天上の花園:天生湿原から籾糠山(1744.3m)

山行日 2009.6.6(土:晴)
山域 飛騨高地:岐阜県大野郡白川村・飛騨市河合町
コース 天生峠(25分)天生湿原〜湿原東回り〜(30分)カラ谷分岐(10分)カラ谷
カラ谷(60分)木平分岐(50分)籾糠山(40分)木平分岐(20分)木平湿原
木平湿原(30分)カラ谷分岐(10分)天生湿原西回り(30分)天生峠
花を捜し撮影しながらです。時間は参考程度に!!
標高差 約455m
総歩行時間 約5.5h(含む撮影・休憩・食事)
   
木平湿原への途中から見る籾糠山
木平湿原への途中から見る籾糠山
天生中滝
天生峠
大きな駐車場

毎年、初雪降る11月中旬から雪解けの5月下旬迄、この約7ヶ月もの間閉ざされる天生(あもう)湿原。
今年は5月29日(金)に開通だと知る。で.下山後には白川郷を散策すると家内を説得^^)東海北陸道
白川ICを降りて白川村荻町合掌集落へ。早朝の合掌村は人っ子一人居ません。荻町の北外れから

階段を登り
湿原への標識
新緑の中を

国道360号線を天生峠に向います。途中落差20mと言われる天生中滝が間近に見える。更に高度を
上げると白山連峰展望台。麓は雲海、山頂には雲が流れています。やがて天生峠に到着です。概ね
100台は止められる大駐車場には既に20台近く止まっている。早速支度を済ませ湿原入口のテントで

天生湿原入口
田形屋敷跡への標識
匠屋敷跡に向う

森林環境整備推進協力金(1人500円)を支払い、緩やかに続く湿原探勝路をゆっくり登ります。辺りは
ミズナラ、コナラ、ブナの新緑。足下にはノウゴウイチゴやマイズルソウ、エンレイソウが咲いています。
一度小さな流れを渡ると天生湿原入口。湿原を周回する様に左右に探索路が別れ、先ずは東回りで

匠屋敷跡
切り株の道
木道を歩く

先に進みます。僅か先に田形屋敷跡の標識、チョット寄り道しましょう。木道を進めば湿原に咲く花が
目に留まります。ミツガシワにタテヤマリンドウ、ミズバショウも咲いていますね。少し先には小さな広場
中央には小さな祠。此処が法隆寺金堂の釈迦三尊像の作者として知られる"止利仏師"の匠屋敷跡。

天生湿原
天生湿原
ミズバショウ咲く
探索路合流
カラ谷分岐へ少し下る

では、分岐に戻り先へと足を運びましょう。湿原に沿う様に木道が続き脇にはミツバオウレン、タケシマ
ラン、コバイケイソウ、ショウジョウバカマ、ズダヤクシュ、ムシカリ、ムラサキヤシオ等と花三昧^^)やがて
湿原端で探索路が合流しカラ谷分岐へ少し下ります。5分も下ればミズバショウが咲く小さな湿地、切り

ミズバショウの湿地
カラ谷の流れを渡り
カラ谷分岐

株の道を進むとカラ谷の小さな流れ、飛び石伝いに渡った所がカラ谷分岐。左には大きなカツラの木
足下はニリンソウ、サンカヨウの大群落^^)良〜く見ると珍しいミドリニリンソウ(先祖帰りした?ニリンソウ)
それらに混じってツバメオモト、キヌガサソウ、クルマバツクバネソウ、エンレイソウ、サンリンソウ、淡い

サワグルミ、カツラ、ブナの原生林
谷間には残雪
カツラ門

ピンクのミヤマカタバミ・・・と、正に天上の花園、そのままカラ谷を歩きますがチットも足が前に進みま
せん^^)辺りはサワグルミ、カツラ、ブナ等の原生林。芽吹き始めたばかりの新緑が眩しい。沢沿いの
道は谷間に雪を残し緩やかに登っています。やがてカツラの大木が立ち並ぶカツラ門に到着です。

小沢を横目に
唯一の水場
木平分岐

カツラ門を過ぎれば傾斜が強まり階段状の道をユックリ登ります。道脇にキヌガサソウの見事な群落
又々足が止まってしまいます^^)小沢を横目に階段状の道を登れば水場に到着。雪解けの水を口に
含めば生き返ります。更に登ると木平分岐に到着しました。既に先客は2組4人、此処で一息ついて

