ユートピアは花畑:大山・三鈷峰(1516m) |
元谷から望む大山北壁 |
梅雨時の低温で植物の開花が1週間〜10日程遅れていると聞く。例年なら梅雨明けの頃が ピークの大山ユートピアのお花畑を目指します。米子道蒜山SAで仮眠。翌早朝、登山口の 大山南光河原Pに6時半着。支度を済ませ大山橋を渡り大山寺から大神山神社へと向かう。 |
早朝の大山はガスの中、既に気温24-5℃と蒸し暑い^^)旅館街の石畳を歩けば辺りは学生達で 賑わっている。夏合宿なのだろう?大山寺前を左折日本一長いと言われる自然石の石畳を緩や かに登り、大神山神社へ向かいます。因みに石畳は500m程続いています。辿り着いた大神山 |
神社で安全祈願のお参り後、右裏手から元谷方面へ進みます。神社裏手には沢山のソバナ咲き 鬱蒼とした森の林床にはヤマジノホトトギス。やがて下宝珠越との分岐に出合左折、僅かに登れば 治山林道に出る。林道の向こう側に下宝珠越登山口。登山口から稜線迄は思いの外、急勾配だ。 |
林床を飾るのはエゾアジサイ、ノリウツギ等の花々。ブナ混じりの森は何時の間にやガスに包まれ 幻想的な雰囲気だが、何分湿度が高く風も無いので既に汗びっしょり^^)登山道は稜線に近づくに 連れ益々傾斜を増すがブナの新緑で癒される。前方に大きくて重そうなザックを背負った登山者。 |
荷物の大半がカメラ機材の様だ。登山口から喘ぎながら登る事、30分弱で下宝珠越に到着だ。 相変わらず辺りはガスに包まれているが、徐々に朝日が射し込み始め随分と明るくなって来た。 暫しの休息後、宝珠尾根を南に向かって歩きます。中宝珠迄は小さくup:downしながら、徐々に |
高度を上げますが、ブナの森の中なので陽射しを遮って呉れるので有難い^^)林床にはホツツジ シロバナソバナ、イワガラミ、ヤマツツジ、アクシバ、ダイセンオトギリソウと結構花が咲いている。 中宝珠を越えると急な下り道、下り切れば通行止めになった中宝珠越分岐。今度は上宝珠越に |
向かって崩壊地脇のザレ場を登る。山腹をトラバース場所ではシモツケソウが咲き始め、ロープ 架かるザレ場、濡れて滑り易い岩場を何度か登ると、崩壊地脇の岩場に辿り着く。見上げる大山 北壁は厚いガスに包まれて全貌が望めない。岩場を過ぎると直ぐに上宝珠越。下りは此処から |
元谷の砂滑りを下ろう。見上げれば右にユートピア避難小屋が見え、三鈷峰には登山者の姿も 確認出来る。此処から山腹を横切りますが、ザレ場を2-3度横切り、潅木の下を潜る様に進む。 潅木を抜けると稜線に飛び出した。何時の間にか綺麗な青空が広がっている。先ずはお花畑を |
通り避難小屋へ向かいます。辺りはシモツケソウのピンク、ナンゴククガイソウの青、コオニユリの オレンジ、オオバギボウシの薄紫、シコクフウロの薄ピンクと正に花のユートピア^^)小屋前で随分 早い食事を済ませ、回りのお花畑で写真を撮りながら三鈷峰へと向かいます。先程の分岐へ戻り |
潅木の中を進むと、左手は無残な崩壊地。崩壊地脇を慎重に登ると三鈷峰山頂。振り返れば 早くも大山北壁に再びガスが降りて来る。名残惜しいが下山しましょう。再び上宝珠越迄戻り 元谷へと下ります。少しの間段差の在る急な下り、下り切ると元谷に降り立つ。さあ、準備した |
ビニール袋を足元に被せ砂滑りを下ります。一歩踏み出せば正に砂滑り^^)一気に2mは下る。 あっと言う間に小堰堤迄降りてしまった。もう少し滑って居たかったな〜^^)後は堰堤を2つ3っつ 越えて大神山神社、大山寺、南光河原Pへと戻る。下山後は参道の"みせん荘"で入浴でした。 |
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大山ユートピアから180度(クリックするとわいどびゅう) |
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