初夏・遥かなる尾瀬:尾瀬ヶ原編(1400m) 2003.7.6 標高差20m 

山の鼻〜牛首(20分)〜三又(20分)〜竜宮十字路(40分)〜下田代十字路(見晴)(40分)〜弥四郎小屋 総歩行時間約2時間

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尾瀬散策の拠点・大賑わいの山の鼻
山の鼻至仏山荘 左は至仏山へ・右は尾瀬ヶ原へ

丁度お昼頃に山の鼻に到着。流石に今日は日曜日.尾瀬入山客の50%近くが鳩待峠から此処
山の鼻のコースを選択するらしく、ベンチや休憩所・売店は大賑わい^0^)空いた席を探し早速冷たい
ビールで乾杯^^)!し、昼食の準備.今日は下田代十字路(見晴)泊まりなのでノンビリ食事を取り

食事後、尾瀬ヶ原に足を踏み入れる。尾瀬の木道は複線になっている。木道では右側通行が基本
正面遙か向こうには燧ヶ岳(ひうちがたけ・2356m)が見える.山の鼻から龍宮方面に歩くと拠水林が
遮るように茂っている.拠水林は土壌が痩せている湿原では、唯一山の肥沃な土壌を湿原に流れる

木道には大勢の人が 振り返れば至仏山が見える ヨッピ方面と竜宮方面の分岐・三又

川が運んでくる事によりダケカンバやノリウツギ・ハルニレ等が繁りその木々で形成されている。
木道は二股に分かれ左はヨッピ橋から東電小屋方面.振り返ると残雪を抱いた至仏山
(しぶつさん・2228m)が!上ノ大堀川迄来ると湿原には池塘が現れる。池塘は平らな湿原に凹凸が

出来ると凹の部分に水が溜まり、湿性植物が生育出来なくなり、植物による泥炭層の堆積が止まり
水溜まりとして残る。それが池塘となる。池塘にはヒツジグサやオゼコウホネ等が日に輝いている。


眼前には燧ヶ岳が 池塘に映る空 浮島現象

尾瀬ヶ原の魅力は燧ヶ岳と至仏山に抱かれた広大な湿原と何処までも伸びる木道、四季折々の
花々にあると思う。左には池塘に浮かぶ浮島現象(風が吹くと移動する)やがて正面に竜宮小屋が
見えると竜宮現象が見られる竜宮十字路。竜宮現象は川の流れが一度湿原に消え少し離れた

場所に再び湧き出す現象。その湧き水を辿ると竜宮に続いているのでは?と名付けられた。
拠水林の中には竜宮小屋。小屋の脇を抜け沼尻川(ぬしりがわ)に架かる橋を渡りワタスゲや
サギスゲ・ヤマドリゼンマイの新緑が眩しい。紫色のカキツバタやヒオウギアヤメ勿論黄色い

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尾瀬ヶ原・牛首周辺
拠水林の奥には燧ヶ岳 池塘に映る空 拠水林の中に建つ竜宮小屋

ニッコウキスゲも咲き始めている。燧ヶ岳が大きくなると、麓の林の中に数件の山小屋が見える
今日の宿泊先下田代十字路(見晴)だ。山小屋の手前で木道が二手に分かれるが左が本道。
右は予約した弥四郎小屋の玄関先に続いている。早速受付で宿泊手続きを済ませる。

2階の部屋に案内されたが、同行4人で6畳程の個室だ!実は此処弥四郎小屋は子供が
2歳と4歳の年に初めて家族で泊まった小屋^^)あれから実に20年近く経つが当時の面影と
ちっとも変わっていない。入浴や夕食迄には少し時間があるので近くを散歩に出掛ける事にする。

笠ヶ岳方面への分岐
日はすっかり西に傾き辺りには静寂が漂い
入浴後1階の食堂で待望の夕食だ
今日の宿泊客は団体を含めても30人程
道理で午後3時を過ぎると尾瀬ヶ原に人影が
無くなった訳だ。今日1日で実に13km
時間にして7時間^^)標高差は850m。
流石に4人全員、午後9時には爆睡だった。

初夏・遥かなる尾瀬:尾瀬沼編へ
今日の宿・弥四郎小屋
注意尾瀬の山小屋は完全予約制
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尾瀬ヶ原・竜宮周辺
ミズバショウ
サトイモ科
ワタスゲ(果穂)
カヤツリグサ科
チングルマ(果穂)
バラ科
ナガバノモウセンゴケ
モウセンゴケ科
ヒオウギアヤメ
アヤメ科
カキツバタ
アヤメ科
クロバナロウゲ
バラ科
ミツバオウレン
キンポウゲ科
オゼタイゲキ
タカトウダイ科
ジョウシュウアズマギク
キク科
ニッコウキスゲ
ユリ科
レンゲツツジ
ツツジ科
ハクサンコザクラ
サクラソウ科
ノビネチドリ
ラン科
オゼノトンボソウ
ラン科
ハクサンシャクナゲ
ツツジ科
ヒツジグサ
スイレン科
タテヤマリンドウ
リンドウ科
イワイチョウ
ミツガシワ科
トキソウ
ラン科
ツマトリソウ
サクラソウ科
ヤマオダマキ
キンポウゲ科
ヤマドリゼンマイ
ゼンマイ科
タカネバラ
バラ科

ミツガシワ
ミツガシワ科

ハクサンチドリ

ラン科
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尾瀬ヶ原・下田代十字路(見晴)周辺
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