再び敗退!?:坊村から御殿山(1097m):武奈ヶ岳(1214m)

山行日 2006.1.25
山域 比良山系:滋賀県:大津市
コース 坊村:御殿山コース;明王院(60分)御殿山レスキューポイント1
御殿山レスキューポイント1(80分)御殿山レスキューポイント2(90分)御殿山
御殿山(10分)ワサビ峠(30分)撤退ポイント:御殿山(120分)坊村
標高差 約800m
総歩行時間 約7.0h(休憩含む)
   
地主神社の前に駐車 朱塗りの三宝橋 御殿山への標識

2003年の年末にイン谷から武奈ヶ岳を目指したが余りの深雪に難儀し、結局コヤマノ岳での撤退となり
何れリベンジを!!と、機会を伺っていました^0^)あれから既に3回もの雪のシーズンを経て、リベンジのチャンス
到来です。今冬も久し振りの大雪で躊躇しましたが先週末には大勢の登山者が入山している模様^^)、で
湖西道路から国道477.367号線と走り、坊村で右折し地主神社の前に車を止めます。明王院前の朱塗りの

杉檜の植林帯 やがて雑木林に 鹿(円内)と遭遇

三宝橋を渡り境内に入ります。付近には新たに雪が30p程も降り積もり、モノクロの世界が広がります。
明王院では丁度、重文の本堂と護摩堂が5年掛りで修復工事の真っ最中。境内を抜けると御殿山コース
への標識が半分凍り付いています。明王院を回り込み杉:檜林に続く登山道は、最初から急勾配^0^)
トレースは有る物の新しく雪が積り意外と沈みます。暫くは植林の中を直登しますが、やがてクヌギや
コナラ、ブナ等の雑木林になり、時折鹿の警戒音が響き渡り、辺りを見回すと数頭の群れが見え隠れ

アニマルトラッキング:鹿 ヘリでのレスキューポイント 麓の村が

やがて御殿山レスキューポイント(1)の標識が現れ振返ると麓の坊村が見下ろせます。此処迄は明確な
トレースもやがて新しい雪に埋もれハッキリしない。取合えず赤テープマーカーを便りに進みますが
壺足では膝辺りまで沈み始めます^^)スノーシューを履くには少し傾斜が強く、緩やかな場所までこのまま
歩きます。次第に膝上迄も沈む様になるとラッセルするのに疲れ、適当な所でスノーシューを履きます。
やはり今冬の大雪は此処、比良山系にも大量の雪を降らせています^^)スノーシューを履くと流石に

標識 壺足だと膝上まで スノーシューでも膝辺り

浮力が上がりますが斜面はスノーシューが苦手なトラバース道。仕方なく傾斜の強い尾根を直登です
それでも御殿山レスキューポイント(2)を過ぎると傾斜も緩みますが、今度はスノーシューでも軽く
4-50pは沈むフカフカの雪で此処迄のラッセルに予想外に時間は掛るし、体力の消耗も激しい^^)
歩き始めて既に3時間弱、無雪期なら後僅かで武奈ヶ岳に到着する時間ですが未だに御殿山にも

豪雪の証拠? 標識も凍えて 先頭を代わって頂いた若者

届いていません。辺りの景色に見取れる余裕も無くひたすらラッセルです。それでも時にはその場に
立ち止まり、時折差す日差しに輝く樹氷に思わずカメラを向けます。登り始めて3時間を過ぎた頃
何やら後から話し声が聞こえて来ました。振返ると単独の若者とその後に夫婦連れの登山者が登って
来ます。これ幸いにと若者に道を譲ります^^)挨拶を交わすと此処迄のトレースの礼を言われました。
此処から先頭を変わって頂き、後から付いて行きますが、流石に若いだけあって早いですね。御殿山

樹氷のトンネル 御殿山 御殿山からワサビ峠を

手前のガレ場付近では吹き溜りの雪で見事に雪庇が張り出しています。若者のトレースはアルミワカンで
続きますが此方のスノーシューとはステップが合わず返って歩き辛く結局横を歩く羽目に^^)漸く辿り着いた
御殿山からは西南稜の向うに聳える筈の武奈ヶ岳の勇姿はガスで全く望めません。もう少し頑張ろうと思い
ワサビ峠に下ります。右手には中峠へと続くワサビ峠の分岐も深雪に埋まり定かでは有りません。登り返した

ワサビ峠の雪庇 ワサビ峠先のピークへ 撤退ポイント

小ピークでは北西の風が強く、辺りはガスに包まれて視界不良。時既に4時間を悠に超え12時を過ぎてしまい
後僅かで山頂?ですが、視界も悪く此処で潔く撤退とし北風の当たらない窪地に身を潜め、昼食にしました。
夫婦連れの登山者も直ぐ近くで昼食にされ当方と同じく撤退され、結局山頂に向ったのは単独の若者と少し

遅れて登って来られた中年の登山者の2人だけ。下りは元来た道を戻りますが、下るに連れ麓は見事に
晴れている様子で日差しが眩しい。御殿山レスキューポイント(1)近くの展望地からは麓の坊村、その先に
鎌倉山、峰床山が見えます。下りてきた明王院では修復工事中、駐車場前の雪もスッカリ融けていました。

辺り一面モノトーンの世界
辺り一面モノトーンの世界

 登山道を彩る雪景色
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