冬季3度目で!?:イン谷から武奈ヶ岳(1214m)

山行日 2006.2.13
山域 比良山系:滋賀県:大津市
コース イン谷口(25分)大山口(40分)青ガレ(50分)金糞峠
金糞峠(15分)奥ノ深谷(80分)コヤマノ岳
コヤマノ岳(30分)武奈ヶ岳(40分)イブルキのコバ(20分)旧比良スキー場
旧比良スキー場(60分)金糞峠(50分)イン谷口
標高差 約970m
総歩行時間 約8.0h(休憩含む)

コヤマノ岳との鞍部から武奈ヶ岳を望む
コヤマノ岳との鞍部から武奈ヶ岳を望む
イン谷口に駐車 トイレのある一般道終点 大山口の標識

03年の年末にイン谷から、06年1月には坊村からと2度、武奈ヶ岳を目指したが何れも深雪に難儀し
結局途中撤退となり何れ3度目をと狙っていました^^)意外に早くリベンジのチャンス到来です。山仲間が
アルミワカンを入手したので連れて行って欲しいと!!渡りに舟と即OK^^)天気予報も終日快晴と後押し。
最短で登れる坊村からとも思いましたが此処は王道のイン谷からと決定。早朝出発し湖西道路を走り
イン谷口に着いたのが午前7時過ぎ。既に車が2-3台支度を済ませ出発したのが7:45頃。凍結した道路を

沢に沿って 金糞峠を見上げる 青ガレを

大山口へと進みます。最奥の駐車場辺りに誰が作ったのか雪だるま、その先に小さな雪洞が掘ってあります。
後日判明したのですが前日にネッ友のmtenさんが出掛けられた時に、単独行の青年が掘ってたと^^)
雑木の疎林を抜けると大山口の分岐に到着です。先行の単独者は此処を右に、北比良峠を目指す
ようだ、此方は左へ金糞峠を目指します。何度も砂防堰堤を越えると、遙か上には金糞峠が見え

青ガレをラッセル中 金糞峠 振り返ると琵琶湖が光って

やがて青ガレの取付きに到着です。青ガレの急斜面もフカフカの雪で意外にもアイゼン無しでも登れます。
無事に青ガレを登り切り金糞峠への最後の急登も何とかクリア無事金糞峠に立ちました。此処からそれぞれ
アルミワカンやスノーシューに履き替え、奥ノ深谷まで一旦下ります。僅かに下ると右、八雲が原へ、左へは
ヨキトウゲ谷への分岐。此処は左へ向います。雪に埋もれた木橋を渡り対岸に出ます。この先トレースは
中峠方面ではなく、コヤマノ岳へ続くバリエーションルートの様だ。斜度は意外ときつく軟らかい雪に一歩

コヤマノ岳へのルート 木々の間を縫って ブナの古木?

登ると半歩下がる^^)其れも暫くで小尾根に登ると傾斜も緩み、ブナ林の中を快適に高度を稼ぎます。
小さな鞍部を過ぎる頃にはトレースが消え赤テープマーカーを探しながらのラッセルに突入だ。でも
今回は同僚と交代しながらなので、以外に早くコヤマノ岳に登り詰めた^0^)コヤマノ岳からは目指す
武奈ヶ岳は勿論、琵琶湖対岸に白く輝く伊吹山、それに続く伊吹北尾根、金糞岳、横山岳
右には霊仙岳等の鈴鹿の山並みが見渡せ、眼を凝らすと伊吹山の左奥には真っ白な御嶽山や

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コヤマノ岳から湖北を望む
コヤマノ岳山頂へ後少し コヤマノ岳山頂 眼前には武奈ヶ岳が

白山連峰等が確認出来る素晴らしい眺望に、暫し撮影モードに突入10分以上もカメラを向けていました。
コヤマノ岳からは一旦鞍部に下り登り返します。見上げる武奈ヶ岳の山頂付近には見事な雪庇が
張り出しています。遠く思えた武奈ヶ岳も、登り始めると以外に早く近付き強風に少しクラストした急な
斜面も、スノーシューが結構気持ち良く食い付き、アッサリ西南稜との合流点に到着.前回坊村から登り
惜しくも撤退したポイントを確認する。此処から見る限りホントに後僅かの地点だったと判明^^)尚更
悔しさが蘇ってきましたよ^^)此処から僅かで山頂に到着です。勿論山頂からの展望は360度ですが

鞍部から見上げる クラストした急斜面を登る 武奈が岳山頂

常に北西方向から吹き付ける強風にさらされ非常に寒い。撮影もソコソコに風の当たらない鞍部に
下ります。2度の挑戦をも撥ね退けた武奈ヶ岳に、僅か10分足らずの滞在でした^^)鞍部からは
イブルキのコバを目指してコヤマノ岳の中腹を巻くように進み、右手に旧比良山スキー場が見える
辺りから小尾根を急降下します。木々には所々赤テープマークが取り付けられているので慎重に
見極めながらドンドン下ります。下り切ると小さな沢に出合い、沢を渡り少しで立派な芦生杉の大木が

コヤマノ岳の中腹を イブルキのコバ スキー場へ

3本此処がイブルキのコバです。分岐標識も半分以上雪に埋まっています。此処を右手に向い小尾根を何度か
横切る様に進むとやがて旧比良山スキー場のゲレンデ誰も居ないゲレンデを下り今は閉じられた八雲ロッヂの
軒下で遅めの昼食です。スキー場には今では止まったままのリフト、シュプールの無いゲレンデと2年前迄の
喧噪が幻の様です^^)昼食後、八雲が原から奥ノ深谷を金糞峠に向けて帰路に付きます。此方のルートは誰も

旧比良山スキー場 埋もれる八雲が原 旧八雲ロッヂ

歩いていないのかトレースが有りません。適当に好きなルート取りで下流に向いますが何度か沢を渡らなければ
なりません。本来有るべき木の橋が雪を被って見付け難いふと、前方から人の声が聞こえ見ると二人連れの登山者が
いらっしゃいました。今日山中で出会った始めての登山者話を聞くとワカンもスノーシューも持ち合わせて無いので
此処で引返すそうです。此程の積雪なら無理でしょうね^^)此処から僅かで金糞峠への分岐が現れホンの5分程で
金糞峠に帰り着きました。後は此処から来た道を戻るだけ最後の休憩中に夫婦連れの登山者と出会い、後を追う

豪雪の趣 金糞峠を下る
様に下山しますが、登りと違って
シッカリ、アイゼンを付け
下ります。青ガレ迄の急斜面も
問題なくクリア。融け始めた
林道を下り駐車場に着きました。
下山後のお楽しみ
"比良とぴあ"で汗を流し
無事登頂の感激に浸りました^^)
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武奈ヶ岳山頂から

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