舞を忘れた天女達・・・ 天川川合〜天女の舞(大峯) |
山行日 | 2016.1.11(祝):曇のち晴 |
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山域 | 大峰山系:奈良県吉野郡天川村 | |
コース | 天川村役場(5分)川合道登山口(90分)林道出合(60分)栃尾辻(20分)天女の舞 天女の舞(5分)栃尾辻(60分)林道出合(90分)川合道登山口(5分)天川村役場 |
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標高差 | 約910m |
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総歩行時間 | 約6.0h(含む撮影・休憩・食事) |
大峰山系・大淀町から |
成人の日の三連休に寒波到来の予報。当初に予定していた9日と10日は急遽入った所用で断念。 行先は以前から気に成っていた霧氷が素晴らしい大峯山中の天女の舞。西名阪:柏原ICから下市 経由で天川川合。心配してたアプローチ道は全くのドライ路。車は天川村役場前に駐車、念の為の |
軽アイゼンを忍ばせ役場横のグランドを回り込めば弥山・川合道登山口。登山道は民家の裏手から 杉や檜の植林の中に続く。直ぐに簡易水道施設。暫くは時には段差の大きな階段道に木の根道を 辿ります。少し傾斜が緩めば前方に二基の送電鉄塔。鉄塔下からは足下に川迫川の流れ。頭上に |
ガスが流れる大日山・稲村ヶ岳。右のゴジラの背はバリゴヤの頭。再び植林地だが緩やかに続く。 林床にはキッコウハグマの綿毛。弥山山頂に鎮座する天河弁財天・奥宮の参拝道らしく尾根上の 殆どの小ピークは山腹を巻きながら緩やかに高度を上げる。登山道には雪が僅かに残るだけだ。 |
やがて二度目の送電鉄塔。鉄塔広場から見える観音峰に雪は無いが、ガスが取れた大日山から 稲村ヶ岳は霧氷に飾られてる。鉄塔広場から5分少々登れば坪ノ内林道と出合います。登山道は 林道を50mばかり歩けば林道左手には取付き。僅かに上がれば岩尾君の遭難碑。手を合わせて |
尾根を辿ります。南側の巻き道に雪は無いが、北側の巻き道には凍り付いた雪が残るので慎重に 歩く。やがて右手から坪ノ内林道が接近する。林道を歩いても此処で合流出来るんだ。帰路には 歩いて見よう。此処を過ぎれば徐々に残雪が増えて来る。と、言ってもたかが知れていますがね^^) |
前方から話し声が聞こえて来ると思えば大きなザックを背負った6-7人のグループ。挨拶がてらに お話しすると昨夜は弥山小屋テント場で宿泊だったそう。雪の状態をお聞きすると八経ヶ岳山頂 付近でも1-20cm程度の積雪だとか。これ程雪が少ない新年も珍しいね。その先の直ぐに栃尾辻 |
此処は避難小屋が建ち坪内道と分岐。此処迄来れば天女の舞はそう遠くないが期待の霧氷は 足下に残骸が散らばるだけで木々に欠片さえ見られない。目指す天女の舞はP1518の北面に 広がる。緩やかなナメリ坂を登り、川合道がP1518の南側を巻き始める所で直進します。何時の |
間にか辺りはブナの森。辿り着いた天女の舞はまるで舞を忘れた天女の様に霧氷の華は無し。 唯一の慰めは此処から見る霧氷を纏った大日山・稲村ヶ岳。暫く展望を楽しみP1518へ向かい ましょう。足元に沢山見られる足跡は昨日か一昨日の物?僅か5cm程度積もった雪を踏みながら |
辿り着いたP1518は見事なブナの森。パラパラと落ちて来るのは霧氷の欠片?見上げれば ホンの僅かに残る霧氷。是非次回は見事な霧氷の森を見たい物だね。此処迄来た序に以前 歩いたカナビキ尾分岐迄足を伸ばそうと東へ。登山道は無いのでブナの斜面を適当に下り |
始めると前方から二名の登山者。聞けば熊渡からカナビキ尾経由だそう。代わりに天女の舞の 情報をお知らせする。やがて川合道と合流し、僅かでカナビキ尾分岐。変らず見事なブナ林。 昼飯には少し早いが風裏で済まします。帰路には川合道を辿りましょう。川合道は南面山腹を |
緩やかに巻き栃尾辻。直進すると栃尾山方面。天川川合への下山は右へ。坪ノ内林道へ降り 立つと紀伊山地が望める。坪ノ内林道は落石や崩落が著しい。2011年の台風12号の被害は 相当酷いのでこのまま廃林道に成りそうだ?下山後のお楽しみは村営:"天の川温泉"でした。 |
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天女の舞からのパノラマ(クリックするとわいどびゅう) |
天女の舞(大峯)点描
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