早くも晩秋の趣き!?:氷ノ山(1510m)

山行日 2008.11.2
山域 中国山地:鳥取県・兵庫県
コース 舂米氷ノ越登山口(60分)氷ノ越(35分)仙谷分岐(15分)氷ノ山
氷ノ山(60分)三ノ丸(60分)リフト最上部(70分)舂米氷ノ越登山口
標高差 約650m
総歩行時間 約5.5h(含む休憩)
   
三ノ丸から氷ノ山を望む
三ノ丸から氷ノ山を望む
響きの森駐車場
キャンプ場を抜けて
此処が登山口

連休中日にしてやっと晴れ間、そろそろ地元の山の彩りが気になって兵庫県内最高峰氷ノ山へ。
何時もなら北麓の福定から登るのですが、今回は鳥取県若桜町は舂米(つくよね)から氷ノ越への
ルートを辿ります。中国道山崎ICから国道29号線をひたすら北上します。戸倉峠を越えて若桜町
から登山口の舂米の"響きの森"に到着したのが午前9時半。駐車場には既に30台以上の車が^^)

獣除けの電撃ネット
旧伊勢街道の標識
小さな沢を渡って

如何やら今日は自然観察会が催されて居る様だ。支度を済ませ先ずはコーテジ建つキャンプ場へ
キャンプ場奥から伸びる氷ノ越登山道を登ります。僅かで獣除けの電撃ネット。ネットを跨ぎ奥へと
進みます。暫くは鬱蒼とした杉林、標識には旧伊勢道の文字。交通手段の無かった昔は福定からの
お伊勢参りへの参詣道だったのだろう。古道らしく石畳の道が暫く続きます。小さな流れを渡り色付き

落葉の登山道
自然観察会
此処を登り切れば

始めた木々を横目に、落ち葉敷き詰められた登山道を登ります。氷ノ越まで0.6km標識を過ぎた頃
何やら話し声が聞こえて来ます、見ると沢山の方が解説員からカエデの葉の区別法?に聞き入って
いますね。此方は脇を素早く抜け先に進みましょう。やがて階段状の道が続くと氷ノ越は近いです。
辿り着いた氷ノ越には石仏や避難小屋が建ち、福定から来たのか沢山の登山者で賑わっています。

賑わう氷ノ越
氷ノ山を望む
尾根上のブナの森

氷ノ越から見る氷ノ山山頂付近は、既に紅葉の盛りは過ぎている様ですね。此処から暫く緩やかに
続く尾根道。辺りのブナ林は既に葉を落としていますが、色んなカエデ類は赤く染まっていますね。
次第に泥濘んだ道や岩場が現れ慎重に足を運びます。前方に甑岩が大きく見えて来ると仙谷口。
直ぐ先には甑岩への分岐。山頂へは左へ回り込みます。甑岩を過ぎると石畳の登山道に変わるが

滑り易い道
仙谷口分岐
甑岩

その先で木道敷かれた階段状に変わります。此処まで来れば山頂へは僅か。登り切った山頂には
沢山の登山者が写真撮影や休憩、食事にと夫々想い々に楽しまれています。天気予報とは随分
違い、時折射す日差し以外寒々とした空模様。辺りの展望も遠くは霞んでいますね。吹く風も冷たく
長居は出来ません。昼食は三ノ丸方面で頂くとして早々に退散です^^)山頂から鳥取側の休憩所を

石畳の道を
木道を登れば
山頂の避難小屋

横目に見ながら背丈2mはあるチシマザサの間を縫う様に下ります。此方の登山道は西尾根と違って
歩く人も随分少なく静かです。唯、鞍部は泥濘が酷くて厄介ですね。緩やかにうねる山肌の先には
広大な笹原広がる三ノ丸方面。この先2-3度小さく登り返すと木製展望台建つ三ノ丸。少し日差しが
戻って来ました。振り返ればたおやかな山姿の氷ノ山。福定側から見る姿とは随分印象が違います。

鳥取側の休憩所
振り返れば
三ノ丸の展望台

日当たり良く風を遮る場所で少し遅めの昼食を済ませ下山に掛かりましょう。少しだけ下れば小さく
真っ赤な三角屋根の避難小屋。その先で分岐に突き当たります。左は坂ノ谷方面へ、此処は右に
向かい緩やかに下ると東屋が建っています。二組の登山者が食事中でした。挨拶を交わしそのまま
先に進みます。暫くは緩やかな笹原を徐々に高度を下げて行きます。やがて既に落葉したブナ林。

三ノ丸避難小屋
分岐は右へ
休憩所

更に下るとコナラ、ミズナラ、クヌギ等々の雑木林から、杉の植林と林相を変えながらの急傾斜です。
随分下れば再び笹生い茂る登山道の先に、スキー場のリフト降り場が見えて来ましたよ。そうです
此処が"わかさ氷ノ山スキー場"最上部樹氷第3チャレンジリフトの降り場。標高は1200m辺りです。
今は丁度、此処ら辺りが紅葉のピークですね。此処からリフト沿いに下りますがさすがに当スキー場

ブナの森
リフト降り場が
スキー場トップから

最上級コース。斜度にして最大39度だけあって激下りです^^)しかも階段状に敷かれている木が随分
朽ち掛けているし、ステップ幅がやたらと狭くて降り辛い!!高々500m程の道程ですが標高差200mを
一気に下ります。何とかチャレンジリフトの乗り場に降り立ち此処から自然探勝路へと向うので右手の
森の中へ分け入ります。この自然探勝路、氷ノ山山麓の回遊路でトチやブナの原生林続く道ですね。

激下りの
自然探索路入口
少し朽ちかけた展望台

途中には展望台等がありますが、一部朽ち掛けていて危険ですね。何度か横切る小さな谷では
岩は苔生し紅葉と相まって綺麗なコントラスト^^)彼此40分近くも歩いた頃、突然眼の前が広がり
ススキの原に出ました。如何やらアルパインコースの上部に出た様です。前方を見ると車を止めた
響きの森が見えます。ゲレンデ端を下りそのまま道路に突き当たりました。後は右手に曲がり少し
舗装路を歩けば響きの森に戻ります。下山後のお楽しみは、若桜ゆはら温泉"ふれあいの湯"。


苔生す沢沿い
前方に響きの森が
此処を右に曲がれば
クリックするとわいどびゅう
三ノ丸から望む氷ノ山:クリックするとわいどびゅう
氷ノ山の黄葉:紅葉
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ドウダンツツジの紅葉 ハウチワカエデの紅葉 ケヤキの黄葉紅葉
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