紅葉前線南下中:大台ケ原周回(1649.9m) |
山行日 | 2009.10.23 |
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山域 | 台高山地:奈良県・三重県 | |
コース | 駐車場(25分)シオカラ谷(40分)大蛇ー(15分)牛石ヶ原 牛石ヶ原(15分)尾鷲辻(10分)正木ヶ原(35分)日出ヶ岳(50分)駐車場 |
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標高差 | 約270m |
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総歩行時間 | 約5.0h(含む休憩) |
正木嶺から望む日出ヶ岳 |
9月中旬頃に高山帯から始まった紅葉も、約一ヶ月掛けて南下、漸く近畿の山々にも降りて来た。 混雑を予想して深夜に大台ケ原ドライブウェイを走り抜け駐車場に到着。深夜にドライブウェイを 走る際、飛び出す鹿達に要注意です。見上げる空は満天の星達^^)暫しオリオン座流星群を眺め |
眠りに着く。翌朝6時過ぎに目覚め、日差し射し始めた7時に出発です。何時もなら日出ヶ岳から 時計回りに歩きますが、今回大蛇ーからの紅葉を朝日の下で見たくて反時計回りに歩きましょう。 未だ薄暗いトウヒやウラジロモミの樹林をシオカラ谷に向って緩やかに下ります。辺りのミズナラや |
ブナ、オオカメノキ等が黄や赤に染まっています。右の樹間からは東ノ川を隔てて大峯の山々が 朝日に輝いて見えています。やがて石段の急坂を下るとシオカラ谷。シオカラ谷に架かる吊橋を 渡ると、ルート難所の急坂が待っている^^)少し登ると辺りはツクシシャクナゲにホンシャクナゲの |
群落。別名のシャクナゲ坂に納得ですね。少し荒れた急坂も10分程頑張れば傾斜も緩み、ブナや ミズナラ、ヒメシャラの森へ。ブナやミズナラは既に茶色く変色しているがオオイタヤメイゲツは今が 盛りと朱に染まっている。やがて大蛇ーへの分岐に到着します。少し狭い尾根道を徐々に下り木製 |
の小さな橋を二つ超えると階段状の大きな岩棚が大蛇ーです。鎖に囲まれた岩頭から下を覗けば 目も眩む断崖絶壁だ^^)足下には東ノ川、谷向かいには竜口尾根、その奥には雄大な大峯山系が 山上ヶ岳から大普賢岳、行者還岳、弥山、八経ヶ岳、孔雀岳、釈迦ヶ岳、大日岳、笠捨山等々の |
主な峰々が一望出来る素晴らしいお天気ですが、少し時間が早くて崖下に陽が射していませんネ。 暫く陽射待ちとしましょう^^)結局30分少々待機している間に、続々と登山者が遣って来たので重い 腰を上げ分岐へ戻ります。分岐からブナの森を抜けるとイトザサ茂る牛石ヶ原。低く刈取られた様に |
大蛇ーから・不動ー越しに竜口尾根と大峯山系:クリックするとわいどびゅう |
茂っているのは日本鹿の食害からだとか。右手に魔物を封じ込めたと伝えられる牛石。左手には 神武天皇像が建っている。一旦、森に入ると僅かで尾鷲辻。左へ曲がればビジターセンターへ。 右に取れば堂倉山から続く尾鷲道。此処は真っ直ぐ進み暫く坂を登れば正木ヶ原。道端に鹿が |
数頭笹を食んでいる。やがてトウヒの立ち枯れの向こうに正木嶺(峠)へと続く木道が見える。真っ青な 空に真っ白なトウヒの立ち枯れ木、オブジェの様だが痛ましい姿だ。木道を登り詰めれば正木嶺(峠) 南東側には尾鷲湾が望める。下る途中には真っ赤に染まるゴヨウツツジ(シロヤシオ)。下り切った所が |
ビジターセンターからの合流点。視界良ければ右手の展望台から遠州灘越に富士山も見えるとか? 残念だが今日は遠望が利きません。山頂直下の木製階段を登れば一等三角点建つ日出ヶ岳山頂 山頂の展望台に登れば360度の大展望。東は少し霞んでいるが、北には台高の峰々、西には大峯 |
山系が一望です。帰路には苔の散策路を通って駐車場に戻ると、駐車場は勿論満車^^)溢れた 車がドライブウェイ沿いに延々と繋がっています^^)帰るにはチョッと早いのですがドライブウェイ 沿いの紅葉が見頃なので、時々車を止めて撮影しながらの下山でした。下山後のお楽しみは 奥吉野・湯盛温泉"ホテル杉の湯"。ご注意!!:利用受付時間は午前11時より午後2時迄です。 |
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日出ヶ岳から大峯方向:クリックするとわいどびゅう |
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