吉野三山(栃原岳・銀峯山・櫃ヶ岳)と福寿草 |
吉野三山:栃原岳・銀峯山・櫃ヶ岳 |
アクセスルート 阪神高速:神戸線から環状線経由西名阪:柏原IC下車。R165からR24・R168を走って奈良県五條市西吉野へ |
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吉野三山 |
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栃原岳(とちわらだけ:531m) |
(金峰山・黄金岳・金山とも呼ばれる)山頂には波比賣(はひめ)神社。 (白銀岳・白金岳・銀山とも呼ばれる)山頂には波宝(はほう)神社。 (銅山とも呼ばれる)山頂には櫃ヶ岳八幡神社。 |
干支の山繋がりで奈良の櫃ヶ岳を調べてると、大峯前衛峰として櫃ヶ岳を含む吉野三山の 存在を知る。確か近くには奈良県指定天然記念物としての福寿草の自生地が在った筈だ。 時期的にピークを過ぎてる頃だが絡めて歩こう。但し、何れの山も山頂直下迄車道が続く。 |
スタートは金山とも呼ばれる栃原岳から。上栃原バス停傍の路肩に駐車し波比賣神社鳥居を 潜り、杉林の中に続く舗装路を辿る。30分程辿ればアンテナ施設。少し開けた場所から東に 金剛山・葛城山が以外と近く見える。更に坂道を辿れば展望台。見えるのは大淀から五條市 |
方面か?直ぐに波比賣神社本殿。祭神は水の神"弥都波比賣神"一礼して直ぐ様下山。次の 銀峯山登山口は八ッ川へと移動。八ッ川集落から狭い県道138号赤滝五條線を走り抜けると 朱色の波宝神社鳥居。鳥居前に駐車して坂道を辿れば波宝神社本殿。ご祭神は住吉大神と |
神功皇后。参拝して再び下山、三山目の櫃ヶ岳へは北麓の吉野郡下市町は"やすらぎ村"の 手前の路肩に駐車。櫃ヶ岳ハイキングコース標識に従い貝原集落へ。対向困難な狭い車道を 辿れば右に善徳寺。正面に見事な枝垂桜咲けば見事だろう。尚も車道を辿るが今朝は気温が |
低いのか氷柱に霜の花が咲く。やがて三叉路に突き当り標識通り左折する。尚も登れば最終の 民家。振り返れば先程歩いた銀峯山と背後に金剛山・葛城山がクッキリ。更に右手に栃原岳も 垣間見える。最終民家を過ぎれば落葉積る車道が続く。やがて赤や白のビニール紐が張り巡ら |
され、辺りは松茸山の様だ。そう言えば赤松が点在してる。そうこうする内、十日市からの道と 合流し、暫く歩くと櫃ヶ岳への標識。漸く車道から離れ鳥居を潜って山頂への登山道を辿る。 山頂直下には八幡神社。祭神は応神天皇。本殿左を回り込めば櫃ヶ岳山頂。殆どは樹木に |
覆われてるが大峯方面だけは切り開かれ、山上ヶ岳・稲村ヶ岳・バリゴヤノ頭・弥山・八経ヶ岳が 白く冠雪した山容を見せる。さて時間は今だ10時半、このまま下山では早すぎる。尾根続きには 三角点建つ栃ヶ山。距離にしても2.2kmで周回登山も可能だ。早速分岐迄戻って東に向かって |
緩やかなup:downで続くダートの林道を辿る。ダート林道は尾根北直下を巻きながら続いてる。 林道の水溜りには薄氷や霜柱。2度出合う林道分岐は何れも左。3度目の分岐は左が下山路。 右へと辿れば三等三角点建つ栃ヶ山山頂。此処も樹林に囲まれ大峯方面が僅か見えるだけ。 |
時間は未だ11時半前ですが、もう福寿草は花開いてる頃だろうと下山しましょう。少し戻った直登 コースで下りましょう。最初こそ急斜面の支尾根道だが傾斜が緩むと支尾根を外れ、林道終点に 降り立つ。林道終点から右方向に進み植林の登山道を緩やかに下れば玉泉寺・長谷バス停方面 |
分岐。駐車地に近いのは玉泉寺方向。U字状に掘れた少し荒れた古道を下れば畑に民家が現れ 獣避けネットを2度潜れば玉泉寺。後は集落を繋ぐ車道を下って駐車地へ。車に乗り込み福寿草 自生地を目指す。此方も細い車道が続き案内板に従い集落を駆け上がる。'09年以来6年振りに |
訪ねた福寿草自生地は以前に比べ花数を減らしてるね。丁度、居らした地元の方にお聞きすると 3-4年程前に猪の掘り返し被害で数を減らしたので今は電気柵で保護してるそう。そうだ、お話を 伺った方は何と朝ドラでヒロインを演じられた尾野女史のお母様で、自生地直ぐ傍が実家だった。 |
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櫃ヶ岳山頂から大峯展望 |
吉野三山からの展望&西吉野の福寿草
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