オオヤマレンゲ TN東口から一ノ垰経由大峯山 |
アクセスルート 阪高:神戸線〜環状線・松原線経由西名阪:柏原ICで降りる。大和高田BP〜京奈和道経由R309を走り抜け下市経由天川川合 |
左に弥山・正面に八経ヶ岳:明星ヶ岳山頂から |
梅雨末期の不安定な空模様ですが先週雨で見送った大峯でオオヤマレンゲ鑑賞。今年は 行者還トンネル東口から登ります。この時期賑わう行者還トンネル西口からに比べて行程は 長目だが西口出合迄静かな奥駆道を楽しめる。午前3時過ぎに起床、酷道とも揶揄される |
天川川合からの酷道を走り、みたらい渓谷を過ぎて昨年歩いた熊渡に駐車車両が2台。 対向困難な酷道を更に東へ。やがて行者還トンネル西口。西口有料Pには6時前ですが 既に数台の車。此方を見てる料金徴収人を横目に真っ暗な行者還トンネルを抜けます。 |
東口に以前在った駐車地は崩落してて止められないが、道路脇に3台の先客車。直ぐの 崩落地から大台ケ原が良く見える。崩壊した林道を少し下れば右手に一ノ垰への登山口。 階段を登って緑滴る雑木林をトラバース気味に進むが、踏み跡が薄くて途中でマーカーも |
見失う。以前(と、言っても9年前^^)は確りした道だったのだが歩く人も少なくなったのかな? 地図で確認すると南の支尾根に乗ればナメゴ谷からの道と合流しそう。適当にトラバースし 無事支尾根に乗る。支尾根を1分も登れば東口からの道と合流だ。此処からブナ・ミズナラ |
ヒメシャラの広葉樹林から、徐々に高度を上げるとヒノキ・シラビソ・トウヒ等の針葉樹林に代り 傾斜が緩むと奥駆道は近い。奥駆道に合流すれば此処が一ノ垰。右に向かえば行者還岳 山上ヶ岳方面。左は弥山・八経ヶ岳だ。背の低いミヤコ笹の笹原を緩やかに辿れば右奥に |
弥山小屋が見える。直ぐに三叉路、此処は右へ続く奥駆道へ向かう。稜線の右側を辿り 葉先が赤くなり始めたシロヤシオ、葉が茶色に変色の個体や僅かに花咲くバイケイソウ。 やがて人の声が聞こえて来ると西口出合。TN西口からの登山者が休憩してらっしゃる。 |
気温は低目だが湿度が高く、汗びっしょりの体に爽やかな風が吹き抜ける。小休止の後は 緩やかなup:downを繰り返しながら石休ノ宿跡から弁天の森。おっと、ショウキラン見っけ。 林床にはオトギリソウ・バイケイソウ・コナスビ・タニギキョウ・ヒメレンゲ等。幾つかのヌタ場を |
過ぎれば理源大師像建つ聖宝ノ宿跡。緩やかな道は此処迄でこの先から一転してキツイ登りが 始まります。シダ類が繁るゴロタ石の滑り易い道を慎重に登り、バイケイソウ茂るヌタ場を通り抜け 名物の木製階段が連続して現れる。更に鉄製階段を越えれば弥山小屋が見える。小屋手前に |
||
ツボスミレ、小屋傍にオオヒナノウスツボ。思いの外登山者が少ない小屋前の広場。先ずは弥山 山頂の天河神社奥宮にお参り。戻って来た弥山小屋前で暫しの休憩。おっと、アサギマダラが 優雅に舞ってる。撮影しようと待ち構えると何故か当方に纏わり付く。暫く観察していると如何も |
口吻で汗を吸って塩分補給?^^)思わぬ事で時間を取られたので急いで八経ヶ岳へと向かう。 一度大きく鞍部へと下り、鹿避けネットに囲まれた自生地のゲートを潜ると沢山の蕾と開花に 変色したオオヤマレンゲ。もう暫くは楽しめそうだがやはり例年に比べ花数が少なく感じるね。 |
||
↑画像クリックでYou Tube | ||
自生地を抜け岩場をひと登りで近畿最高峰・八経ヶ岳(仏経ヶ岳・八剣山)360度の大展望も 今日はガスが湧き上がり視界ゼロだ。多くの登山者が山頂近くで夫々お食事中。少し早いが 此方も山頂直下で昼食タイム。山頂上空には沢山の赤とんぼが乱舞、アサギマダラも混ざる |
後日判った事だが同じ日山頂で20分間程ネッ友のKENさん達と一緒だったとか。30分もの 食事休憩の後に、明星ヶ岳に向かって奥駆道を南下します。さっき迄の賑やかさは嘘の様に 静かな奥駆道。泥濘んでる道をゆっくり歩き、ネットが現れると直ぐ弥山辻。ネットで囲われた |
||
オオヤマレンゲは咲き進んでる。弥山辻を右に進めば川合道。明星ヶ岳へは直進し少しの 登りで明星ヶ岳分岐。踏み跡が薄くて要注意。此処を緩やかに登れば明星ヶ岳山頂。立ち 枯れの木が林立する特異な景観だね。北側の左に弥山、正面に八経ヶ岳が大きく見える。 |
12時半を回ったので下山しよう。往路を戻り再びの八経ヶ岳。先程迄の喧騒は鳴りを潜め 静かな山頂。2度目のオオヤマレンゲを楽しみ弥山小屋前。此方は弥山小屋泊り?らしい 団体が到着して一気に混雑。落着かないので入替る様に下山開始。おっと、見過しそうな |
||
小さな花はエゾノヨツバムグラ。階段道を下っていると更なる大人数の団体が登って来ますね。 今夜の弥山小屋は大混雑でしょうね^^)聖宝ノ宿跡を過ぎた頃、法螺貝の音が聞こえて来ます。 やがて鈴懸に結袈裟・頭襟・金剛杖の山伏姿の集団。大峯山寺から歩いて来られたのでしょう |
勿論、挨拶は"ようお参り"ですね。弁天の森・石休ノ宿跡と辿れば西口出合到着。下山には トンネル西口へと向かいます。急坂を前に一休みで下山開始。、転ばない様慎重に足を運び シャクナゲ・シロヤシオの痩せ馬の背尾根を抜ければ瀬音が聞こえ、傾斜も緩みホッと一息。 |
||
ヤマジノホトトギス・イチヤクソウに終盤のギンリョウソウ見っけ。川原ではしゃぐのは学生達。 流れに架かる木橋を渡れば西口登山口は近い。既に16時近いので有料Pに車は少ない。 冷気吹き抜ける行者還TNを抜けて東口に戻る。帰りはR309を東へ下って上北山村へ走り R169を北上して、大滝ダム傍の湯盛温泉へ。筋肉痛予防と汗を流しに湯盛温泉・杉の湯 |
|
|