巨木の森へ:佐々里峠から小野村割岳(982m)

山行日 2008.5.17
山域 京都北山:京都府京都市:美山町
コース 佐々里峠(30分)小野村割岳分岐(5分)P840
P840(80分)P911(30分)小野村割岳

小野村割岳(150分)小野村割岳分岐(20分)佐々里峠

巨木を捜し撮影しながらです。時間は参考程度に!!
標高差 約220m
総歩行時間 約5.0h(含む休憩)
   
佐々里峠
石室横から
案内標識

久しぶりの北山です。そろそろ山蛭の季節が遣って来た^^)従って出来るだけ沢筋を歩かない
山を、と思い、佐々里峠から尾根筋を歩く小野村割岳に出掛けます。目当ては台杉の巨木群
日本海側に生える杉の品種で、裏杉とも呼ばれる芦生(あしゅう)杉。例え幹が折れても側枝が

ブナの木
芦生古道
緩やかに

新たな幹となって伸び"台杉:櫓杉"と言われる独特の株立ちの姿になります。自宅から名神道
で京都市内を抜ければより近いのですが今は工事中。で、篠山から園部を抜けて佐々里峠に
やはり此処まで3時間近く掛かってしまいました^^)先客は5台、急いで支度を済ませ石室横から

二手に分かれるが
小野村割岳分岐
山頂への標識

灰野に続く芦生古道を歩きます。最初こそ急坂ですが直ぐにU字状に掘れた古道らしい緩や
かな道。足下にはチゴユリ、マムシグサ。エリアマップには入口が判り辛い!!と、書かれている
やがて右手に踏み跡らしき場所。右手に曲がると早速見事な台杉^^)しかし、その先踏み跡が

840mピーク
標識
新緑眩しい

改めて地図を見ると、どうも手前の尾根!?直ぐに引き返し北に向かう。暫くで道が二手に分か
れるが、直ぐ先で合流。再び右手に踏み跡。良〜く見ると枝には赤白に塗り分けられた標識
今度は間違いなさそう^^)緩やかに続く道脇にはトクワカソウの葉。既に散り終えたのでしょう。

倒木横を
苔生した倒木
岩尾根

辺りはスギ・ブナ・ミズナラ・トチノキ・ホウノキ等が混じる天然林。新芽が燃える様に綺麗だ^^)
やがてP840、この先小ピークを緩やかに幾度もup:down。途中、芦生杉の倒木が道を塞ぎ
ます。倒木は見事な苔や若木の苗床になっている様。石灰岩の露岩尾根を越えると峠から

雷杉
内部は焼け焦げて
上を見上げて

1時間程で幹が中空になった大杉。通称"雷杉"。雷に打たれ、内部が焼け落ち、大きな空洞が
開いて無残な姿になっても上部に青い葉を茂らせる古杉には感動物です^^)注意しなければダメ
なのは此処です!!!小野村割岳へは此処から右手に折れます。そのまま進めば赤崎中尾根から

小野村割岳の巨木達
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アシュウスギ ホウノキ 雷杉 アシュウスギ アシュウスギ アシュウスギ

バイケイソウの葉
東谷乗越
消えかかった文字

芦生のトロッコ道へと下ってしまいます。唯、この尾根を10分も下れば辺りに巨大な芦生杉の森
帰路に時間が有れば寄って見よう。明るい尾根を暫く下ると、むせ返る様な緑色のバイケイソウ
少し先で左へ急激にクランクする。此処は東谷乗越。真っ直ぐ進めば広河原バス停へと向かう

911ピーク
台杉
尾根を進めば

東谷乗越から10分も歩けば2本の巨木杉立つP911。左の巨木杉には朽ちかけた標識が!!
此処も要注意箇所!!!やや左へ進むとカヅラ谷へと続く北尾根だ。此処は右に転進します。
尾根の左の谷は由良川、右の谷は桂川と中央分水嶺だ。30分もあれば小野村割岳山頂。

山頂は直ぐそこ
小野村割岳山頂
何故か郵便受が?

山頂には三等三角点と何故か赤い郵便受^^)周りを樹木で遮られ展望は殆ど無し。少し遅めの
昼食を済ませます。帰路には同じ道を辿りますが、途中で彼方此方の支尾根に立ち寄ります。
お陰で偶然サルメンエビネに遭遇^^)下山後のお楽しみは日吉温泉"スプリングひよし"でした。


小野村割岳の花達
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チゴユリ ギンリョウソウ キランソウ
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サルメンエビネ サルメンエビネ サルメンエビネ
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