リュウキンカ咲く小沢を渡り
長い階段道
籾糠分岐

籾糠山へと向かいます。案内地図に因ると2度急斜面を登るとか、先ずはリュウキンカ咲く小沢を渡り
階段状の急斜面に取り付きます。慰めは道脇のタケシマラン、ツバメオモト、イワナシ、コブシ等の花
辺りはブナに混じりシラビソ、ダケカンバの森。傾斜が緩むと籾糠分岐。山頂迄残り800mです^^)ふと

再び階段道
残雪の泥濘
まだ続く階段道

足元を見るとザゼンソウが一輪咲いている。暫く水平な道も再び階段道、その先には残雪の泥濘^^)
再び階段道が続きます。頭上が開け登り切ったと思ったその先が本当のピーク^^)折角登ったのに
下っていますよ。再び急な階段道を登れば漸く籾糠山頂に到着です。意外に狭い山頂には数組の

更に傾斜が増し
切れ間の向こうが
籾糠山山頂

先客。眺望は東に開けてますが生憎霞勝ち。見通し良ければ乗鞍岳から焼岳、槍穂を初めとした
北アルプスが一望だそうで残念。西は猿ヶ馬場山が大きく立ちはだかり白山連峰を隠しています。
次々遣って来る登山者に場所を譲り下山しましょう。木平分岐迄の急斜面を慎重に下り切ると木平

籾糠分岐
再びの木平分岐
階段道を登り

分岐。此処から木平湿原迄標高差にして90m程の緩やかな登り。振り返れば先程迄居た籾糠山が
ポチっと見える。足元にはツバメオモト、ミヤマスミレ、タケシマラン。見上げればムラサキヤシオツツジ
見事なダケカンバの大木。やがて木道が現れると木平湿原です。天生湿原に比べると随分小振りな

籾糠山山頂より
籾糠山山頂の眺め
木平湿原
サンカヨウの小道
長く急な階段道

湿原です。湿原に敷かれた木道を歩き対岸に出ると暫くは水平道。辺りはサンカヨウ点在する小道
やがて水平だった道も徐々に傾斜を増す下り坂。辺りはダケカンバからブナの森へと変わり一気に
高度を下げます。実に高度差にして250mも降りますよ^^)30分も下ったでしょうか?見覚えある所に

カラ谷分岐へ戻る
団体が
西回りで

戻って来ました。そう、カラ谷分岐です。相も変わらず沢山の方々が熱心に花を撮影されています。
もう、お昼が近くなりました、そろそろ下山としましょう。天生湿原へ戻る道で二十数名の団体と擦れ
違います^^)まさか今から籾糠山じゃないでしょう?再び戻った天生湿原、今度は西回りで歩きます。

再び天生湿原入口へ
満杯の駐車場
白川郷の湯

木道脇には往路で見落としたコキンバイ、ツマトリソウを見付けました。グルッと周回し、湿原入口に
戻って来ました。後は来た道を天生峠に向かって下るだけ。結局、5時間少々掛けて天上の花園を
巡り、数々の山野草やブナ、カツラ、サワグルミ、ダケカンバ、オオシラビソの巨木達に癒されました^^)
下山後には白川村荻町合掌集落散策と世界遺産唯一の温泉"白川郷の湯"を楽しみ帰神でした。

城山展望台から合掌村を俯瞰
城山展望台から合掌村を俯瞰

天生湿原:籾糠山の巨木達
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カツラ カツラ門 オオシラビソ ダケカンバ
白川郷:点描
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天生中滝 白山連峰 和田家:国重文
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全画像:40枚

天生湿原:籾糠山に咲く花達
ノウゴウイチゴ・マイズルソウ・エンレイソウ・ミツガシワ・タテヤマリンドウ・ミズバショウ・ミツバオウレン・タケシマラン・コバイケイソウ
ショウジョウバカマ・ズダヤクシュ・ムシカリ・ムラサキヤシオツツジ・ニリンソウ・ミドリニリンソウ・サンリンソウ・ツマトリソウ・サンカヨウ
ツバメオモト・キヌガサソウ・クルマバツクバネソウ・ミヤマカタバミ・イワナシ・ザゼンソウ・ミヤマスミレ・ギンリョウソウ・コキンバイ・・他


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