越中八尾"おわら風の盆"と秋色に変わる立山

山行日 2014.9.3-5(水)曇のち雨
山域 立山連峰:富山県立山町芦峅寺
コース 室堂ターミナル(60分)一ノ越(60分)雄山(20分)大汝山(15分)富士ノ折立
富士ノ折立(30分)大走り分岐(50分)雷鳥沢(20分)雷鳥荘泊(30分)室堂ターミナル
標高差 標高差:約580m
総歩行時間 約5.0h(含む撮影&食事・休憩)
   
富山駅構内ポスター
風の盆演舞
風の盆町流し

9月1日〜3日は以前から見たかった越中八尾"おわら風の盆"仕事の都合で最終日の3日なら行ける。
折角富山で泊るので翌日に立山へも行こう。夜通し踊る"風の盆"だが流石にそんな時間迄付合い切れ
ないが、胡弓が奏でる哀愁を帯びた"おわら節"と静かだが力強い男踊り、優雅な仕草の女踊りを楽しみ

アルペンルート往復チケット
富山地鉄に乗って
立山ケーブルカー

深夜富山のホテルに戻ります。翌朝、一番の地鉄の予定がやっぱり寝過ごした^^)次の07:11発の立山
行きに乗車し、立山ケーブル・高原バスと乗継。山麓は晴れていたが天狗平を過ぎると辺り一面ガスに
包まれる。室堂ターミナル09:45着。気温は15℃と低い。幸い雨は降ってないが雄山等はガスの中。

称名の滝
室堂玉殿の湧水
一ノ越へ続く遊歩道

高山植物咲き残り、草紅葉も始まった石畳の遊歩道を歩き一ノ越を目指す。前方から聞こえる賑やかな
声は数十人の学生達。聞けば愛知からの中学生だ。暫く後を付いて歩いていたが、付き添いの先生が
気付かれて先に進ませて貰った。未だ残る雪渓を横切って九十九折にと続く石段を登ればガスの中の

雪渓を渡って
一ノ越
山頂方面はガスの中

一ノ越。吹き抜ける風が冷たいのでジャケットを羽織る。見上げる雄山はガスの中。暫くすると追い
抜いた学生達が大挙して登って来て一気に大混雑。押し出される様に雄山へ向けてザレ場ガレ場
続く斜面に取り付く。既に下山される多くの登山者と擦れ違い、小さな祠が建つ三ノ越を過ぎた頃、

振り返って見る一ノ越
雷鳥の雛
ガスの中の社務所

ガレ場に雷鳥の親子発見。雛とは言えぬ程大きくなった子。今季初の雷鳥を10分程もデジイチで
追う。やがてガスの中に建物が浮かぶと直ぐに一等三角点と雄山神社建つ山頂。こんな天気でも
沢山の登山者で賑わってる。直ぐ目の前の本社神殿もガスの中。社務所横で昼食中再び大挙して

意外に多い登山者
中学生で大賑わい
雄山山頂の鳥居

学生達が到着して大混雑^^)急ぎ食事を済ませ早々と大汝山へ向かう。鳥居手前の縦走路口から
濡れて滑り易い岩場を下り、緩やかに登り返せば大汝山頂。立山連峰最高峰(3015m)だ。本来は
360度の展望も今日は視界僅かに数十m。早々と山頂を辞して休憩所脇から次の富士ノ折立へと

大汝山へ
大汝山山頂
大汝休憩所

向かう頃、ついに雨が降って来た。急いでザックカバーと雨具を装着してザレ・ガレを慎重に下る。
視界が悪いので富士ノ折立のピークはパスして真砂岳との鞍部へ続く実に高度差250mもの急坂を
慎重に下ります。徐々に高度を下げるとガスが切れ始め、少し秋色に変わり始めた室堂平が見えて

富士ノ折立
室堂平
真砂岳越しに剣岳が

来た。更に下ると右手に残雪の内蔵助カール。その上に真砂岳・内蔵助山荘も見え始めたので
剣岳が雄姿を覗かせると思い暫く待機。10分近く待ったのか?ついに剣岳がその雄姿を現した。
一瞬の出来事だったが来た甲斐が有った^^)更に内蔵助カール越に後立山の稜線も僅かに覗く。

