アカヤシオは裏年・・・? 雪彦山(大天井岳811.1m)

山行日 2015.4.27(月)
山域 中国山地:兵庫県姫路市夢前町
コース 賀野神社P(5分)大曲(25分)虹ヶ滝(80分)雪彦山(大天井岳)
雪彦山(大天井岳)(70分)登山口(40分)大曲(5分)賀野神社P
花を探しながらなので参考時間程度に・・・
標高差 約500m
総歩行時間 約4.0h(含む撮影&休憩・食事)
   
雪彦山(大天井岳)・南麓から
雪彦山(大天井岳)・南麓から
雪彦山へ
付近はシャガの里
賀野神社鳥居

連日の快晴。こんな日には山蛭も活動休止中?って事で近畿地方限定で雪彦山系に咲く絶滅
危惧U類を見たくて13/4以来2年振りに出掛けます。中国道・福崎ICから県道23号線を西へ。
前之庄の信号を右折して最奥の集落は山ノ内を目指す。道路脇の無数のシャガは今が花盛り。

賀野神社
遊歩道入口
大曲

此処はシャガの里として整備されてるそうだ。雪彦山登山口手前から賀野神社を目指して林道
雪彦峰山線へ。賀野神社を通り過ぎた遊歩道口の路肩に駐車。消防局の車が2台止まってる。
そう言えば10日程前に地蔵岳直下の沢に滑落?して死亡事故が発生したニュースを覚えてる。

植林を辿る
切り通しを越え
此処から沢へ降りる

そうだ、この山も山蛭生息地、念の為山蛭忌避剤持参で歩き始める。階段道を僅かに下れば
大曲分岐。前回は反時計回りに歩いたので、今回は右から時計回りに虹ヶ滝経由で登ろう。
植林から抜けるとベンチ広場。ザレた道を下れば渓流に出合う。虹ヶ滝は右手上流側。流れを

流れを渡る
虹ヶ滝下部
最初の鎖場

素早く渡って直ぐに最初の鎖場。岩棚には咲き終わったシロバナネコノメにヤマルリソウが咲く。
この先には次々とロープ場に鎖場が続く。頭上で声が聞こえて来れば地蔵岳が望める展望岩。
声の主は地蔵岳東面に取り付いてるクライマーだった。登山道は山襞を縫う様に続く岩稜の道。

鎖にロープが
展望岩へ
地蔵岳に取付くクライマー(円内)

慎重に通過。やがて足下にピンクの落下花。見上げる頭上にはアカヤシオ。ん?何だかとても
花数が少ない。幾度かの鎖場を登れば地蔵岳との鞍部。ヒカゲツツジはマズマズの咲き具合。
此処で暫くの昼食タイム。此処でも落下花の数の割りに咲く花は少ない。代わりにコバノミツバ

出雲岩
クライミング練習場
最後の鎖場

ツツジが見頃。下山して来るハイカーを待ってマダ続く岩場を登ります。最後の難関は高さ10m
程の連続した鎖場。登り切れば三角点への縦走路。漸く難路が終わった。一度小さく下って登り
返せば洞神社の祠が建つ大天井岳山頂。展望は南に開け足下には登山口。目線を上げれば

登り切れば
大天井岳山頂
山頂からの展望

七種槍に七種山・明神山等が望める。暫し風に吹かれて展望を楽しみ下山に掛かろう。下山は
出雲岩へと下りましょう。此方のルートも大なり小なり鎖場にロープが続きます。馬の背・セリ岩・
覗岩等の奇岩が続き、やがて大きな岩がセリ出した出雲岩。今日はフリークライムを楽しむ人は

下山道には
鎖を使って
馬の背

皆無。行者堂跡を僅か下れば展望岩。振り返って見れば大天井岳・不行岳・三峰岳・地蔵岳の
岩峰群が屏風の如く並ぶ。この先植林の急坂は続き木の根道を下れば不動岩。徐々に沢音が
聞こえて来れば登山口は近い。尚も下れば管理棟・コテージ・トイレ等が建つ登山口。さて車に

セリ岩
出雲岩
展望岩から

戻るには、雪彦川に沿って続く荒れた林道を登り返さないと行けないね。格子状の砂防ダム
横の階段を登り、緩やかに続く遊歩道を辿るが此れが地味にシンドイ^^)林床には無数のテン
ナンショウにコミヤマスミレ。やがて沢を埋める苔生したゴロタ石。ペンキマークに従い流れを

不動岩
登山口が
格子状の砂防堰堤

幾度も渡り直せば大曲に続く登山道に乗る。最後の踏ん張りで駐車地に戻りました。
目当ての絶滅危惧種は勿論、イチリンソウ・ヒメレンゲ・タニギキョウ・ミヤマハコベ等が
咲いてましたがアカヤシオは少し遅かった物の、花数が少なくやはり裏年なのかな?

遊歩道
流れを幾度も
大曲に戻る
雪彦山(大天井岳)山頂から
雪彦山(大天井岳)山頂から
雪彦山の花達
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近畿地方にだけ咲く貴重種 絶滅危惧U類(VU) シソ科ラショウモンカズラ属
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アカヤシオ イチリンソウとミヤマハコベ ヒカゲツツジ(背景はアカヤシオ)
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