錦に染まり行くブナの森:チブリ(千振)尾根から別山(2399m) |
山行日 | 2006.10.15 | |
山域 | 白山連峰:石川県白峰市 | |
コース | 市ノ瀬(20分)別山市ノ瀬道登山口(60分)水飲場 水飲場(105分)チブリ尾根避難小屋(85分)御舎利山(10分)別山 別山(65分)チブリ尾根避難小屋(120分)市ノ瀬 |
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標高差 | 約1570m |
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総歩行時間 | 約9.0h(休憩も含む) |
御舎利山から見る別山 |
先日の涸沢行きを急用でドタキャン^^)した山メンバー"ike"氏と、そろそろ見頃になっただろう? ブナの森の黄葉を見に白山:千振(チブリ)尾根に向かいます。前日の深夜に自宅を飛び出し 高速道路を走り福井北ICで降り、国道157号線を登山口の在る石川県白山市白峰の市ノ瀬に |
向かいます。市ノ瀬に到着したのが午前5時少し前、出発迄の小1時間を車中で仮眠です。 6時過ぎに起き出し支度を済ませます。この時期、白山登山口の別当出合への通行規制が 解かれた様で多くの車が向かっています。此方は駐車場から少し先の分岐を右、柳谷への |
工事用林道を登山口に向けて歩きます。林道傍にはダイモンジソウの群生やアキギリが咲き ミズナラに絡み付いたツタが色付いています。20分も歩いたでしょうか?猿壁堰堤と書かれた 砂防ダムが現れ此処が登山口。一歩中に入ると鬱蒼とした森の中に続く細い道を進みます。 |
緩やかに時には急傾斜な道をユルユル登ると辺りに巨大なトチノキやブナの木が聳えほんのりと 黄色く色付き始めています。やがて下の水場と呼ばれる沢に出ました。この先上の水場(水飲場 の標識あり)と尾根の水場が在りますが、時期により流れていない事もあるそうで補給します。下の |
水場を過ぎると次第に傾斜が増し、右手に回り込むように登ります。小さな沢を右に左にと辿り 上の水場に到着です。水場は標識から左に少し入った沢ですが流れは随分細い。此処で 少しの休憩タイム。此の先から谷筋を外れ山腹を左に回り込み尾根筋を登る様になります。 |
次第にブナが目立ち色合いも黄色が増して来ます。樹間から白山が見え隠れし、少し開けた 尾根からは足下に別当出合の登山口が見え、右に振り返れば大長山や赤兎山が随分大きく 望めます。少し先に尾根の水場?が在りチョロチョロと水流れます。登るに従い白っぽい木肌の |
振り返れば大長山、赤兎山、経ヶ岳から荒島岳や能郷白山も |
ダケカンバが目立ちますが、既に大半の葉を落しています。ガレた道を小さくジグザグに切って 登るとチシマザサが生い茂り、その笹原の背丈も低くなり辺りの視界が開け御舎利山や別山が 望め、笹尾根のピークに登れば白山の峰々も見えます。暫くは緩やかな尾根道を進み木道が |
現れ、更に池塘に着くとシラビソの向こうにはチブリ尾根避難小屋。建替えられて日も浅く? 凄く綺麗な小屋です。室内は板張りで10-15人は泊まれそう。避難小屋辺りから見る紅葉は 既に盛りを過ぎていますが、朝の光に映え美しい^^)少し休息後、正面の御舎利山に向けて |
一旦鞍部に下り、シラビソの中の急坂を九十九折れに登り、辺りがハイマツに代わると更に 傾斜が増しますが、此処が踏ん張り処^^)振り返れば避難小屋が小さく見え、此処を登り切れば 案内板の建つ御舎利山。北を見れば山頂直下に室堂小屋を抱えた御前峰、その後ろには |
御舎利山山頂から180度:クリックするとわいどびゅう |
大汝峰や七倉山、右には崩壊著しい三方崩山、遠く槍穂連峰から乗鞍、御嶽、剣立山等360度の 展望も望める大展望台です。勿論、此れから向かう別山も手に取る様^^)ゴロタ石の道を少し下ると 油坂から南竜ヶ馬場、室堂への分岐。此処を右に進むと石積みの岩室、緩やかに登ると別山神社の |
小さな祠が建つ山頂勿論、此処も360度の大展望。暫し展望を楽しみますが吹き抜ける風が冷たく 神社の石垣の陰で昼食です。やがて麓からユックリとガスが湧き上り始め、時には白山迄も隠し 始めました。此方も来た道を下山する事にします。御舎利山からの下山時は滑り易いの要注意!! チブリ尾根は高低差約1570mと長大ですがブナの黄葉は此れから麓に降りて見頃になるでしょう。 |
白山:チブリ(千振)尾根の彩り クリックするとアルバムへ |
色付くトチノキ | 真っ赤なヤマハゼ | ブナの森の彩り |
別山山頂から360度:クリックするとわいどびゅう |