岩団扇(トクワカソウ) 比良山系・堂満岳(1057m) |
山行日 | 2012.4.30(月)曇 |
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山域 | 比良山系:滋賀県大津市比良 | |
コース | イン谷口(35分)ノタホリ(110分)堂満岳(35分)金糞峠 金糞峠(40分)八雲ヶ原(15分)北比良峠(90分)イン谷口 花を捜し撮影しながらです。時間は参考程度に!! |
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標高差 | 約800m |
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総歩行時間 | 約7.0h(含む休憩・食事・撮影) |
湖西バイパス入口から見る堂満岳 |
てっちゃんから山のお誘い。29日か30日と聞かれるがGWの前半と後半が仕事だ^^) そこで30日に四国の三嶺へと決めるが天気予報は今一つ。前日、やはり四国方面は 雨模様だ。急遽、比良山系は堂満岳にイワウチワの変種、トクワカソウとシャクナゲの |
様子見に出掛けます。同行はてっちゃんの同僚のT嬢と三人です。イン谷口の旧出合 小屋跡に車を止めます。こんな天気でも先客がいますね。正面谷への分岐を右に見送り 比良駅方面に。橋を渡ると早速チゴユリがお出迎えです。次の分岐でノタホリ・堂満岳へ |
右折すると小さな橋、橋を渡ると別荘地に出ました。舗装路を詰めるといよいよ登山道。 登山道に入ったとたんに白色から濃いピンクのイワカガミが点々と咲き林床を彩ります。 苔生した小石転がる登山道を緩やかに登ると、何時しか沢沿いの道へと代わる。杉檜の |
荒れた植林地で尚更薄暗い^^)やがてミツバツツジ咲くノタホリに到着しました。もう少しで モリアオガエルの産卵が見られるでしょう。小休止後U字状に掘れた道から倒木が多数の 荒れた沢を詰め小広い尾根に乗る。芽吹き出した雑木林は萌黄色に染まり始めている。 |
山頂手前の小ピークではイワウチワ(トクワカソウ)が咲いているが既に散り始めている。 シャクナゲの花は咲き始めているが花数も少なく蕾も少ないね。今年は裏年の様だ!? 山頂への最後の急坂はロープも下がる岩屑の激登りだ^^)頑張って登り切ると堂満岳 |
山頂。周りはグルリとシャクナゲの木で囲まれているが開花に蕾は殆ど見当たらない。 僅かに見える展望も霞が酷く残念。昼食を八雲ヶ原でと決め、金糞峠へ向かいます。 シャクナゲの森を抜けると再びトクワカソウの群生。良〜く見ると小さなバイカオウレンも |
点々と咲いている。やがて東レ新道最大の難所の崩壊地脇までザレた急な坂を下る。 この崩壊地、年々崩落が続いている様ですね。狭い場所では30cm程の道幅なので 慎重に通り抜けます。この先小さくUp:downしながら尾根を歩き、振り返ると堂満岳と |
堂満ルンゼが望める。やがて東レ新道と南比良峠への縦走路合流点手前の群生地は 今が盛りとトクワカソウの絨毯。合流点では金糞峠方面に向かいます。分岐から10分も 歩けば金糞峠。峠からは近江八景の一つ、歌川広重の描いた"比良慕雪"の浮世絵は |
此処からの景色だが今日は琵琶湖さえハッキリ判別出来ない。峠を後にし奥ノ深谷へと 下ると、足元にバイカオウレンの小群落、西側の斜面はトクワカソウの大群落。降り立った 中峠への分岐右手には二張りのテントが。持ち主は何処かへお出掛けの様だ。八雲ヶ原 |
へは右折し、奥ノ深谷の流れに沿って上流へ辿ります。辺りは裏杉と呼ばれる芦生杉や ブナにカツラの巨木達に、清冽な流れの側にバイカオウレンが点々と咲き、何度も木橋を 渡りながら歩きます。所々には雪が残り今冬の積雪量の多さを物語っている。やがて空が |
開けると八雲ヶ原に到着。こんなお天気でも数組の登山者達が夫々に寛いでらっしゃる。 少し早いのですが昼食としましょう。準備の合間に見る武奈ヶ岳山頂付近はガスに巻かれ 見えない。雨の降り始めを気にしながらもゆっくりと昼食を済ませ、下山ルートの検討です。 |
やはり雨に遭うのは嫌だなと言う事で、湿原巡りから北比良峠、ダケ道での下山に決定。 湿原に咲く水芭蕉を見て北比良峠へ。神璽滝への分岐を左に分けて、ひたすらダケ道を 下ります。植生はトクワカソウからイワカガミ・スミレ類・ツツジ類と代わり1時間少々で正面 谷に降り立ち車道を歩いて駐車地へ。お楽しみは"天然温泉:比良とぴあ"で湯ったり^^) |
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