フェリーで山旅:霧島山(韓国岳1700.1m) |
山行日 | 2012.11.24(土:濃霧) |
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山域 | 霧島連山:宮崎県えびの市・鹿児島県霧島市 | |
コース | えびの高原韓国岳登山口(5分)硫黄山分岐(75分)韓国岳 韓国岳(60分)硫黄山分岐(15分)えびの高原:足湯の駅 撮影しながらです。時間は参考程度に!! |
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標高差 | 登り・約480m 下り・約500m |
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総歩行時間 | 約4.0h(含む撮影・休憩・食事) |
韓国岳 九州南部に連なる霧島火山群の最高峰で活火山。 山頂付近に草木が乏しい事から空虚の地、即ち空国(むなくに・からくに)虚国(からくに)と呼ばれる説。 古事記には空国(からくに)とあり虚国嶽(からくにだけ)とも書かれて山頂の眺望が利いて晴れた日には 韓の国まで見渡せるほど高かったので、韓国岳と名を付けたとの説もあるが、実際には見通せません。 平成23年1月26日午前7時31分、新燃岳で小規模な噴火が発生した。その後断続的に噴火し 気象庁は噴火警戒レベルを「2」から入山規制(火口から3km以内)の「3」に引き上げました。 平成24年7月15日(日曜)午前9時から大浪池・韓国岳・高千穂峰への登山が1年半振りに可能となりました。 尚、新燃岳・中岳・獅子戸岳への入山は新燃岳火口から2km以内の範囲なので引き続き禁止。 |
韓国岳(バスの車窓から) |
珍しく空いた勤労感謝の日に続く三連休。23日こそ雨模様だが後半持ち直す天気予報。何処に 行こうかとネットサーフィン。たまたま見付けたのが"クラブツーリズム・あるく関西"のフェリーで行く 霧島連山・韓国岳登山ツアー。即、ネットで申し込む^^)23日大阪南港かもめ埠頭19:00発の宮崎 |
行きカーフェリーに乗船し、翌、24日定刻の07:30に宮崎港フェリーターミナル着。天気予報通り 晴れ間が覗いてる。参加者は33名(女性24名:男性9名)と大所帯だ。登山ツアーに参加何て実に 12年前の富士登山以来だ^^)バスは宮崎道を西へ走り小林ICで降りお花畑で有名な生駒高原を |
走り抜けてえびの高原へ。宮崎方面は晴れてたのにえびの高原は濃いガスに包まれてしまった。 足湯の駅・えびの高原でトイレ休憩。此処でガイドのH氏とKさん合流。再びバスに乗って韓国岳 登山口へ移動。登山口前は路駐の車で溢れてる。登山口脇の小広場で準備体操を済ませてから |
階段状の登山道を登る。辺りのススキはえび色に染まる。この色が"えびの高原"の名の由来とか? 直ぐに舗装された遊歩道に合流して僅かで硫黄山分岐。硫黄山は寄生火山で昭和30年代後半迄 硫黄を採掘していたそうで今でも火山性ガスの噴気を上げている。更にゴロタ石の遊歩道を進めば |
登山者数カウント計数器が設置され、此処からが本格的な登山道が始まる。辺りはクヌギ・ヒメシャラ ミズナラ・ブナ等々の雑木林。木橋を渡れば直ぐに一合目の標識。此処から暫くはゴロタ石を丸太で 留めた階段状の急坂が続きます。二合目・三合目の標識を過ぎるとミツバツツジ・ミヤマキリシマ等の |
潅木帯に変わり少しは傾斜が緩みます。辺りのガスは益々濃くなり視界は20m程でしょうか?やがて 小広場に到着。此処が五合目です。晴れていれば足下には登山口のえびの高原が広がるのですが 全く何も見えません^^)上空は凄い勢いでガスが流れ一瞬山頂方面が垣間見えると歓声が上がります |
二組に別れたツアーは暫しの休憩後再び登り始めます。五合目迄と違って緩やかな傾斜が続き 六合目・七合目からは凝灰岩の岩場が現れ、更に木製の柵が現れると八合目標識。此処からは 火口壁に沿って登ります。ガスは益々濃くなり、時には強風が吹くお陰で辺りの潅木の枝先には |
霧氷が張り付いている。夢中で撮影してる間に置いてきぼりだ^^)急いで追い掛けると其処が 山頂直下の大浪池分岐。見上げる山頂付近には数知れない程の登山者で賑わっています。 凝灰岩質の岩場を僅かに登れば一等三角点建つ韓国岳山頂。登山口から1時間20分余りで |
到着です。山頂で記念写真を撮るのに行列が出来てますよ。晴れていれば勿論、南に桜島 開聞岳に遠く宮之浦岳、東に噴煙を上げる新燃岳・天孫降臨の地・高千穂峰、北には阿蘇 連山も望める360度の大展望が広がってるそうですが、こんなにガスガスじゃ10m先も見えや |
しない^^)此処で少し遅めの昼食なのですが時折10m/s?を越す程の強風で、ダウンを羽織り 手袋をはめても、指先がかじかんで箸が使い辛い^^)急いで食事を済ませ、集合場所の大浪池 分岐に降ります。30分程の食事タイムも早々と済ませ皆さん揃って下山開始。午後になっても |
登ってらっしゃる登山者もいらして人気の程が伺えます。下山は早い物で1時間足らずで硫黄山 分岐に降りて来ました。バスはえびの高原:足湯の駅前なので車道に沿って遊歩道を歩いて戻り ます。結局、今回の山旅で霧島山の姿が見えたのは往路のバスの車窓からの僅かな時間だけ^^) 下山後は"霧島天然泥湯の宿・さくらさくら温泉"で温まり、19:00宮崎発のフェリーで帰阪です。 |
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