天気上等 でも遠かったぁ・・・ 北ノ俣岳・黒部五郎岳VerU |
今日はコースタイム14時間に挑戦。昨夜は何方かの鼾が五月蝿くて熟睡じゃないが頑張ろう。 午前3時半に起床。空には満点の星が煌く。準備していた必要最低限の荷を詰めたサブザック 一丁で4時前に飛び出します。真っ暗な木道はヘッ電の灯りでも問題無く歩けるが、深く掘れた |
登山道には気を使う。暗い登山道を黙々と登りましょう。40分程も経った頃、上空の雲が茜色に 染まり始めました。振り返れば今日も白山が雲海に浮かんでる。辺りは徐々に明るくなり始めて ヘッ電はザックに仕舞います。歩き始めて2時間程でケルン建つ小ピーク。丁度、朝日が赤牛岳 |
稜線から昇って来ましたね。ダイヤモンドコースを僅かに西へと辿ると今回2度目の北ノ俣岳 山頂。昨日もマズマズ良かった天気は更に上等^^)正しくグルリ360度で薬師岳を始め赤牛岳 水晶岳・鷲羽岳・三俣蓮華岳・黒部五郎岳・笠ヶ岳・乗鞍岳・御嶽山は勿論、槍穂連峰等々 |
北ノ俣岳山頂から(クリックするとYou Tube) |
連なる名山の峰々がスッキリ・クッキリ。さあ、この先長いのでとっとと進もう。ガレ・ザレの縦走 路を緩やかなUpDownを繰り返し赤木岳に向かいます。登山道脇にハクサンイチゲ・ミヤマ ダイコンソウ・タテヤマリンドウ・アオノツガザクラ・コイワカガミ・トウヤクリンドウ等々・・・が咲き |
展望と共に楽しみながら歩を進めます。やがて大きな岩がゴロゴロしてる岩稜帯の登り。結構 歩き難い。此処は赤木岳への登りだが山頂には寄らず直下を通過するだけ。左手下にキラリ 光る流れは赤木沢。黒部川源流の一つだね。その奥の高原台地は雲上の楽園とも呼ばれる |
雲ノ平。岩稜帯を下り切れば中俣乗越。黒部五郎岳が随分と近付いて来たが此処は標高 2458mの鞍部。黒部五郎岳が2839.6mだから400m弱の登りが待ってる^^)先ずは目前の P2578を目指して登り返そう。ハイマツの間を縫って左へ回り込みながらピークを越えます |
P2578から見上げる黒部五郎岳はデッカイね。一度小さく下るといよいよ標高差300mもの登りが 待ってる。ハイマツの中にジグザグを切りながらザレガレの登山道を黙々と登ります。岩場に点々と 咲くチシマギキョウ・ミヤマダイコンソウ・イワツメクサに癒されながらゆっくりと登る。やがてガレ場を |
||
斜上すれば黒部五郎岳の肩。肩越しに槍穂連峰が望め、覗き込むと雪渓の残った見事なカール その先小さく赤い三角屋根の黒部五郎小屋が見える。ハイマツとキバナシャクナゲ咲くゴロゴロの ガレ場。このゴロゴロが五郎の名の由来だ。此処を登り切れば三等三角点建つ黒部五郎岳山頂。 |
先客が5-6人と意外に少ないのは黒部五郎小屋を朝に出発された登山者達は既に太郎平方面に 向かわれたからだろう。勿論展望はグルリ360度遮る物は無い。その上今迄確りとは見えて無かった 立山・剣に後立山連峰・浅間山・中アの山並みも見える。さあ、帰り着く先は長いので20分程展望を |
楽しめば戻りましょう。黒部五郎岳の肩では雪渓での天然かき氷のお裾分けを頂くと生き返るね^^) ここで北ノ俣岳から相前後して歩いてた若者とお別れ。彼は三俣蓮華岳を越えてテン泊で鷲羽岳 水晶岳ピストン、ワリモ分岐〜雲ノ平・薬師沢・太郎平と周回するとか。元気で楽しんでらっしゃい。 |
||
前方には往路で辿った稜線が一望出来るが北ノ俣岳へは随分遠くに感じるね^^)それでも下りは 早いもので1時間少々でP2578。やがて見覚え有る若人達。そう、昨夜同宿だった高校生達だ。 大きなザックを背負っているが元気一杯、若いってイイね。再び中俣乗越に戻って来たが徐々に |
ペースが落ちて来た。標高が高いとは言え容赦無く降り注ぐ陽射しに、朝から口にしたのは行動 食と水分だけシャリバテかな?稜線を吹き抜ける風もハイマツ帯では無風。飛び交う虫が煩わしい 難関だった赤木岳への登り返しに足も止り勝ち。黙々と足を運び何とか北ノ俣岳に戻った。珍しく |
||
相棒が弱音を吐くので30分少々の大休止だ。昼食時間はとっくに過ぎているが食欲が無いので 小屋迄我慢。ヘロヘロに為りながら14時チョイ小屋に戻る。荷の整理兼昼食を済ませ15時頃に 下山開始。寺地山への登り返しも、ヌタ場の通過にも思いの外時間が掛かり、結局下山したのは |
19時少し前だった^^)8年前のリベンジ大成功とは言え、日、最長時間(過去11時間少々)歩きを 15時間近くの歩き、4時間近く更新してしまった^^)しかも、自宅に戻ったのは深夜2時前なのだ。 前日の北ノ俣岳へ |
||
黒部五郎岳山頂から(クリックするとYou Tube) |
西銀座ダイヤモンドコースで出逢った花達 ↓画像クリックで拡大・縮小・移動:閉じる時も画像をクリック。 |
|
|
|