オオミネコザクラ・・・ レンゲ辻から稲村ヶ岳周回

山行日 2017.5.27(土)快晴
山域 大峰山脈:奈良県吉野郡天川村
コース 林道:高原洞川線P(10分)清浄大橋(20分)レンゲ辻登山口(90分)レンゲ辻(40分)山上辻
山上辻(30分)稲村ヶ岳(30分)山上辻(50分)法力峠(40分)母公堂(25分)林道:高原洞川線P
花を捜し撮影しながらです。時間は参考程度に!!
標高差 約850m
総歩行時間 約6.5h(含む休憩・食事・撮影)
  
アクセスルート
阪高:神戸線〜環状線・松原線経由西名阪:柏原ICで降りる。大和高田BP〜京奈和道経由R309を走り抜け下市経由天川川合

左に弥山・正面に八経ヶ岳:明星ヶ岳山頂から
大峯山地:大淀町から
行者還トンネル西口
行者還トンネル東口
トンネル横から

この季節次々と咲く花達を追い掛けるのが大変^^)今回、稲村ヶ岳のオオミネコザクラ開花情報get!
朝、6時過ぎ自宅を出発。途中のコンビニで買い物を済ませて洞川温泉を目指します。予定してた
母公堂前の駐車場は未だ9時前だと言うのに既に満車^^)仕方無しに更に奥へと走り、林道:高原

崩落する林道
雲海に浮かぶ大台ケ原
此処が登山口

洞川線の空地に駐車。此処も既に6-7台の先客。此れで母公堂登山口〜稲村ヶ岳ピストンから
レンゲ辻(峠)経由の稲村ヶ岳周回コースに変更。駐車地から洞川自然研究路(近畿自然歩道)を
歩いて山上ヶ岳登山口の清浄大橋へ。橋を渡ってレンゲ辻への緩やかな舗装林道を辿ります。

踏み跡薄い
分岐標識
論所ノ尾

10分も辿ると大峰索道作業小屋。此処から山上ヶ岳の各宿坊に資材を運んでるんだね。更に
10分程辿ると舗装林道終点。此処がレンゲ辻(峠)登山口。此処から標高差にして≒500mの
登りでレンゲ辻(峠)を目指します。初っ端からの急な階段道からひと登りで荒れた山上川原の

傾斜が緩むと
一ノ垰
奥駆道に乗る

ゴロタ石の道をユックリと登ります。谷筋は眩しい程のグリーンシャワーが降り注ぐ。時折現れる
鉄階段や鉄梯子を使って上流へと辿れば流れの二俣に出合う。此処は左俣への案内標識に
従って左折します。大きなミズナラ・ブナの木を見上げながら徐々に高度を上げます。足元には

奥駆道
弥山が見える
奥駆道は右

芽吹きのコアジサイに至る所に群生するハシリドコロ。更なる鉄階段が続く中々厳しい急斜面の
登りを慰めてくれるのはワチガイソウやオオイタヤメイゲツの花等。振り返れば新緑の向こう側に
大天井ヶ岳。遠くには葛城山に二上山も見える。やがて芽吹きのバイケイソウ群落を登り切れば

バイケイソウ茂る
紅葉始めたシロヤシオ
西口出合

女人禁制の看板に女人結界門建つレンゲ辻(峠)。此処から山上ヶ岳へは≒1300年続く宗教的
理由により今でも女人禁制が守られてる。代わって此れから向かう稲村ヶ岳は女人大峯と呼ばれ
老若男女問わずに賑わう。ミヤコザサ茂る緩やかな斜面を登ると稲村ヶ岳へ続く水平道。樹木の

奥駆道
石休ノ宿跡
弁天の森

向こうに金剛・葛城山が垣間見え振り返れば山上ヶ岳。眼下には裏年とも言われるシャクナゲが
点在する。登山道は稜線直下を巻く様に続きここ迄3人と出逢っただけの静かな山歩きも徐々に
擦れ違う登山者に出逢う。おっと、ヒメイチゲにムシトリスミレ?見っけ^^)山襞に沿って続く長〜い

