巨樹の森にひっそりと咲く・・・:京都北山

山行日 2015.5.23(土)曇時々晴
山域 京都北山:京都府
コース ○○△峠(20分)□△○岳分岐(50分)P911(50分)□△○岳(30分)P911(120分)○○△峠
巨木に花を捜し撮影しながらです。時間は参考に!!
標高差 約220m
総歩行時間 約5.5h(含む休憩)
   
○○△峠
石室横から梯子を登り
新緑のブナの木

以前、偶然見掛けた猿面海老根に逢いたくて、7年振りに京都北山のとある山に出掛けます。
舞鶴若狭道:丹南篠山口ICから園部を抜けて登山口の○○△峠。毎度ながら此処まで3時間
先客はバイク一台。支度準備中に車が3台連なって到着。聞けば岐阜から15名の団体ツアー

新緑の森
緩やかに
古道分岐

巨木鑑賞ツアーだそうだ。一足先に石祠横からアルミ梯子を登り古道を歩きます。最初こそ急な
坂道ですが直ぐにU字状に掘れた古道らしい緩やかな道。新緑のブナや裏杉等とも呼ばれる
芦生(あしう)杉等の森。台杉や櫓杉とも呼ばれる独特の株立ち姿の巨木が点在する。古道から

840mピーク
大蛇状のブナ
苔生した倒木

右手の尾根に乗り換えると、足下には既に散り終えたトクワカソウ(イワウチワ)の葉。辺りには
スギ・ブナ・ミズナラ・トチノキ・ホウノキ等が混じる天然林。 新緑が深緑に変ろうとしている。
直ぐにP840、この先小ピークを緩やかに幾度もUp:down。前方からは早くも下山される方に

痩せた岩尾根
若丹国境尾根が見える
911mピーク

出会う。少しお話をすれば同じ目的の方。チョッピリ残念な情報を貰いましたが先に進もう。
苔生した芦生杉の倒木が道を塞ぎます。倒木は苔や若木の苗床になっている。以前裸地
状態だった林床は鹿の忌避植物?イワヒメワラビが大繁殖。お陰で希少種が見当らない。

木に着生するタニギキョウ
林床にはイワヒメワラビ
通称:雷杉

林床に咲く花はタニギキョウ・ギンリョウソウ等と僅かだが、タニウツギ・イワガラミ・コガクウツギ
ヤマボウシ・トチノキ・ホウノキ・ナナカマド・オオバアサガラ等木本の白い花が目立ちます。
石灰岩の露岩尾根を越えると峠から 1時間程で幹が中空になった大杉。雷に打たれ内部が

一度森を抜ける
バイケイソウの海
東谷乗越

焼け落ちても上部に葉を茂らせる古杉は感動物。□△○岳へは此処から右手に折れます。
明るい尾根を暫く下ると、むせ返る様な緑色のバイケイソウの海。少し先で左へクランクする。
10分歩けば2本の巨杉立つP911。更に此処は右に転進します。尾根の左の谷は○△川。

山火事跡
○△□岳山頂
芦生杉の焼け跡

右の谷は□川と中央分水嶺。30分もあれば□△○岳山頂。山頂には三等三角点。展望無
唯、山頂手前から南に続く尾根や東に続く尾根の芦生杉等に、焼け焦げた跡が多数散見。
帰宅後に調べてみると2年前にハイカーの煙草火の不始末での山火事だったそうだ。此処迄

○○△峠に戻る
本物の猿に遭遇
ベニバナヤマシャクヤクの群生

目当て花には出逢えず帰路に同じ道を辿りますが、途中で幾つかの支尾根に立ち寄ります。
お陰で何とか猿面海老根と対面。もうメインの縦走路では見るのが難しく成った様で残念だ。

下山後に更なる花を求めて車を走らせるが人里離れた道路上に数匹の猿軍団に遭遇。正か
本物の猿に出逢うとはビックリ^^)更なる目的花は早くも散り始めてる個体や見頃&蕾でした。

京都北山の巨樹&花達
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アシウスギにブナ着生 2本合体したアシウスギ イワガラミ巻き付くブナ アシウスギ(通称雷杉) アシウスギ(台杉)
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タニウツギ ヤマボウシ ナナカマド
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ベニバナヤマシャクヤク サルメンエビネ ベニバナヤマシャクヤク(白花)
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