九州カルスト:平尾台・大平山(586.5m) |
山行日 | 2010.7.24(土:晴) |
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山域 | 九州カルスト:福岡県北九州市小倉南 | |
コース | 平尾台自然観察センター(10分)平尾の森(20分)茶ヶ床園地分岐(30分)貫山分岐 貫山分岐(5分)大平山(25分)吹上峠登山口(10分)平尾台自然の郷 花を捜し撮影しながらです。時間は参考程度に!! |
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標高差 | 約300m |
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総歩行時間 | 約3.0h(含む散策:休憩:食事) |
自然の郷から望む平尾台 |
5月の四国カルスト"天狗高原"に続き、三大カルストの一つである、九州カルスト"平尾台"に 向かいます。都合良く神戸新聞社主催、小倉○△観戦ツアーがフェリー往復便、朝食付きで 1万円也^^)此れを利用して出掛けましょう。前日の23日20時発の阪九フェリーに乗船すると |
翌朝8時40分に新門司港に接岸。下船後送迎バスで小倉駅へ、駅前のビジネスホテルで朝食を 済ませ、現地ガイドにツアー離脱を告げて小倉駅に向かう。JR日田彦山線に乗り込み石原町駅に 向かいます。平尾台へのバス(カルスト号)は駅前から出発し、20分程も走れば、平尾台自然観察 |
センター前に到着。先ずは自然観察センターで平尾台のお勉強^^)で、平尾台を散策しましょう。 道路を渡り、平尾台小学校裏を回り込み平尾の森へ向かう。辺りは数件の民家が点在し、道端に 苔生した桂?の大木、足下には猿田彦と刻まれた石碑、その奥に山神社。この辺りから樹木が茂り |
平尾の森が始まる。森の中は意外に暗く咲く花も数少ないが、ウバユリが咲き始め、タツナミソウは チラホラ見受けられる。少し明るくなった森の左側には高床式の小屋が建っている。如何やら野鳥 観察用の小屋らしい。森を歩き始めて10分程で草原に飛び出した。眼前に広がるのは羊群原を |
抱いた大平山(おおへらやま)からピナクル(石灰岩柱)、カレン(石灰岩の溝)、ドリーネ(すり鉢穴)が 広がるカレンフェルト(カレンが点在する原野)の景色。笹混じりの草原は、時に胸の高さ迄生い茂り 行く手を阻むが僅かで茶ヶ床園地分岐。此処は真っ直ぐ進み、ピナクル点在する緩やかな草原を |
登ります。足下にはツリガネニンジンでは無く原種のサイヨウシャジンだ。ピナクルの間を抜けると オレンジ色のヒオウギ、白い花はオカトラノオ。やがて中峠からの道と合流。草原の草木が幅広く 刈り取られた脇には色んな形のピナクル。見上げる大平山直下はまるで沢山の羊達の群れの様 |
稜線に乗ると貫山との分岐。分岐脇に小振りだが鮮やかなオレンジ色のノヒメユリが咲いている。 此処まで来ると大平山の山頂はもう僅か。それにしても暑い!!標高が低い分気温は下界と大して 変わらないのだろうか?辺りに陽射を遮る物も無いので早く山頂の木陰に辿り着きたいものだ^^) |
やがて辿り着いた木陰に数名の登山者。挨拶を交わす時チラリと見えたのは木陰で横たわる 一人の登山者。如何したのかと聞くと熱中症?で気分が悪いらしい。助けを呼んだので暫くは 安静にしてると仰る。此方は直ぐ先の山頂で一息ついた頃、消防のレスキュー隊員の方々が |
上がって来る。聞こえるのは救助ヘリを要請してるらしい事?当方、何度も救助ヘリは見たが 間近では初。やがて遠くに爆音が聞こえて来ると、救助ヘリが旋回しながら近付いて来ます。 不謹慎とも思ったが、数枚の写真と動画を撮影した。たった一人の不用意な行動がこんなに |
大勢の方々を動かしてしまう。此方も自戒しなければ。40分程の救出劇が終了。レスキューの 方々が下山して行きます。その時、消防の方が現場に居合わせた人々に写真を撮られた人は 居ませんか?と聞かれたので、当方、写真と動画を撮影した旨を告げると是非欲しいと言われ |
後日送る事で連絡先を教えて頂いた。喧騒が去った山頂には当方一人。そろそろ帰りのバスが 気になるので下山しましょう。レスキュー隊の後を追うようにピナクル点在する草原を、吹上峠に 向かって緩やかに下ります。吹上峠駐車場が見える様になると傾斜が増しますが、九十九折に |
下ります。此処から見える駐車場ではレスキューの方々が帰り支度の最中。吹上峠に降り立った 時に、丁度帰られる所でした。此方は平尾台自然の郷に立ち寄り、バス待ちの間、園内散策だ。 展望台からは平尾台が一望、驚く事に遠く大分の鶴見岳や由布岳の山影も薄っすらと望めた。 |
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平尾台・大平山山頂から180度(クリックするとわいどびゅう) |
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