グリーンシャワーを浴びながら 氷ノ山(1509.6m)

山行日 2013.5.21(火)
山域 中国山地:鳥取県若桜町:兵庫県養父市
コース 氷ノ山キャンプ場P(20分)仙谷登山口(130分)仙谷口(25分)氷ノ山
氷ノ山(30分)氷ノ越(45分)氷ノ越登山口(5分)氷ノ山キャンプ場P
標高差 約680m
総歩行時間 約5.5h(含む撮影&休憩・食事)
   
若桜氷ノ山スキー場下からの氷ノ山
若桜氷ノ山スキー場下からの氷ノ山
R29号線から
中央奥に氷ノ山
氷ノ山キャンプ場P

今日は日本海側も晴天との予報。ではブナの新緑と仙谷に咲くお花達を楽しみに氷ノ山に
向います。中国道:山崎ICからR29号線を北上し、県境の戸倉トンネルを潜って若桜氷ノ山
スキー場へ。車は下山予定の氷ノ山キャンプ場Pに止め仙谷登山口へ。オオタチツボスミレ

仙谷登山口
ゲレンデに合流
熊注意の看板

クルマバソウ・・ホウチャクソウ・ツボスミレ・ニリンソウ等々が咲く舗装道路を20分近く歩けば
仙谷登山口。砂防堰堤前をひと登りでゲレンデ脇に飛び出す。少し登れば"クマ"注意の
看板がやけに目立つ入口。暫くは仙谷の流れに沿って緩やかに登ると、杉林からクヌギや

最初は植林の中
新緑を見上げて
自然探勝路分岐

コナラ・トチノキ等の自然林に代わる。見上げれば新芽はミントグリーン。林床にニリンソウ
ユキザサ・ミヤマキケマン・タチカメバソウ・サンカヨウ等が咲く。栃の大木を過ぎれば自然
探勝路への分岐。少し下って流れを渉る。直ぐに支尾根を左にトラバース。再び流れに

流れを渡り
梯子や鎖場を
残雪が谷を埋める

沿って上流へと辿る。濡れていると滑り易い嫌らしい岩場の鎖にロープも今日は問題無。
流れを2度3度渡り返す度にニリンソウ・サンカヨウ・タチカメバソウの群落。花時期が合えば
こんなにも群生してるんだ。ふと右の谷筋を見ると谷幅一杯の残雪。名立たる豪雪地帯の

サンカヨウ・ニリンソウ群落
標高1100m標識
倒木に崩壊地脇を

片鱗を垣間見た。標高1100m標識を過ぎれば多数の倒木に斜面崩落が行く手を阻む。
雪解け直ぐで整備が間に合わなかったのだろう?此処は左手から慎重に回り込み薄くな
った踏み跡を追い掛ける。やがて次第に谷から外れ、九十九折に登るとブナの尾根に

振り返れば
ブナの尾根に
仙谷口

乗る。振り返れば足下に若桜氷ノ山スキー場が広がる。吹き上がる風が心地良く一気に
汗も引く。林床には点々と濃いピンクに淡いピンク、白いオオイワカガミと変化に富んで
咲いている。思いの外急なブナの木の根道を登れば突然賑やかな声が聞こえて来る。

続々と
中学生の列が
残雪の登山道

やがて県境尾根の仙谷口に到着すると賑やかな声の主は大勢の生徒達だった。聞けば
高砂のS中学の生徒達。総勢180名もの大集団^^)丁度彼らの下山時と重なった様なので
此処で昼食。20分近くの食事タイムを過せば生徒達の行列も疎ら。では腰を上げましょう

擦れ違った中学生達
氷ノ山山頂
霞む鉢伏山

甑岩を回り込めば登山道に僅かな残雪。ショウジョウバカマが今を盛りと咲いてる。今度は
別の中学生がインタープリターと一緒に降りて来た。此方は2-30名と少ないね。石敷き道
階段に木道を辿れば氷ノ山山頂。スッカリ人気の無くなった山頂は二組三人だけ。展望も

ブナ原生林
氷ノ越避難小屋
氷ノ山キャンプ場に戻る

遠くは霞み目の前の鉢伏山さえ薄っすらだ。仙谷口迄同じ道を戻り、県境尾根を西へと
辿る。緩やかにUpDownを繰り返し眩いグリーンシャワーを浴びながらブナ原生林を二度
通過すれば氷ノ越避難小屋。右:兵庫県側の福定親水公園へ。左:鳥取県側若桜舂米
(つくよね)へ。此処は左折して古の旧伊勢街道を下って、氷ノ山キャンプ場Pへと戻る。

新緑のブナ原生林
新緑のブナ原生林
仙谷の花達
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クルマバソウ ニリンソウ ホウチャクソウ
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タチカメバソウ サンカヨウ オオイワカガミ
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