オオヤマレンゲは・・・? TN東口から八経ヶ岳 |
山行日 | 2016.6.26(土)曇時々晴 |
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山域 | 大峰山脈:奈良県吉野郡上北山村・天川村 | |
コース | 行者還TN東口(70分)一ノ垰(30分)出合(60分)聖宝ノ宿跡(60分)弥山(30分)八経ヶ岳 八経ヶ岳(30分)弥山(35分)聖宝ノ宿跡(30分)出合(50分)行者還TN西口 花を捜し撮影しながらです。時間は参考程度に!! |
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標高差 | 約940m | |
総歩行時間 | 約8.0h(含む休憩・食事・撮影) | |
アクセスルート 阪高:神戸線〜環状線・松原線経由西名阪:柏原ICで降りる。大和高田BP〜京奈和道経由R309を走り抜け下市経由天川川合 |
左に八経ヶ岳・右奥に明星ヶ岳:弥山から |
翌週に今夏初アルプスを目指す職場の若手へのガイド目的での下見山行。ネットでは既に オオヤマレンゲは見頃を迎えたらしい。今回も昨年に続き行者還トンネル東口から登ります。 午前4時前には起床。酷道とも揶揄されるR309。天川村川合から先は各所で交通規制中。 |
天川村役場前からの迂回路経由でみたらい渓谷を過ぎて対向困難な酷道を更に東へ。 土日祝は交通規制解除だね。やがて行者還トンネル西口。西口有料Pには6時過ぎだが 既に数台駐車。此方は真っ暗な行者還トンネルを抜けて道脇に駐車します。本日当方が |
一番乗りだ。直ぐの崩落地から見る大台ケ原は霞の向こう。崩壊した林道を少し下れば 右に一ノ垰への登山口。階段を登って緑滴る雑木林をトラバース気味に進む。踏み跡 薄いがマーカーにGPS等を確認しながら支尾根に乗れば、ナメゴ谷からの道と合流。 |
昨年は一部ルートを見失なったが今回は大丈夫^^)此処からブナ・ミズナラ・ヒメシャラ等の 広葉樹の急斜面が続く。徐々に高度を上げるとヒノキ・シラビソ・トウヒ等の針葉樹林に代り 足下にミヤコ笹が現れて傾斜が緩むと奥駆道出合は近い。奥駆道に合流すれば一ノ垰。 |
あれあれ、辺り一面ガスに覆われてる。天気予報ではAM:9時以降晴れるとの事なので 期待しよう^^)此処を右に向かえば行者還岳〜山上ヶ岳方面。左へは弥山・八経ヶ岳だ。 背の低いミヤコ笹の笹原を、緩やかに辿れば直ぐに三叉路。此処は右へと続く奥駆道へ |
向かう。稜線の右側を辿り改めてシロヤシオの多さを実感。緑滴るカエデ類・葉が茶色に 変色した個体や花が咲き始めたバイケイソウ。時折、陽が射すが直ぐにガスに巻かれる。 ブナや杉に絡みつくツルアジサイ&イワガラミ。やがてTN西口出合。珍しく誰も居ない。 |
気温は低くて吹き上げる風が冷たい。小休止もしないで緩やかに続く奥駆道を幾度もの up:downを繰り返しながら石休ノ宿跡。おっとヤマサギソウ・オオバノトンボソウ其れとも ホソバノキソチドリ?判らね〜^^)林床にバイケイソウ・コナスビ・タニギキョウ・ヒメレンゲ等。 |
やがて弁天の森。時に青空が覗けば奥駆道にグリーンシャワー降り注ぐ。幾つかヌタ場を 過ぎれば理源大師像建つ聖宝ノ宿跡。緩やかな道は一転してキツ〜イ登りが始まります。 トウヒ等の倒木帯のゴロタ石の道を登ると名物の木製階段が連続して現れる。鉄製階段を |
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登り切れば弥山小屋。小屋付近にツボスミレ・コミヤマスミレ。時間は10時なのか意外と 登山者が少ない。ザックをベンチに置いて先ずは弥山山頂の天河神社奥宮にお参り。 足下にひっそりとツマトリソウ・マイヅルソウ。時折切れる霧の間から八経ヶ岳・明星ヶ岳。 |
戻ったその足で八経ヶ岳へと向かう。一度大きく鞍部へと下り、登り返し始めると鹿避け ネットに囲まれたオオヤマレンゲ自生地。鹿避けネットゲートを開けて入ると沢山の蕾と 見頃の花に既に茶色に変色したオオヤマレンゲ。例年ならば7月初旬が見頃なのだが |
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やはり今年は早い。でも、もう暫くは楽しめそうで来週の本番には愉しんで貰えるかな? 自生地を抜け岩場を一登りで近畿最高峰・八経ヶ岳(仏経ヶ岳・八剣山)360度の展望も 今日はガスが湧き上がり視界無。時折ガスが切れればトウヒの立ち枯れ越しに明星ヶ岳 |
昼食には少し早いので弥山に戻り、賑わい始めた弥山小屋前のベンチで食事を済ませる。 依然として賑わう小屋を後にして往路に辿った奥駆道を行者還TN:西口出合迄戻ります。 12時を回ったばかりなのでマダ沢山の登山者が遣って来る。往路で見逃したショウキランを |
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探しながら歩くが見付けれずに聖宝ノ宿跡・弁天の森・石休ノ宿跡・TN西口出合と戻って 来てしまった。此処から最後のミッションはTN西口への尾根ルートじゃなくて、バリルートの 沢ルートの確認。尾根ルートを5分程下れば右に沢ルート口。踏み跡薄い草付きの斜面を |
九十九折りに下ります。このルート歩く登山者は少ないのでルートファインディングが必要。 軟土にザレ場は崩れ&滑り易い。唯一のロープ場は足元が崩れて要注意。やがて流れの 傍に降り立てば左岸を下流へと辿る。苔生した岩場にはヤマトウバナ・ヒメレンゲ等が咲き |
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やがて右手には見事な名も無き滝が流れ落ちる。更に辿れば流れに架かる木橋。木橋を 渡れば西口登山口はもう近い。真っ暗な行者還TNを抜けて東口に戻る。帰りはR309を 東へ下って上北山村へ走り、R169を北上して大滝ダム傍の湯盛温泉湯盛温泉・杉の湯 |
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