四万十川源流点の山:不入山(1336.1m) |
山行日 | 2010.5.29(土:晴) |
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山域 | 四国カルスト:高知県高岡郡津野町 | |
コース | 源流の碑登山口(15分)源流点(15分)ウラ林道分岐(60分)槙尾根 槙尾根(15分)不入山(60分)ウラ林道分岐(15分)源流の碑登山口 花を捜し撮影しながらです。時間は参考程度に!! |
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標高差 | 約350m |
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総歩行時間 | 約4.0h(含む散策:休憩) |
南麓の船戸集落から望む不入山(いらずやま) |
6月から土日祝日通行料1000円が3000円になる本四架橋。ならばその前に四国へ行こう^^) が、直前に料金見直しの延期だって!?でも、計画通り実行だ。同行の希望が四万十川方面。 じゃあ、四万十川源流の山"不入山(いらずやま)"に登ろう。深夜山陽道から瀬戸大橋を渡り |
高松道:高知道と乗り継ぎ土佐PAで朝迄仮眠。7時過ぎ目覚め軽く朝食後、登山口の津野町へ 道の駅"布施ヶ坂"で名物山菜入りの寿司を買い、布施坂トンネルを抜けると四万十川源流点の 案内標識。標識に従い船戸の集落を抜けます。狭い道路を走り四万十川源流センターを左手に |
見送り暫く走ると源流点へ2.5kmの標識。左折して辿り着いた源流点登山口には既に5台の車。 車を路肩に駐車して登り始めたのが9時半頃。登山口から一歩足を踏み入れると滴る様な苔の緑 溢れんばかりの木々の緑、滔々と流れる綺麗な水^^)足下に咲く花は少ないがそれでもヒメレンゲ |
ホウチャクソウ、オウギカズラ等が咲いています。鬱蒼とした森の中ですが登山道は意外に明るい。 登山道脇には新しいのや古びた標識が沢山建っている。やがて15分少々登れば源流点の標識。 この流れが最後の清流と言われる四万十川の源流点。想像していたより随分と水量豊富ですよ^^) |
此処が196kmの大河の始まりなのですね。此処で暫し休憩しながら源流の水を飲んで見ましょう。 勿論、冷たくて美味い。持って来た空のペットボトルに詰めて先に進みます。この先では苔生した 岩ゴロの沢を登り詰めます。15分少々登ればT字分岐。左は山頂へ直行道。右はウラ林道への道 |
少し遠回りですがウラ林道方面へ向かいます。ウラ林道へは山腹を反時計周りに回り込む様に続き 下草の笹が刈り取られています。所々に見える鮮やかな朱色のツツジはヤマツツジ?かと近寄ると 雄蕊が10本有るのでトサノミツバツツジですね。途中一ヶ所展望が開け、鶴松森、その奥に風車が |
乱立する"風の里公園"が垣間見える。緩やかにup:downしながら山腹を巻き、急斜面を下ると 林道との分岐。此処を左折すれば山頂方面です。この先更に分岐。左は幽玄コース、右へは 槙尾根コース。此方がオススメ!と書かれているので槙尾根コースへ向いましょう。この先、四国 |
カルスト山系らしく石灰岩点在する岩屑の急坂。辺りはシャクナゲ林に木肌美しいヒメシャラが 混じり、苔生した木の根道や岩尾根が続きます。高度を上げればシャクナゲの花が数多く咲き 更にブナの木が混じり始め、槙尾根の名前の由来にもなった高野槙が点在する。一度緩んだ |
登山道も再び急坂に変わり、倒木や巨岩の間を縫う様に登ると一等三角点建つ不入山山頂。 北東には頂上部が無残にも削られ白く光る鳥形山。その奥に石鎚山系がシルエットで見える。 南側には山麓の船戸、鈴ヶ森等の四万十上流域の山々。少し早いが名物の山菜入りの寿司を |
頂きます。不入山は旧土佐藩の御留山、立ち入りが制限されていたので"いらず山"と呼ばれる。 槙尾根はGWの頃のアケボノツツジに始まりヒカゲツツジ、トサノミツバツツジ、シャクナゲと、時期を ずらしながら咲くそうです。下山は山頂の祠の前から源流点に向って下ります。初っ端から草付き |
の急坂下り^^)二ヶ所程トラロープが架かっています。でも急坂も長くは続きません。やがてブナや ヒメシャラの森から抜けると180度方向転換、一気に傾斜が揺るみ山腹を巻きながら涸れ沢を渡り 苔生した道に変わるとウラ林道分岐に戻って来ました。此処から源流点へ戻りますが、折角なので |
大河の最初の一滴を捜しましょう^^)10分程下れば右手の沢から水音が聞こえて来ます。登山道 から外れ、小沢に降り立つと岩の間から水滴が落ちています。此処が最初の一滴なのですね^^) 此処から僅か5分も下れば源流点標識。此処でコーヒーブレイク^^)勿論、源流の水を使います。 |
30分近くのコーヒーブレイク後、登山口へと戻ります。下山時二組の観光客?に出会いましたが 結局下山迄、三組6名の方と出会っただけの静かな山行でした。で、今宵の宿は四万十川川畔 天満宮前キャンプ場。テント設営後、汗を流しに16km程離れた"松葉川温泉"でマッタリでした。 |
不入山山頂から石鎚山系を望む(クリックするとわいどびゅう) |
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