は大丈夫。
時折登って来る登山者と擦れ違いながらもグングン高度を下げる。下り始めて最初の鉄梯子は

前穂を見上げる
ザレ・ガレを下り
岳沢パノラマ

奇妙に曲がっている^^)雪の重みの仕業だろうか?大岩を左へと回り込み尚も下ると雷鳥広場。
丁度、目線の先に奥穂山頂からロバの耳・ジャンダルムへと続く岩稜、振り返れば紀美子平や
前穂が随分遠くなったね。この先暫くはザレ・ガレの登山道を下れば岳沢パノラマ。残念ながら

鎖で
二連梯子を
カモシカの立場

ガスが湧き上り視界ゼロ。此処からハイマツ等の潅木帯に入り鎖や二連梯子で下るとカモシカ
の立場。更に下ればミネザクラ・ダケカンバ・シラカバ等の樹林帯に突入。樹間からガスの切れ
間に岳沢辺りが見えるが未だ々遠いね^^)重太郎新道最後の長〜い梯子を降ると辺りは草付の

遥か下方に
テント場を
二周年を迎えた岳沢小屋

斜面。最盛期ならハクサンイチゲ・コバイケイソウ・ウサギギク・クルマユリ・シモツケソウ・クガイ
ソウ等のお花畑ですが今はサラシナショウマにミヤマトリカブト・アザミ等と少し淋しい。花畑を
ジグザグに下れば漸くテント場だ。テント場を抜けてガレた岳沢を渡れば開業2周年を迎えた

小屋の窓から見える上高地
岳沢登山口
賑わう河童橋

岳沢小屋に到着^^)早速支配人のS氏に挨拶し暖かい昼食を頂く。勿論、ビールで祝杯だよ^^)
前穂に向ったメンバーを待ちながら1時間余りマッタリ。午後1時で昼食タイムが終了となり食い
そびれたメンバーはカップ麺で小腹を満たし、午後2時前上高地へ向けて下山開始しました。

上高地BTからは16時半のバスで平湯に戻り、車を置かせて頂いた"つゆくさ"に戻り平湯温泉
"ひらゆの森"で湯ったりし帰神です。岳沢小屋からの下山ルートは昨年のレポをご覧下さい。

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重太郎新道の花達
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トウヤクリンドウ オヤマリンドウ チシマギキョウ
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