梅雨の晴れ間に!! 伯耆大山:弥山(1709m)

山行日 2005.6.13
山域 伯耆大山:鳥取県
コース 夏山登山口(10分)阿弥陀堂(50分)5合目
5合目(5分)元谷分岐(60分)8合目(25分)大山:弥山
大山:弥山(60分)元谷分岐(50分)大神山神社(40分)登山口
標高差 約940m
総歩行時間 約6.0h(休憩も含む)
 
大山:弥山から望む大山:剣ヶ峰
大山:弥山から望む大山:剣ヶ峰
  
夏山登山口 登山口 阿弥陀堂への分岐

漸く11日に梅雨入り宣言、平年に比べ5日程遅い宣言です。が、早速翌日から好天気の予報^0^)
折角の休みに好天の予報ならジッとしてられませんならば、何処かに出掛けましょう^^)そこでTaro氏は
始めてですが、私は10年振りの大山に出掛けます。中国道、落合JCTで米子道に乗換え、溝口ICで
降ります。桝水高原を抜け大山道を北に走ります。生憎、桝水から富士山型の大山の姿は見えません。

大山寺阿弥陀堂 1合目 2合目

大山寺近くの土産物屋で、昼食のおにぎり弁当を注文購入すると下山後のお風呂が、割引になります^0^)
その後、夏山登山口近くの空地に車を止めました。登りには最も一般的な夏山登山道を使い、下山には
元谷へ下る、行者コースを通る予定にしました。登山口から始まる、古びた石段を暫く登ると右手に
大山寺阿弥陀堂が現れます。此処阿弥陀堂は大山寺に現存する寺院の中では最古の建築物。
平安初期に創建後、室町末期に再建され本尊は仏師・良円の阿弥陀如来像で、建物、仏像とも国の

3合目 4合目 5合目

重要文化財に指定されています。阿弥陀堂に立寄り安全登山を祈願しました。登山道は2合目辺りまでは
段差の少ない石段ですが、2合目辺りを過ぎると新しく整備されては要る物の段差が大きくなります。其れでも
辺りは見事なブナの森で、陽に光る新緑が眩しいです。林床にはミヤマヨメナ、マムシグサ、ギンリョウソウが
咲きイワカガミの花柄が残り、頭上にはタニウツギのピンクの花が今を盛りと咲いています。所々登山道の

山の神 5合目から望む三鈷峰 6合目

ブナの大木が根こそぎ倒れています。2000年秋の地震の仕業でしょうか?やがて山の神が祀られている
5合目に到着です。此処からは東に三鈷峰の勇姿と、足元に元谷のザレた沢が見えています。此処から
少し先に元谷から登る、行者コースの合流点を見送り次第にブナの木が少なくなり、灌木帯に変わり
避難小屋が建つ6合目に到着です。小屋の前にはベンチもあり、休憩するには最適です。更に大山北壁の
稜線から元谷、遙か北には美保湾に伸びる弓ヶ浜の海岸線が薄っすらと望める絶景の場所です。

7合目 8合目 頂上台地の木道

いよいよ此処から8合目過ぎの頂上台地迄が、最もきつくシンドイ登りになります。傾斜は急で登山道崩落
防止の為に造られた、ネットに入った石段の段差が高過ぎる為、結構疲れます。更に追打ちを掛けるように
日差しを遮る樹木の背丈も低くなり直接日差しに晒されとても暑いです。暫く登ると段差の大きな石段は
終わりますが、石灰岩質の岩に小石が乗る滑り易い登山道に変わります。其れでも暫くで傾斜も緩み
8合目の標識を過ぎると、頂上台地の一角に辿り着きます。日差しを遮る樹木の背丈も低くなり直接日差しに

9合目 避難小屋と弥山山頂 山頂のステージ?

晒されとても暑いです。暫く登ると段差の大きな石段は終わりますが石灰岩質の岩に小石が乗る滑り易い
登山道に変わります。其れでも暫くで傾斜も緩み、8合目の標識を過ぎると、頂上台地の一角に辿り
着きます。此処から弥山山頂迄、植生保護の為に敷かれた木道がずうっと続いています。足元に麓では
既に散り終えたイワカガミが、見事な群生で見られます。9合目の標識からは山頂避難小屋や気象観測の
為の風車等が見えて来ました。此処迄来れば後僅かで弥山山頂です。既に沢山の登山者が思い々に

大山:弥山山頂から
大山:弥山山頂から
縦走禁止の標識 三角点越しの剣ヶ峰 元谷分岐

寛ろいでいます。弥山山頂からの展望は360度見渡せますが、今日は始終南側からガスが湧き
見えませんが、北側は島根半島や日本海が薄っすらと見え、最高峰である東の剣ヶ峰から大山北壁
ユートピア小屋、三鈷峰とグルリ見渡せます。一通り撮影後、少し早めの昼食を摂り、剣ヶ峰への
縦走路は2000年秋の地震で更に崩落が進み通行禁止になっていますが、弥山から少し先の
三角点迄足を伸ばし、崩落の進む剣ヶ峰の写真を撮影し下山に掛りました。6合目の避難小屋前で

行者コースの登山道 元谷出合 元谷

コーヒータイムとし、5合目手前の元谷分岐で行者コースを取り、元谷へ向います。此方も
以前に比べると、綺麗に整備されていますが彼方此方でブナの木が、登山道に覆い被さる
様に倒れ、登山道を寸断させています。其れでも辺り一面見事なブナの森です。下り
切ると元谷の河原に出ました。河原には沢山の砂防ダムが建造されています。元谷を渡り
対岸に出ると、林道に出ますが左の沢沿いの道を大神山神社に向かいます。大神山とは

大神山神社
大山の旧名だそうです。杉や檜の
大木の向うに立派な奥宮が現れ
下山の無事を感謝し石段を下りて
大神山神社本殿を過ぎ、古びた
石畳を抜け大山寺の前を通り
駐車場に戻りました。
不動明王から望む大山
元谷から仰ぎ見る大山北壁
元谷から仰ぎ見る大山北壁.中央:剣ヶ峰

大山で出逢った花達
ミヤマヨメナ
タニウツギ
ミヤマヨメナ(キク科) タニウツギ(スイカズラ科)
ギンリョウソウ イワカガミ
ギンリョウソウ(シャクジョウソウ科) イワカガミ(イワウメ科)
クルマバソウ ミヤマハタザオ
クルマバソウ(アカネ科) ミヤマハタザオ(アブラナ科)
アカショウマ ツクバネソウ
アカショウマ(ユキノシタ科) ツクバネソウ(ユリ科)
ダイセンクワガタ
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ダイセンクワガタ(ゴマノハグサ科)

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