オオヤマレンゲに逢いたくて 銀杏峰(1440.7m) |
山行日 | 2013.6.29(土)晴 |
|
山域 | 越美・伊吹山地:福井県大野市宝慶寺 | |
コース | 宝慶寺いこいの森P〜名松コース〜(140分)銀杏峰前山(70分)銀杏峰 銀杏峰〜木葉谷コース〜(90分)木葉谷林道(車10分)宝慶寺いこいの森P 花を捜し撮影しながらです。時間は参考程度に!! |
|
標高差 | 約970m |
|
総歩行時間 | 約6.0h(含む休憩) |
銀杏峰(中央):山麓の宝慶寺集落から |
大峯のオオヤマレンゲは未だ蕾とか?では奥越の銀杏峰(げなんぽ:国土地理院に準拠)にも咲くと 知り出掛けましょう。深夜に名神道・北陸道と走り南条SAで仮眠。翌朝、福井ICから大野市を抜け 宝慶寺いこいの森へ。先客は僅かに1台?名松新道から登ります。登山口はP直ぐ側で朽ち掛けた |
木製階段から始まる。杉に松が混じる急坂を登ります。10分も登れば新しい林道登山口。林床に 既に咲き終えたユキザサ・イワウチワに蕾のコアジサイ咲き始めたヤマアジサイが彩る。更に10分 で探索コースと合流すれば右に曲がります。直ぐ先で再び林道に出合い僅かに登れば名松新道 |
上部登山口。漸く此処から本格的な登山道。登り始めて早速にイチヤクソウ見っけ。直ぐに登山道 唯一の水場に到着。冷たい湧き水で喉を潤します。更にイチヤクソウにギンリョウソウの群生やがて 大きな松の木は羽衣の松。枝振りが如何にもですね^^)ふと足下に目を落とすと辺りのチシマザサ( |
ネマガリダケ)に花が咲き始めてる。数十年に一度開花して咲き終わると枯れるのだ。竹や笹に 花が咲くとその年は凶作だとの統計も有るそうだが・・・・?登山道は急坂に平坦が交互に現れ 徐々に高度を上げる。脇には変色し始めたヤマボウシや涼しげなコアジサイが咲き、ササユリも |
点在すると仁王の松。此方も大木の松だ。やがて新緑眩いブナ林に突入ですが意外と急勾配。 更にササユリが点在し、補助ロープが現れて振り返れば大野市街地と山頂に雲を纏った白山が 霞の向こうに見える。二度三度と補助ロープを登れば頭上が開け、銀杏峰前山(1150m)に到着。 |
視界が良ければ眼下に大野盆地、その奥には残雪の白山連峰が望めるのだが。それでも右の 銀杏峰本峰の左に荒島岳(百名山)が望める。前山から一旦鞍部に下り再び登り返します。林床 にカタクリの実・ツクバネソウ・ホウチャクソウ・ササユリの蕾・咲き始めたばかりのトリアシショウマ。 |
咲き残りのタニウツギ・ヤマツツジが彩る。やがて頭上が開けると頂上台地の一角に到着です。 直ぐに中島方面への親水古道分岐。分岐を見送れば笹原広がる天竺坂。笹原から潅木帯に 分け入り実りのサンカヨウ・咲き終わりのコバイケイソウ・咲き始めのバイケイソウ・ミヤマカラマツ |
イチイの根元には可愛いお地蔵様。お地蔵様を過ぎれば小さな祠と三等三角点建つ銀杏峰 山頂。先客は一組4名、挨拶がてらオオヤマレンゲの情報を聞くと小葉谷コースで咲いていた そうです。しかも食事後案内して頂けるそう。急いで昼食を済ませ皆さんの後に付いて部子山 |
を正面に望みながら笹原を歩くと蕾のオオヤマレンゲ見っけ。更にイブキトラノオ・蕾のシモツケ 咲き始めのハクサンフウロ・コバイケイソウ・ニッコウキスゲ等の花畑。此処を極楽平と呼ぶそう。 やがて1400m地点からは激下りが始まる。一分も降らない内にオオヤマレンゲを発見。僅かに |
二・三輪咲くだけだがそれだけ貴重な花だ。お目当ての花を見られただけで大満足^^)この先は 何度も補助ロープに助けられ慎重に激下る。それでも二度程尻餅^^)1100mには大きなブナ。 此処迄下れば随分と傾斜が緩む。沢音が聞こえると最後の激下り^^)無事に降り立てば鉱山跡 |
石垣。山名の由来に成った銀鉱山跡だろうか?もう林道は直ぐ下だ。無事に降り立ち、お礼を 述べると折角だから車に乗りなさいと仰る。一旦お断りするが是非にと進められ同乗させて頂く お陰で炎天下での4kmもの林道歩きを免れました。本当に有難う御座います。下山後は大野 から池田町へと走り、渓流温泉"冠荘"で汗を流し、敦賀で夕食を済ませ夜叉ヶ池へと向かう。 |
銀杏峰山頂から(クリックするとYou Tube) |
オオヤマレンゲ:銀杏峰の花達 画像クリックで拡大・縮小・移動:閉じる時も画像をクリック。 |
|