夏の北アルプスを諦めて・・・ 東稜ルートで石鎚山(1982m) |
瓶ヶ森林道から望む石鎚山 |
剣山下山後、その足で徳島道・松山道と乗り継ぎながら走り抜け、いよ西条ICを降りて西条市内で夕食。 R194を南下し寒風山トンネルを越えた道の駅"木の香"で車中泊。昨夜の睡眠不足を補う様に爆睡だが 早朝の寒さ^^)で5時前に目覚めた。朝食は土小屋でって事で早朝の瓶ヶ森林道へと旧道を駆け上がる。 |
寒風山登山口前Pには数台の車。早いですね。早朝の林道でご来光を眺め雲海に浮かぶ石鎚山を眺め 午前6時には土小屋到着。早朝到着のお陰か駐車場は思いの外空いいる。お湯を沸かして温ったかい コーヒーでモーニングタイム。仕度を済ませ石鎚神社土小屋遥拝殿で安全登山を願って登山口に向う。 |
昨日と打って変わって青空が広がる。未だ朝早いので登山者は疎ら。シコクシラベ・ヒメコマツ・ダケカンバ ウラジロモミ・ブナ等の森を緩やかに辿り第一ベンチ、第二ベンチ。一息入れて次の第三ベンチに到着。 東稜ルートは此処から。丁度準備中の若者4名。聞けば初めての東稜ルートだそう。偉そうに経験者面で |
少しのアドバイス^^)先行する4人組を見送り少し間を空けて進む。 取り付きは第三ベンチ直ぐ傍からで 笹の斜面を登ると↑通行禁止の標識。右の踏み跡を辿り倒木を跨いだり潜ったり。急傾斜は笹や木の 根に枝等を掴みながら登ります。少し視界が開けるとウラジロモミやシコクシラベの原生林。腰の高さ位 |
迄ある笹原を泳ぐ様に登り高度を上げる。やがて眼上に岩峰連なる南尖峰に難関の矢筈岩のガリーが 望め、良く見れば右奥には天狗岳も。大きな岩を巻きひと登りすると右手に岩峰。此処は下部を左から 巻くと矢筈岩が目の前だ。矢筈岩直下に続く笹原は足下が見えないので掻き分けて歩くが、不用意に |
左に踏み出すと笹の下に地面が無いなんて事も!?慎重に足を運ぼう。見下ろす谷はイシヅチザサ茂る 急斜面。東稜ルート名物の笹滝。此処を登るには笹を掴みながら体を持ち上げる。足下は小石混じりの 粘土質。何とか登り切ればシャクナゲ林。左に南尖峰の展望台。白い岩肌には白骨樹、シコクシラベと |
イシヅチザサの緑。左手には深く落込んだ東谷。2m程もの大岩を乗り越し急な岩場を登ればドーンと 南尖峰。次に待ち構える難所はカニのヨコバイ。確かに高度感は有るが適当なステップに手掛かりも 多く、フリックス利く岩場で見た目より簡単に通過。更に4-5mの岩に挟まれた狭い急斜面を木の根や |
笹を掴んで攀じ登ると最後の難関南尖峰直下のスラブ、カニのタテバイ下に辿り着いた。最後カニの タテバイは右から左斜めに走るクラックに手掛りや足掛りを求め、最後は力技で強引に体を持ち上げ やっと南尖峰の頭に到着。処があれ程真青だった青空が次々に湧き上がるガスが辺りを覆い隠す^^) |
南尖峰から北へ5分も辿れば石鎚山最高峰の天狗岳。360度の大展望も湧き上がるガスで真っ白。 ガスの切れ間に垣間見える弥山には人だかり。未だ10時チョイですがブランチタイム。入れ替わり 立ち替わりハイカーが遣って来る。30分ばかり和むが一向にガスが晴れないので弥山に向かおう。 |
弥山直下の鎖場を登り切れば石鎚神社頂上社。お参りを済ませて山小屋で買った泡わで乾杯^^) 絶え間なく流れるガスは天狗岳・南尖峰等辺りを隠したまま。高速道路が混雑する前に下山しよ。 未だお昼前なので続々登って来る登山者と擦れ違いながら、三・二の鎖場の迂回ルートを下ると |
ヤマアジサイ・ミヤマノダケ・イワヒゲソウ・ミヤマトウヒレン・シモツケソウ・シコクフウロ・トゲアザミに タマガワホトトギス・ナンゴククガイソウ等々が咲いている。二の鎖場小屋は新設されてて休憩所に バイオトイレ完備だ。更に下れば成就・土小屋分岐の鳥居に降り立つ。此処から土小屋に向けて |
北壁ルートを辿り登山口へと戻ります。下山に辿る登山道脇にもナンゴククガイソウ・シコクフウロ・ コオニユリ・ハガクレツリフネ・ツルギハナウド・サワオトギリ・タカネオトギリ・ダイモンジソウ等が咲き 13時チョイに土小屋到着。往路の瓶ヶ森林道を戻り、瀬戸大橋経由でも渋滞無しで帰宅でした。 |
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石鎚山の花達
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