日本一危険な国宝?:三徳山三佛寺・投入堂 |
山行日 | 2010.8.28(土:晴) |
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山域 | 中国山地:鳥取県東伯郡三朝町三徳 | |
コース | 三佛寺参道入口(5分)参詣受付所(5分)三佛寺本堂(1分)投入堂登山受付所 登山受付所(30分)文殊堂(10分)鐘楼堂(5分)観音堂(5分)投入堂(30分)参道入口 時間は参考程度に!! 2004年9月の様子 |
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標高差 | 約250m |
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総歩行時間 | 約2.0h(含む散策:休憩) |
遥拝所から望む三徳山三佛寺投入堂 |
同僚達と恒例の夏合宿(何の合宿だろう^^)行先は三朝温泉。初日は羽合海岸での海遊び。 その夜は温泉三昧^^)翌朝、日本一危険だとも言われる三徳山・三佛寺:投入堂へと向かう。 投入堂へは04年9月以来だ。以前は単独でも入山可能だったのが08年の遭難死亡事故を |
切っ掛けに、単独での入山や履物のチェック等々随分規制が強化されています。バス停前の 石段を登ると参詣受付所。受付で投入堂へは行くか聞かれます。行く場合には靴及び靴底の チェックをされます。先ず入山料400円を支払い両側に寺坊並ぶ石段を登れば三佛寺本堂。 |
本堂は平成23年度迄全面改修の為シートが被されている。本堂を右裏へ回ると登山受付所。 そう、登山なのです^^)此処でも靴及び靴底を確認されますよ。スニーカー履きの何人かの方は 断られ500円で販売している草鞋に履き替えさせられています。幸い同行のメンバー全員OK! |
志納金200円を払うと"六根清浄"と書かれた輪袈裟を貸してくれます。登山届けに入山時間を 書込み、さあ、出発しましょう。朱塗りの宿入橋を渡ると傍らに役行者像。此処三徳山を開山した 山岳密教の祖ですね。濡れて滑り易い岩の斜面を上がると十一面観音堂。その向こうに難所の |
かずら坂。前回と比べると明かに根元の土が流失している。手足をフルに使い根を掴みながら 登りましょう。下山時には要注意のかずら坂を登り切ると頭上に文殊堂が見えて来ます。第二の 難所が此処、文殊堂へと続くクサリ坂です。上部の岩場に太目の鎖が下がっているので両手を |
使ってバランス良く登ります。登り切った崖の上に文殊堂。文殊堂は室町時代後期の入母屋造 柿葺きで重要文化財。内部は非公開ですが堂回りの回廊を歩く事が出来ますが、幅は僅かに 三尺、しかも雨を流す為、外側に傾いていてスリル満点^^)今日は視界が良くて大山や日本海も |
望める。文殊堂から僅かに登ると地蔵堂。此方も重要文化財に指定されています。見下ろせば 文殊堂が足下に、更に登ると岩上に建つ鐘楼堂。鐘は3尺5寸(約1.15m)重さ800貫(約3t)もの 鐘。撞けば鐘の音が山中に響き渡る。さあ、最後の難所と言われる"馬の背牛の背"は細い岩の |
尾根道。馬の背牛の背を通り過ぎると納経堂その向こう、崖の窪みに建つは観音堂。観音堂は 江戸時代前期、鳥取藩主池田光仲によって再建されたお堂。観音堂を回り込めば元結掛堂。 元結掛堂の前を右手に回り込めば断崖絶壁に建つ投入堂(なげいれどう)。2度目の対面ですが |
その見事な迄のバランスで建つ投入堂には驚愕の思いを感じます^^)何でも言い伝えに因れば 役行者が三徳山を訪れた際、山麓でお堂を造り、その法力で掌に乗るほどに小さくして大きな 掛け声と共に断崖絶壁の岩窟に投入れたと言われ投入堂と名付けられたと言われています。 |
三徳山三佛寺文殊堂から180度(左に大山:中央は日本海) |
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