ヌタ場を過ぎて
理源大師像建つ聖宝ノ宿跡
傾斜が増す

縦走路も左手の新緑越しに大日山・稲村ヶ岳が見えれば山上辻に随分と近付きます。足下には
タチツボスミレ・シハイスミレ・ワチガイソウが点在し、大峯が春の季節を謳歌してる^^)レンゲ辻から
歩く事40分弱で山上辻到着。稲村小屋前には沢山の登山者が昼食&寛いでらっしゃる。当方も

階段道が続く
此処を越えれば
弥山小屋前

此処でユックリとランチタイム。ランチタイムを済ませばさあ稲村ヶ岳へと向かおう。苔生す掘割に
ワチガイソウが群生してる。緩やかな笹原を登ればゴリラ頭の大日山。シャクナゲはマズマズの
咲き具合。大日山基部には咲き始めのイワカガミにワチガイソウ。お目当てのオオミネコザクラは

弥山山頂:天河神社奥宮にお参り
手乗りアサギマダラ
八経ヶ岳へ

岩壁に張り付く様に咲くが既に終盤近し?大日山分岐を過ぎれば鎖場が続く急坂。鎖を使わず
登れます。梯子場を登れば僅かで主稜線。左はバリゴヤの頭、右に僅か登れば三等三角点に
展望台建つ稲村ヶ岳山頂。山頂からは一部樹木が邪魔するが360度の展望。山上ヶ岳を始め

ネットに囲まれたオオヤマレンゲ自生地
賑わう八経ヶ岳山頂
正面に明星ヶ岳

竜ヶ岳・大普賢岳・仏生ヶ嶽・弥山等世界遺産に選定されてる大峯奥駈道の一部が連なる。
展望を楽しみ、稲村小屋迄は往路を戻ります。あれ程賑わってた小屋前も今は数名のみ^^)
稲村小屋前のオオヤマレンゲは花芽も上げて無い。下山は法力峠へと山上辻を左折です。

振り返ればネッ友が・・・
奥駆道を南下
弥山辻

山腹を縫う様に続く道は、要所要所に架かる桟橋を幾度も渡るが、山抜けで崩れた桟橋も有り
注意しながら通過です。やがて吉野杉が変形したマンモス杉(ヤマレコではパオーン杉)だって
何のこっちゃ^^)午後2時を過ぎても大きなザックを背負った登山者が登って来るのはテント泊?

明星ヶ岳分岐
踏み跡を辿り
明星ヶ岳山頂

なのでしょう。山上辻から50分程掛けて漸く法力峠に到着。此処を直進すれば観音峰。右が
母公堂&稲村ヶ岳登山口方面。この先にも数ヶ所架かる桟橋を渡るが辺りは蕾を上げ始めた
コアジサイが連なる。おっと、終盤だがヤマシャク見っけ。やがて母公堂orごろごろ水の分岐。

静かな八経ヶ岳
弥山小屋に戻る
賑わう弥山小屋前

此処は母公堂を選択で右折します。吉野杉の中を緩やかに下るが、至る所にフタリシズカが
開花の準備中。やがて車道を走る車の音に法螺貝の音が聞こえると母公堂登山口。右僅か
歩けば大峯講の信者達が唱える六根清浄のお経が聞こえる。駐車地に戻るのも母公堂先の

団体が
聖宝ノ宿跡
山伏姿の行者達

洞川自然研究路(近畿自然歩道)を辿りましょう。山上川に架かる吊り橋を渡って流れの傍に
続く石畳を上流へと向かいます。吊り橋から20分も流れに沿って歩けば駐車地に戻ります。
下山後のお楽しみはリニューアルされた"村営洞川温泉センター"でマッタリ^^)で帰宅です。

稲村ヶ岳山頂からのパノラマ
稲村ヶ岳山頂からのパノラマ
稲村ヶ岳のオオミネコザクラと登山道に咲く花達

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オオミネコザクラ サクラソウ科:近畿地方RDBT類 オオミネコザクラ
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ワチガイソウ シャクナゲ ヒメイチゲ
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イワカガミ ヤマシャクヤク オオヤマレンゲ(植栽)

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