残雪と花の加賀白山(2702m) 前編 2003.6.21標高差1450m 

別当出合〜砂防新道〜中飯場(50分)〜甚之助避難小屋(100分)〜黒ボコ岩(70分)〜室堂(30分) 総歩行時間約4.2時間

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別当出合の駐車場 別当出合の登山センター前には大きなケルン 向かって左は観光新道・右は砂防新道

台風6号が日本海沖を通過、梅雨の中休みで晴天の予報前回の山行から実に10年振りに白山に登ろうと
前夜21時前に自宅を出発。中国・名神道京都東から湖西道を北上、敦賀から北陸道へ乗り南条SAで
朝まで仮眠。翌朝5時に目覚め、福井北ICから国道416号・157号線で石川県白峰村へ、白峰村から
白山公園線で市ノ瀬を過ぎ別当出合登山口に到着。7月から毎週末の金曜日20時から日曜日の12時迄
マイカー規制があります。詳しくはココで!

吊橋を渡ると登山道 中飯場 別当覗き

先着の車は既に30台ほど。支度を済ませ、7時過ぎに出発駐車場から5分も歩くと立派な登山センターの
建物が此の先左手が観光新道、右手が今回歩く砂防新道への道右手の道を進むと直ぐに吊橋が、橋を渡り
対岸に向かう最初は緩やかな道がやがて傾斜を増し、登山道の脇にはハクサンボウフウの群生が迎えてくれる。
濡れた岩の道を注意しながら登り、車道に出ると其処が中飯場。現在車道と登山道の立体交差の工事中。
車道を横断し道は続いている右手上には不動滝が雪解け水を集めて、豪快に水飛沫を上げ流れ落ちている。

この雪渓を登れば甚之助小屋は近い 甚之助避難小屋 雪渓其の1・竹竿が目印

道は別当谷が見下ろせる別当覗きを過ぎ日陰には残雪が現れハクサンイチゲ・ミヤマキンポウゲの群落。
登山道脇では光ケーブル布設の工事中、何度か雪渓を登ると甚乃助避難小屋に到着。手前には水場も
一息入れたら、階段状の石畳の道を一登りで南竜分岐に南側を見ると油坂の頭から御舎利山・別山への
稜線が今日始めて見渡せた。分岐を左、黒ボコ岩方面に向け急な道をジグザグに登り、時折雪渓が現れる。
吹き上げるガスで視界が悪く、慎重に渡る。ルート上には竹竿を目印に!!雪は腐りかけているのでアイゼンは

雪渓其の2・時には急傾斜の雪渓を歩く 黒ボコ岩手前の延命水 安山岩の黒ボコ岩

利かないがそれ程危険は感じない。アイゼンよりもWストックが効果的だ。雪解け水で登山道はまるで沢!!
上に黒ボコ岩が見え出す頃が此処一番の急登。焦らずユックリ歩けば足元にはコイワカガミ・ミヤマキンポウゲ
ショウジョウバカマ・シナノキンバイ・何とクロユリまでもが咲いている。急な斜面の途中には有り難い延命水が
湧き思わずゴクゴク飲んでしまった。もう黒ボコ岩は目の前左から観光新道と合流し弥陀ヶ原へ続いている。
突然眼前が開け、五葉坂から室堂其の先に白山御前峰が雪を抱いて大きく裾野を広げている。

不動滝 南竜分岐上から見る別山方面
中飯場から見る不動滝 南竜分岐から見る別山方面
左から油坂の頭・谷を挟んで2276mピーク、御舎利山・別山
五葉坂 残雪の残る弥陀ヶ原をロープの目印に
沿って五葉坂に向かう。ゴロタ石の五葉坂が
中々手強いが、少し頑張ればハイマツの
向こうに赤い屋根の室堂山荘が見える
昨年新装改築したばかり。今の時期は
素泊まり客のみ宿泊可能。先客は5・6人。
時間を見ると11時過ぎ
先に山頂に向わず少し早いが昼食とする。
白山室堂


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ハクサンボウフウ・セリ科 ニリンソウとハクサンイチゲの群落 コイワカガミの群落
ハクサンボウフウ・セリ科 ニリンソウ・ハクサンイチゲ コイワカガミ・イワウメ科
クリックするとわいどびゅう(パノラマ写真)
弥陀ヶ原から白山御前峰
ハクサンイチゲ・キンポウゲ科 サンカヨウ・メギ科
ハクサンイチゲ・キンポウゲ科 サンカヨウ・メギ科
ショウジョウバカマ・ユリ科 キバナノコマノツメ・スミレ科
ショウジョウバカマ・ユリ科 キバナノコマノツメ・スミレ科
ミヤマスミレ・スミレ科 クロユリ・ユリ科
ミヤマスミレ・スミレ科 クロユリ・ユリ科
クリックするとわいどびゅう(パノラマ写真)

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