朱に燃え上がる葛城山&白い絨毯の金剛山(U) |
左:葛城山・右:金剛山・千早赤坂村から |
水越川に架かる橋を渡れば水越峠バス停。バス停から僅かに下れば太尾登山口。案内標識には 急登だから気を付けてって^^)その通りに植林に続く急坂を階段道や木の根道を喘ぎながら登る。 気を紛わせてくれるのはハナイカダやチゴユリの花。ユックリ登る事40分でベンチの有る平坦地。 |
此処は右から太尾西尾根道が合流する。マダマダ続く厳しい急坂を息を弾ませ登ってると上空を 旋回するヘリの爆音。きっと燃え上がるヤマツツジの葛城山を取材してるのかな。振り返って樹間 から僅かに覗く葛城山には沢山のハイカーが確認出来る。やがて太尾塞跡。左からカヤンボ道が |
合流します。傾斜が緩んだ植林を歩いて少しの急坂を登れば六道の辻。右から石ブテ尾根道と 合流。GPSの電池切れアラームが鳴ったので交換しよう。その間に太尾塞跡で休憩されていた ご夫婦が通り過ぎます。丁度陽射しが正面から当たり、鬱蒼とした杉林を明るく照らす。ヌタ場を |
過ぎれば登山道は右に曲がるが、此処は小さな案内標識の通り正面突破。木の根道を登り切ると 遭難碑。直ぐに開けた所が大日岳(1094m)林床のユキザサは咲き始めてる。少し下ると登山道は 二手に分かれる。右に辿ると国見城跡には近いが此処は左へ進み裏参道からブナの原生林へと |
向かいます。裏参道のカタクリは既に結実。ハルトラノオ・ヤマウツボは終盤。おっと、ヤマトグサ 見っけ。小さな簪が風に揺れる。ヤマルリソウ・ミヤマハコベ・コタチツボスミレは真っ盛り。ブナの 原生林から見える葛城山は燃えてるね^^)牡丹桜満開の葛木神社にお参りしてから転法輪寺に |
向かいます。転法輪寺の庭のニリンソウは満開。クリンソウは花芽を上げヤマシャクも開花寸前だ。 そろそろ正午が近いので国見城址でライブカメラに写ろう^^)満開だった金剛桜は散り初めだ。さて ライブカメラにも写った事だしカトラ谷へと行こう。登山道から見下ろす斜面は黄色に染まり、降りて |
見るとヤマブキソウの見事な群落。更に下って見頃のヤマシャクヤク、お目当てのニリンソウの絨毯は 既に終盤で一寸残念。キンキエンゴサクは姿を消して、替わりにユキザサが見頃。サイコクサバノオは 元気だね。1時間もの散策を終え再び国見城跡から売店前に戻り、泡々代わりのコーラでひと休み。 |
歩き始めて既に7時間少々が経過。流石に疲れて来たね^^)下山ルートを何処にしようかと考える。 同じコースをピストンでは芸が無いし、黒栂道から青崩道だと旧道の登り返しが待ってるる。やはり 此方はダイトレから水越峠へと下ろう。再び裏参道を抜けて一の鳥居へ向かう。何やら人だかり? |
近付けばヤマガラが夢中で何かを啄ばんでる。良く見ればウールの手袋?とても気に入ってるのか 近付いても飛び立たない。暫し観察してると気配に気付いたのか飛んでった^^)一の鳥居を潜って 直ぐに左折。少し下れば高天(郵便)道分岐。分岐を右に見送る。此れより急な坂道標識を過ぎると |
階段道が続く。おっと、キバナイカリソウ(ヤチマタイカリソウ)見っけ。金剛山で初めて見た花だね。 キバナって言うより淡いクリーム色だ。長く続いた階段道も案外早く終わると緩やかに続く登山道。 やがて展望所に到着。ベンチ前が僅かに開け足下に御所の街並みが広がり、工事中の京阪奈道 |
遠くに大和三山も見える。此処から水越峠迄残り2,6km。時間は14:30。この調子だと案外早くに 下山出来そう。一息入れて再び階段道を下ります。先程休憩されてたご夫婦に道を譲られ足早に 下山すれば沢音が聞こえてカヤンボ小屋が見える。流れに架かる橋を渡れば林道に降り立った。 |
後はノンビリと林道を下り金剛の水で喉を潤す。残り1,5kmと成った林道を下れば水越峠に戻る。 葛城山下山時は沢山の路駐だった旧道も随分と台数が減ってるね。おっと、旧道脇にホウチャク ソウ・ホタルカズラ見っけ。水越橋を渡ると水越峠バス停。峠から旧道を10分も下ればPに戻った。 |
ニリンソウの絨毯:金剛山カトラ谷 |
|
|
|
|