内蔵助カールの向こうに
大走り分岐
大日三山を望みながら

良かったのは僅かの時間、再び雨が降り始めたので鞍部の大走り分岐から下山しよう。真正面に
大日三山を望みつつザレ・ガレのトラバース道を雷鳥平に向けて下れば小さな九十九折の急坂。
ザレて気を使う。雷鳥平迄標高差で概ね500m以上も這松帯に沿って下ります。単調な下りもイワ

雷鳥沢へと下る
草紅葉始まる
河原を歩き

ギキョウ・ミヤマアキノキリンソウ・ミヤマカラマツ・ヤマハハコ・タテヤマリンドウ・タカネツメクサ・イワ
イチョウ等に何とチングルマも咲き残っててビックリ。最後はゴロタ石転がるの河原を下り、剣岳に
続く雷鳥坂に合流し、称名川に架かる橋を渡れば雷鳥平野営場。流石に今日のテントは僅かに

称名川を渡ると
雷鳥沢テント場
雷鳥平へ向かって

数張り。時間は未だ14時半。此のまま下山も可能だが、折角の山のいで湯だし明日の雨予報が
外れる事への一縷の望みに掛けて雷鳥荘へと濡れて滑る石畳を上がる。途中で今は通行止めの
地獄谷歩道の分岐を分けて石段補修工事の脇を上がれば雷鳥荘。宿到着は14時45分と随分

地獄谷歩道は通行禁止
工事中の脇を抜けて
雷鳥荘

早いが宿泊手続きを済ませて早速濡れた物を乾燥室に干しましょう。夕食は18時からだが有り難い
事に何時でも入れる天然温泉。部屋で荷を解き早速温泉にGO!!!^^)夕食は稜線の山小屋に比べ
ジンギスカンも出る豪華さ^^)勿論生ビールで乾杯。同席の方との山談義に話が弾み楽しい夕食と

天然温泉
雷鳥荘食堂
結構豪華な夕食

成った。因みに一人は三田からで、もう一方は和歌山からとか。明日の天気回復を願いつつ21時
頃には就寝。やはり鼾で良く眠れない^^)それでもウトウトしてて気付くと午前5時前。寝起きがてら
温泉に浸かろう。風呂場の窓には強い風に煽られた雨が叩き付ける。やはり予報通り風雨が強い

剣岳点の記スタッフの寄せ書き
春を背負ってのTシャツ
春を背負ってのロケ写真

悪天候の様だ。バイキングでの朝食後、部屋に戻って雨具以外の荷物のパッキングを済ませます。
室堂始発の立山行バスは8時だがそう急ぐ事も無い。食後のモーニングコーヒーを談話室でゆっくり
楽しみ、次の8時40分発のバスに間に合う様に世話になった雷鳥荘を後にする。小屋の傍に立つ

ガスと強風の雨の中を
土砂降りの中
室堂ターミナル

吹流しは千切れんばかり。横殴りの雨と風の中を濡れた石畳の遊歩道をUp:Dowan。エンマ台
みくりが池温泉・ミクリガ池と辿れば室堂ターミナルは直ぐそこ。こんな天気でもターミナル駅は
行き交う人手賑わってる。高原バスの発車迄に手早く雨具を片付けトイレを済ませてバスに乗り

バス待ちの列
立山ケーブルに
富山地鉄立山駅

込みます。弥陀ヶ原迄高度を下げるとガスは切れるが相変わらずの大雨。更に立山ケーブルに
乗り継ぎ富山地鉄:立山駅に降り立ったのが09:50。此処で同室だった和歌山の方とは再会を
期してお別れです。10:12発富山行に乗り込み富山へ。何と富山市内では雨が止んでいた^^)

越中八尾おわら風の盆と立山点描

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おわら風の盆:町流し
おわら風の盆:演舞のYou Tubeへ おわら風の盆:町流し

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雷鳥 山崎カール越しに室堂平 真砂岳越しに剣岳
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