秋晴れに笹原を歩く:三嶺(1893.4m) |
山行日 | 2012.10.13(土:快晴) |
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山域 | 剣山系:徳島県三好市東祖谷山村・高知県香美市 | |
コース | 名頃登山口(35分)林道出合(60分)ダケモミの丘(75分)三嶺 三嶺(40分)ダケモミの丘(60分)平尾谷(60分)名頃登山口 花を捜し撮影しながらです。時間は参考程度に!! |
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標高差 | 約990m |
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総歩行時間 | 約7.0h(含む食事・休憩・花散策) |
R439"東祖谷山村・菅生"から望む三嶺 |
一度は歩きたいと思っていた三嶺(みうね・さんれい)。同行はikeちゃんと彼の愛娘コマちゃん。 何時もの様に夜の神戸淡路鳴門道を走り抜けて徳島道に乗り換え、美馬ICで降りてコンビニで 朝昼食を調達し"道の駅・貞光ゆうゆう館"で仮眠。翌朝、R438号線(通称:剣山スカイライン)を |
南下して剣山登山口の見ノ越を横目に奥祖谷方面へ。名頃ダムを過ぎると三嶺登山口は 近い。30台は止められる新しい駐車場。既にマイクロバスを含め10台以上は止っている。 トイレ前には名物犬?"シロ"が出迎えてくれた^^)林道入口左に新登山口の標識。以前は |
通行可能だった林道は災害復旧の為一般車両通行止め。新登山道は階段から始まる。 クヌギやコナラの雑木林は結構急だ。直ぐ伐採地に出るが登山道上空を索道ケーブルが 横断し、鉄塔横を登れば再び雑木林の中へ。辺りはミズナラにリョウブが混じるね。やがて |
作業林道に出合う。この林道は四ツ小屋谷の奥へと続いていて、林道終点からはダケモミの 丘へ繋がっているはずですが?登山道を分断する林道を僅かに歩けば再び登山口。直ぐに 尾根に乗ると鹿捕獲用の罠。此方の尾根は先程迄と違い緩やかに続きブナの木も混ざる。 |
真っ先に色付いているのはハゼノキだろうか?その奥に見えるのは剣山への縦走尾根だ。 ブナの尾根は小広くて緩やかに続き何処でも歩けそう。やがてダケモミ(ウラジロモミ)が現れ 防鹿ネットに登山道の注意書き。此れでもかって程のピンクのリボン。昨秋大量遭難騒ぎで |
設置されたのだろう。この辺りがダケモミの丘。もう少し歩けば立入禁止の黄色いテープに 駐車場への標識。此処が林道終点から繋がっていたが今は通行禁止の登山道ですね。 少し下れば旧登山道と合流します。帰路には此方を辿って下山しましょう。直ぐにヌタ場。 |
更に辺りのダケモミには鹿の食害から樹木を守る為のプラネットが巻かれ少々異様な光景 剣山系は此処10年程前から笹や樹木の食害被害が拡大してるそうなので仕方無いか? 緩やかな尾根を登れば真新しい標識。此処が昨秋大量遭難騒ぎの場所。確かに下山時 |
直進してしまいそうな屈曲点。しかも直進すると三角点から先に道は無く、急斜面が待構え 身動き取れないそうだ。因みに国土地理院の地図は此方を描いている。幾ら国土地理院の 地図だと言えども100%の信用は出来ないね。この先、少し斜度が増すが赤や黄に色付く |
ナンゴクミネカエデのトンネル。やがて樹林帯を抜けると展望が広がり、振り返れば紅葉する 木々の向こうに剣山・次郎笈がクッキリ浮かび、見上げれば赤・黄・橙に色付く彩りが青空に 映える。やがてロープ架かる岩場を過ぎれば青ガレと呼ばれるガレ場を登る。足下に広がる |
ミヤマクマザサに隠れる様に咲くのはリンドウ。日当たりが良く花弁がそっくり返っています。 ガレ場を過ぎればミヤマクマザサ生茂る急な斜面のトラバース。其処此処の鹿除けネットが 周りの景観を損ねているが仕方ないですね。大岩の真下に設置されたテキサスゲートを越え |
水場への標識を過ぎ少し登れば三嶺池畔。丁度、30名程の団体が降りて来ます。聞けば 山口からいらした団体。通り過ぎるのを待ってから山頂へと向かいます。辺りのコメツツジは 色付き始めたばかり、もう少しすれば燃える様に紅く染まるとか。代わりに見事に色付くのは |
ミツバツツジですね。登山口から約3時間で漸く二等三角点建つ三嶺山頂。先客は10数名。 山頂からは360度の大展望が広がり、東に剣山・次郎笈から三嶺に繋がる縦走尾根。西には 西熊山・天狗塚に、遠く石鎚山系が広がり、南に太平洋、北には瀬戸内海も確認出来ます^^) |
それ程広くない山頂で続々と遣って来る登山者で溢れそうなので三嶺池へ降りて、昼食は 山頂ヒュッテ近くで摂りましょう。折角なので途中でミヤマクマザサの笹原を通り抜け回り込む 様に進み頂上ヒュッテ横の岩上で見事な景色を肴に昼食です。1時間程和み名残惜しいが |
下山としましょう。頂上ヒュッテの内部は二階建ての立派な避難小屋。30名は泊まれそう^^) 下山はダケモミの丘迄来た道を戻ります。山ガールを始め数組の登山者が登って来ますが 今夜は頂上ヒュッテに泊まるそう。40分程下れば新登山道と旧登山道分岐のダケモミの丘 |
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旧登山道は下草も無く荒廃気味、表土が流失してるので踏み跡は薄い。唯一ピンクリボンが 要所々ぶら下っているので追い掛けながら下ります。所々に木製の階段道が残るが沢沿いは 崩壊している。30分も下れば林道?に出合うが此処も崩壊していて迂回路を使います。更に |
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10分程下れば林道に降り立つ。此処が旧登山口ですね。丁度、山頂直下からご一緒して 山頂へ向かった鳴門の方とバッタリ^^)この方は当方とは全くの逆ルートだったのにね。再び 一緒に残り2kmの林道歩きで下山。下山後の楽しみは"剣山木綿麻(ゆうま)温泉"でした。 |
三嶺山頂から剣山方面(クリックするとYou Tube) |
三嶺山頂から石鎚山方面 |
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